『HOW TO BLOW UP』
テキサス州西武の荒野に集まってきた8人の男女たち。
顔見知りもいれば、初対面の者たちもいた。
彼らは思いや立場は違えど、ある目的のために集ったんだ。
その一帯は石油精製工場のパイプラインが張り巡らされた土地で、彼らの目的はそのパイプラインを爆破すること。
というよりは、過激な環境活動家ってところかな。
全員が全員ではないけど。
ただ、彼らには彼らなりの思いや事情もあったんだ。
例えばメンバーの一人ソチは
異常気象による熱波で母親を失っていて、環境問題に人一倍強い思いを持っていた。
爆発物担当のマイケルは
まさに石油会社に先祖代々からの土地を奪われ、激しい憤りを感じていた。
おそらく最年長のドウェイン(真ん中)も
そんなドウェインを誘ったショーン(左)は
ソチの友人でもあるテオ(右)は
石油精製工場の側で育ったんだけど、石油精製工場の近くで暮らす人は白血病(正式にはもっと違う病名でした)の罹患率が異常に高いらしく、テオ自身も白血病を患い余命幾ばくもない状態。
テオの恋人アリーシャ(左)は
本来そういう問題には興味がなかったと思うし、むしろこの計画には懐疑的ではあったけど、それでもテオのために・・・という思いで参加している。
最底辺の暮らしをしているローガン(右)とローワン(左)のカップルは
環境問題に関心があったというよりは、このクソみたいな世の中に一泡吹かせてやりたい!みたいな気持ちが強かったのかな?
そんな彼らの過去や作戦決行に至るまでの思いを描きながら、過激な思想に全振りするわけではなくて
生々しく、スリリングなひとつのエンターテイメントとして描かれた
取り敢えず主義主張は置いておいて、けっこうよかったよ!
予告編を観ただけではさ、
楽しい爆発物の作り方\_(`・д・)
みたいな作品なのかと思ったのよ(笑)
どちらかというとノリでBA・KU・HAしちゃいました(*ノ>ᴗ<)みたいな愉快犯的な作品?
そしたら全然違っていて少し面食らったw
でもマイケルが爆発物を作り始めてからは
爆発物を設置するのも
そういう予想外のハラハラドキドキがあって、そういう点で楽しめたし、エンターテイメントになっていたと思うよ!
ん〜・・・
正直、ちょっと賛同はできない。
環境保護活動にしろ、レインボーパレードにしろ、わたしはあまり過激な活動って好きじゃないのよ。
決して気持ちのいいものではないし。
マシュマロちゃんも言っていたとおり、注目を集めるためにもっと過激に!ってなっちゃうし、反発も招きやすい。
それに、単純に憂さ晴らしのような感じで手段ばかりが先行して、本来の目的が失われてしまうこともある。
レインボーパレードなんてその際たるものだとわたしは思うけどね。
それにこの映画に限っていえば、
アリーシャも言っていたけど
んだよね。
でもソチ(だったかな?)は
「それは一時的なものに過ぎない。
その先を見据える必要があるの」
みたいなことを言うわけよ。
でもその一時的な間に現実問題困ってしまうわけじゃん。
結局、言い分が企業側と変わんないのよ。
もちろん気持ちは分からなくはない、というか同じような立場だったら間違いなく「やってやる!」ってなってると思うw
ただ、主語を大きくした大義名分を掲げるのが一番いただけないかな。
これがあくまでも個人的な主張によるものだったら、また受け取り方は変わっていたと思う。
ただ、このバカップルは
ちょっといただけないかな!
お前らその局面で何やってんだよ!って、ちょっとイラッとしたし。
そんな感じで、ちょっとしたどんでん返しっぽいものもあるし、主義主張を抜きにすれば楽しめる作品なんじゃないかな?って思います。
もし興味があれば、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
今なら鹿肉ステーキでおもてなし!
今回もありがとうございました♡
バイバイ!またね♡
Salut(サリュ)♡