馬と詩とありのままの心❤ -3ページ目

馬と詩とありのままの心❤

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60歳の飴玉


もう還暦になるというのに

涙が止まらなくなった午後


ずっと自分の人生の謎を

拗れて捻れた心の理由を

探して彷徨ってたどり着いた


謎が解けて

ピースがはまって

世界が大きく広がったんだ


そこに喜びは湧き上がったか

悲しみに覆われた空は晴れたか

今 私は 愕然としている


この清々しい世界を行ける喜び

生きる希望と不安

まるで再び生を受けたかのよう


しかし振り返れば

消すことのできない過ちと

傷つけてきた人々の驚く顔と

寄り添ってくれた優しい人々の

空を切った言葉たち


頑張っていたのにダメだった自分

気付くのに60年もかかってしまった自分

やっと理解して泣いている自分


そんな私に

おんおんと泣く私の口に

飴玉を入れてあげる


泣き止むかな?

泣き止むと良いな

笑って欲しいな


それをやってくれる人がいなかった

幼い私の為に

今大きな飴玉を含んで

微笑むその時をじっと待つ


  かっぱぶいこ

「あの日」


おんおんと泣いているのだ

ただ おんおんと

泣いているのだ

悲しみごと胸に抱き抱え

一歩も進めず

花々を膝で薙ぎ倒し

うずくまり 

暮れもせず

明けることもない その日を

ただ おんおんと

おんおんと私は泣いている


      かっぱぶいこ

朝のカフェで時間があったので、10分で詩を書いてみた



「私」

光の粒が集まる朝に

必死で手を伸ばす

でももう遅いのだ

闇が私の足先から

胸の上まで浸食して

そこには手が届かないのだ

11秒を絶望し

じりじりと ただ

沸き立つ時間が

残りの私を焦がしていく

悶え悶えた中身と

干からびて固まった皮


     かっぱぶいこ