こんばんは🌙

間に合うかどうか際どいところどけど、帰りに映画にしてはを観に行くか迷っているいちかです。

よろしくお願いします(,,ᴗ  ̫ᴗ,,)

早速ですが-
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『蟲』

ナゴヤキネマ・ノイ 98分



🦈開幕のぐだぐだ🐊

「りーりー、私はコオロギ🦗」
「これからいちかん家のレオパちゃんたちのごはんになるの」
「こんなふうにね・・・」


ということで、数々の怪作を世に放ってきたチェコの宮崎駿的巨匠ヤン・シュヴァンクマイエル監督の最後の作品(予定)を、初めて訪れたナゴヤキネマ・ノイで

観てきたよ!

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( ; ・`д・´) ヤン・シュヴァンクマイエル監督って実写とストップモーションアニメを組み合わせた、ぶっ飛びまくったヤベえ作品の数々を発表してきた人だよね・・・

それでは早速おっ始めていきます!


🦈ダメログ的あらすじ🐊

オープニングクレジットでキャストやスタッフの名前が表示される合間に、何故か無数のゴキブリが蠢く映像を挿入するという変態的演出で、いきなり視聴者をふるい落としにかかる本作。

苦手な方はこの時点で席を立ってもおかしくないわけで、8割ほど埋まっていた場内から一体何人が退出するのか・・・

わたしははらはらしながら見守っていたが、事前情報で注意を促していたことも功を奏してか

誰一人席を立つことがなく、わたしはほっと胸をなでおろした。

いや、そもそも平日の真っ昼間から巨匠の最後の作品を観に集ってきた強者たちである。

皆、覚悟と面構えが違うのだ。

これはわたしも気を引き締めねば・・・

そんなことを思っていると、何やらスタジオらしき場所で忙しそうにわちゃわちゃと動き回る人々が映し出されていく。

本作は、戯曲“虫の生活”の公演を目前に控えたアマチュア劇団をえがいた物語ということで

てっきりリハーサルか何かでわちゃわちゃしているのかと思ったが、何やら様子がおかしい。
(°꒳°  )そうか、これはスタジオでこの『蟲』という映画を撮影している風景だ-

わたしは一瞬、同時に公開された巨匠のドキュメンタリー『錬金炉アタノール』

と間違えたのかと戸惑ってしまった。

そんなわたしのことなどおかまいなしに、スクリーンに映る一人の男が何やら語りだす。

どうやらこのお方がチェコ版宮崎駿的人物、巨匠ヤン・シュヴァンクマイエル監督のようだ。


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( ゚д゚)わんこ!

スタジオにわんこがいるの!?


そう、わんこがいるんだよ!

名前は忘れちゃったけど・・・

それはともかく、ヤン・シュヴァンクマイエル監督は

「僕はね、映画に整合性とか筋とかそんなものは求めていないし、どうでもいいんだよ」

というようなことをのたまう。
要約すると

「僕はね、ただ変態的な映像を僕の好きなように垂れ流したいんだよ」

ということだろうか?


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( ; ・`д・´)ただヘンテコなサメを出したいだけのZ級ダメ映画みたいなスタンスってことか?


とにかくさすが巨匠、常人とはかけ離れた天才ということなのだろう。

そうして始まった本編。

端から見たら変質者にしか見えない演出家兼コオロギ旦那役の男は主に
遅刻をかましてきた上に、セリフもまともに言えないフンコロガシ役のおじや
団員の中では比較的若いヤドリバチ(本編ではスズメバチと呼ばれていましたが、パンフではヤドリバチになっていました)にうつつを抜かすコオロギ婦人に
イライラが止まらない。


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( ; ・`д・´)全体的に端から見たら劇団事案なんだよなあ・・・


でも、そんな演出家もコオロギ旦那として舞台に立てば
人が変わったようににっこにこ!
「りーりーりーりー」「たららーたららー」と、実に見事なコオロギっぷりを見せてくれる。

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( ;  -̀ω-́)りーりーはともかく、たららー??


そんな劇団事案ではこの日-

「カット!!ちゃんと両の足を着いて着地しないときれいに見えないぞ!」
と、本編にまさかのNGシーンが組み込まれるなど、ところどころにドキュメンタリーがひょっこり顔を出してくる。
こんな一風変わった演出に、思わずにっこにこになってしまう場内の観客をわたしは見逃さなかった。
そんな感じで今度は無事に成功しつつ
「虫よ!!」
と、合間合間に本物の虫もちゃんと映しつつ、巨匠お得意のストップモーションもしっかり組み込みつつ
進行していく中で、一人
また一人と
何故か劇団員たちが姿を消していく。
はたして最後まで残るのは誰なのか?
このおじは一体何の虫役だったのか?
(パンフによると寄生虫だとか?)
そして最後にあなたは巨匠の言葉を耳にするだろう。

🦈『蟲』についてのぐだぐだ🐊


そんな感じで、巨匠の変態性がこれでもかと詰め込まれた、はちゃめちゃに摩訶不思議な映像体験ができる、まさに考えるな、感じろ!とでもいうような作品だよ

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( ; ・`д・´)これは・・・

もう何が何やらよく分からないはちゃめちゃっぷりで、気が付いたら終わっていてあっという間だったね・・・


思ったよりストップモーション要素が少なかったのは残念だったけど、それを補うかのような変態性の数々-

( '◠' ; )やはり巨匠、只者ではない・・・

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ストップモーションの撮影風景なんかもあったけど、意外と雑めっぽい?

『ストップモーション』のママだったら

ダメ出ししまくりそうな気がしちゃった。


そのくせ吐瀉物には異様なこだわりを見せるなど、変態性を存分に見せつけてくるというw

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速報ニュースを読んだだけで、なんの前情報もなしで観に行ったからさ、ドキュメンタリー部分が挿入されるのも意外だったよね。

構成もかなり独特だったしさ。


てか、本編にNGシーンを組み込むって

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純国産Z級ダメ映画『サメお』


でも、同じようなことしてたじゃん?

(思わず笑ってしまってNGになってしまったシーン)

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( ; ・`д・´)つまり、『サメお』は巨匠クラスの大物ポテンシャルを秘めているということか・・・


( '◠' ; )実際あれはガチでヤバすぎる超絶ダメ映画だったもんなあ・・・

『サメお』の監督も

(これはセリフ間違えNGシーン)

もう少し歳を取ってメガネをかけて豊かなヒゲをたくわえれば完全に巨匠だよなあ🧔🏻

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(*´・д・)歳はともかく、何でメガネとヒゲ??


そらあ巨匠といえば豊かなヒゲのおじでしょうが。





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しれっとスピルバーグ監督とペンシルベニアのスピルバーグをいっしょにすんなよ(  '-' )ノ)`-' )

あと、ポロニア監督はいうほど豊かなヒゲじゃねーよ。

そんな感じで、観ているうちに摩訶不思議ワールドに浸かって、何だかよく分からないうちにあっという間に終わってしまいます!

もし虫が苦手じゃなくて、観れる環境にお住まいでしたらぜひぜひご覧になってみてください!


小ぶりでかわいらしいサイズのパンフ


最後までありげーたーございました♡
良いお年を♡

Salut(サリュ)♡

(「 ΦДΦ)「 シャーク!!