馬と詩とありのままの心❤
還暦誕生日のうた 4/4当日
無事に還暦を迎えました。
ここで出会った全ての皆様に感謝申し上げます。
「深呼吸」
風に吹かれて
60年の空気を
胸いっぱいに吸い込む
心に浮かぶ 総ての
光景と情景
目が映した
注視した
外に広がる
深く沈み込む
意識のかたち
移ろいの影
光と闇
駆け抜けてきた
くぐり抜けてきた
集めてきた
重ねてきた
溢れんばかりの透明
それは私の体内で
大きな受容体に流れ込み
ひとつ ひとつの
事象が 想いが
記号のように分解され
素粒子の粒になって
光に反応し
60年前の結合に戻る
ゆっくりと吐き出した
一筋の風は
あたたかな愛を纏って
森羅万象のエネルギーに
昇華して行く
かっぱぶいこ
還暦誕生日のうた 4/4前日
「10体のかっぱ」
脱皮出来ずに干からびる
成長できずに干からびる
皿から水尽き干からびる
岸に上って干からびる
自分を追い込み干からびる
栄養足りずに干からびる
言語化出来ずに干からびる
皮外見えずに干からびる
馬に蹴られて干からびる
干からびたかっぱを集めて
金の額縁で飾って
美術館の片隅に展示する
素通りする人
涙を拭う人
手を合わせる人
眉を顰める人
近寄って細部を鑑賞する人
腕組みして引で見る人
感動する人
解説を読む人
戻って来て再び立ち止まる人
作者を確認する人
1965〜
かっぱぶいこ
還暦誕生日のうた3/4
「2冊の本」
図書室に忍び込んだ
そしたら自分にそっくりな
絵本があった
かっぱのめだま
夢中で読んだ
感動した
やっぱり自分は人間と
仲良くなって
いつか人間になる
誓った一冊だった
でも最近
もう一冊の
大切な本に出会った
人生を一変させる本
生物学図鑑
その本で知った
自分がかっぱだって事
かっぱと人間は
一緒ではないということ
色々な機能が違うらしい
薄々感じてはいた
いや、知っていた
でも意識したことがなかった
生物図鑑をきっかけに
たくさんの本を読み漁った
忍び込んだ図書室で
時も忘れて
かっぱぶいこ

