長男が小さい頃、仲良しお母さんグループができた。
地方出身のお母さんも数名いて慣れない子育てに頑張っていた。
熱心に子育ての本を読んで勉強しているお母さんの集まりだった。私はあんまり興味なかったが自分も勉強している!と見栄をはりたい部分もありーの話についていきたいのもありーの薦められた本を何冊か読んだ。
そのうちの1人のお母さんが叱らない子育てなるものに傾倒していた。
とても詳しくて、熱心にその子育て論について語るが全然いいと思えなかった。
それは子供が二人とも人一倍暴れん坊だったからである。なんの子育て論も勉強してないお母さんが育てても普通にしないんじゃなかろうかということばっかするし、さらにそれをおこらないからびっくりした。
人に迷惑かけても叱らない。お母さんはごめんね〜とか謝るけど。
子供が乱暴だから悩んでこの育児論にたどり着いたのか、この育児論の実践方法が悪いから親を舐めて乱暴になったのか‥それはわからない。
「私はなんでも子供に学んで気づかせるの。しつけっていう言葉自体嫌い。例えばその先に沼があって気づかなくて落ちたとしても、そこから命の危険性に自分で気づけばいいから私は注意しない。」
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
命に関わることは教えてあげようよ〜。と思ったけど、その時の私はなんせ子育てに自信がなかった。
勉強して自信満々の彼女のいうことにそんなもんなんだろうか…私も子育て論の勉強をすべきなんだろうか…と思っていた。
なんせ子育ては先が見えない。大きくならないと答えが出ないし、何が直接関係してそう育ったのかもわからない。
自信のない私は、そのお母さんの「みんな叱らない子育てをすればいいのに!」という言葉や、私の子供と私の接し方を叱らない子育ての考え方から分析してその声がけは間違い。と言われるとグラグラ揺れて不安になった。
この時明らかに彼女と距離を置かないといけなかったのに、なんか知らないけど踏み込んで付き合えばみんないい人で仲良くなれる!と思ってさらに近寄っていた。子供が産まれてすぐ田舎への転勤で、グループで遊んでいたしせっかく知り合った人達との関係を失いたくないという思いも強かったのかも。
二男が産まれて友達と連れ立って外に遊びに出かけた日、長男がずっと私の横にいて促しても遊ばなかった。やれやれ‥と思って帰ったら。長文のメール。
今日長男くんお母さんのそばから離れなかったでしょう。あれはね、お母さんの愛情不足のサイン!!食事に気をつけている場合じゃないよ!(この時私と二男にアレルギーが出てたので食事に気を配っていた)食事作る暇あるなら食事なんてレトルトでもいいから長男を抱っこしてあげて。何やってるの!愛情注いであげて。
という内容。
うーん。今冷静になるとうちの子のことをそこまで心配してくれてありがとうとも思えるけど、あの時はきつかった…。
自分が子育てで大事にしてることを否定されたことも嫌だったし、何より自信のない私が、その時自分なりに精一杯育ててたのに子供が愛情不足だといわれたのが心を揺さぶりまくった。
その後、電話でメチャクチャ言い合いになりました💦
やめりゃーいいのに、その後お互いちゃんと言い合えたし‥みたいな感じで友情深まったフリして我が家で他のお母さんもよんで遊んだ時、叱らない子育てのお母さんの二男がおもちゃの金槌で新しい冷蔵庫をガンガン叩き出し、数箇所凹みが…
お母さんはびっくりしてそんなことしちゃダメよ〜と優しく言ったらその子は拗ねて布団に潜り込み出てこない。へたり込んだお母さんは、怒られ慣れてないから拗ねてる…私はね、子供がやっちゃったら謝るしかなくてどうしたらいいの〜っと嘆く。ほんとどーすりゃいいんだろね
私がその子にいいよとは言えないと言ったら、その中のグループのリーダー格の叱らない子育てに理解あるお母さんがうちもよくもの壊されてるけどそうは思わないって、その前の子供のやり取りで私の子供たちへの声がけが悪かったからあの子は冷蔵庫を叩いたのもある。あなたとは縁切らせてもらうって言われてそのグループの人たちとは付き合いがなくなってしまった。ま、じ、で!?全然自分の当たり前の意見が通らない。
この場にいなかったグループのお母さんにもこの後mixi(この時mixiが流行ってた!)友達外されててびっくりした🫢1人だけ私との付き合いを切らないで私を慰めてくれた。
うーん、今もしこの時の私に言えることは、子育て自分が心で違うと感じることは違うの。勇気を持って問題が生じる前に考え方が違う、自分が違和感を感じるお母さんからは離れましょう。言い争う必要もない。腹を割って違和感についてどうこう話す必要もない。
それにどんなに自分の子育てを否定されて不安でその人のいうことを聞いて子育てしても、誰も責任とってはくれません。自分の子育ては自分の責任!自分が後悔のないようにさえすればいい。後、いい悪いじゃなくて、ものを壊す系の子供はトラブルの元なので家では遊ばず外で遊びましょう。やっぱタイプがあるのでね。その子が悪いわけじゃない。
大人になってもこんな目にあうなんて…不甲斐ない、情けないと思いましたが、この時離れず私を支えてくれたお友達は今でもかけがえのない友達です。
風の噂で、今度は違うお母さんを気に入らないとグループからはみったとか…。やっぱりそういう集まりなのかなと。
たくさん本を読んで知識はあって頭でっかちだけど誰もそれを実践できてないグループだったのかなと思います。私も含めて。
あの叱らない子育てで育った子がどう育ったのかちょっと興味あるけど…。
その後別に子育ての本も読まず、勉強もせず…時には疲れ果てたり自分が枯渇して愛情をかけれなかった時もあっただろうけど、子供達にずっと愛情は持って育ててきた!
子供達はしっかりそれぞれの個性を伸ばして育っている。
あの時の私に大丈夫だから安心して!そんなに不安にならないでも子供達はしっかり育つよ!って教えてあげたい。