お!なんかおもしろい服だ!
『綺麗な、悪』
🦈あらすじを適当にだらだらと🐊
雑踏の中を行く、一人の女。
やがて女は閑静な郊外に辿り着き

古びた洋館の前まで来る。
『バイオハザード』ならゾンビやらゾンビ犬やらが襲ってそうな雰囲気もあるこの洋館は、誰も人が住んでいないのか玄関は閉鎖されていた。
が、構わず女は中に足を踏み入れる。
中には雑多な物々がそのまま残されており、やや不安定ではあるものの電気も通っているようだった。
中でも目を引いたのは1枚の絵画と
「本当のことを話してください」
「でなければ、治療することができません」
女しかいないはずのそこに、誰かがいるのだろうか?
いや、誰もいない。
女が酔っ払い人形に手をかざすと、酔っ払い人形はゆっくりと頭を振り、足を振りながら口笛を奏で始めた。

どうやら酔っ払い人形はオルゴールのような、機械仕掛けのからくりだったようだ。
静かに鳴り響く口笛の音色は、明るいはずなのにどこか物悲しく聴こえた。
女は酔っ払い人形に語りかけるように、自らの半生を語り始める-
- 女は8歳の時に家のカーテンに火を付けて、両親と兄弟だが姉妹だかが焼け死んだ
- 女は火で遊んでいたわけではなくて、どうなるかは分かっていた
- 全てを包み込み焼き尽くすあの火は“綺麗な悪”だった
- その後施設に預けられ、学校でいじめにあう
- 高校を中退し、Rというイケてる男と付き合う
- が、Rはおクスリでしょっぴかれる
- 友人の紹介で金持ちのボンボン息子と付き合う
- 子どもが出来て、ボンボンからプロポーズされ結婚する
- ボンボン宅でボンボンの両親と暮らすようになる
- かわいい女の子が生まれたものの、どう接すればいいか分からなかった
- おそらく義母から「どこの馬の骨とも分からない女と〜」ということでねちっこい嫌がらせを受ける日々(これは想像です)
- ボンボンが浮気をするようになる
- ならばと自分も浮気をするようになったら浮気を疑われ、暴力を振るわれるようになる
- 暴力の現場を娘が遠くから眺めているのを見て怒りが沸き上がる
- ボンボンの父親のねちっこい視線に気付いていたので誘惑し、肉体関係に持ち込む
- ボンボンの父にホテルの前でわざと嫌がるふりをし、その瞬間を友人に激写してもらう
- その写真をボンボン宅で一家の食事の際に叩きつけ、「お義父様が無理矢理・・・」とウソをつく
- ボンボン家、崩壊
- 翌日、ボンボン家を出て、ひとり暮らしをしながらスナックで働き始める
- しかし馴染めず、スナックを転々とするうちに仕事がなくなる
- 借金まみれ、督促状Welcome状態
- 個人で身体を売り始める
- それなりに繁盛し、順調に借金も減り始める
- しかし後ろ盾がなかったために、危険な客とエンカウントすることも
- 件のTが客として来る
- Tはこれまで見たこともないような恐ろしい男、まさに悪そのものだった
- 最初のうちは何ともなかったものの、やがてTは女の腕の骨を折ろうとしたり首を絞めるなど、陵辱行為を行うようになる
- 殴る蹴るは当たり前で、縛られて写真を撮られたりもした
- でも、どんなに酷いことをされてもちゃんとお金は払ってくれる
- Tは恐ろしくて仕方なかったが、Sさんという身体の相性バッチリな客がいてSさんが救いになっていた
- Sさんならお金いらない!とにかくSさんとセックスがしたい!
- 「それでも1万円は払うよ」by Sさん
- その頃、娘が金を無心しに来るようになるが、娘は見事に道を踏み外していた
- ある日のTから「君の娘を連れて来てほしい」と言われる
- どこで娘の存在を知ったのか恐ろしくなり、さすがに断る
- 「断るならこの写真をバラまかなければならなくなる。こんな写真をバラまかれるなんて、僕は君が可哀想で仕方がない」
いや、わたしは存在そのものが悪かもしれんけど、Tに比べたらおこちゃまみたいなもんさね。
やっぱり件の女こそが“綺麗な悪”そのものなんじゃないの?
と、ありきたりなことを言ったところで、わたしはかなり好きな作品でしたよ!
正直書ける気がしなかったけど、書いてみたら意外となんとかなるもんだ。
最後までありげーたーございました♡
良いお年を♡
Salut(サリュ)♡
(「 ΦДΦ)「 シャーク!!