『インスペクション ここで生きる』


でも軍服姿で死ねれば、こんな俺でも英雄になれる 宿なしの・・・カマじゃない


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こんばんは🌙

夜勤に行く前に映画を観ていたら、信じられないぐらい寝落ちしまくったいちかです

ちなみに今作ではありません。

ということで、早速ですけど超適当な概要ですが、今回は

⚠WARNING⚠

思いっきりネタバレています。

予めご了承の上、お進みください🙇‍♀💦

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海兵隊員新兵(訓練兵)のフレンチ25歳


3人の鬼教官たちの元


日夜、他の新兵たちと共に


徹底的にしごかれていた


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『フルメタル・ジャケット』

もそうだったけど、海兵隊の新兵のしごきは本当に地獄だよな・・・


3人の教官たちの中の長は


「3ヶ月でお前らを最強の兵にして-戦場に送り出す」

と、豪語しているからね。

地獄のように過酷な3ヶ月になるんだろうね。

ところがフレンチにとっては、この3ヶ月がさらなる地獄と化してしまう。

それはフレンチが同性愛者だったから。

フレンチは隠していたんだけど、全員で一斉に浴びるシャワーでついついそういうピンク色の妄想をしてしまい、身体が反応してしまってね・・・


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あー・・・

でも手を出したとかそういうことじゃないんでしょ?


そうなんだけど、それがきっかけとなり

班長の座をかけて争ったライバルから


目をつけられて、激しいイジメを受けることになるんだ。
それに対し教官の長も見てみぬふりをする。

ついにはガチで殺されそうになったりもするんだ


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ふざけんなよ!

なんでそれだけの理由でそんなことにならなきゃいけないんだ!!


それまで必死で耐えていたフレンチだったけど、殺されそうになりさすがに我慢の限界がきた。

「告発して辞めてやる!」と怒りに震えるフレンチだったけど、


フレンチを気にかけてくれていた教官の一人から言われるんだ


「海兵隊員は-誰もが自分に問う。
“俺はここにふさわしいか?”
お前は立派に証明した。
真の問いは“なぜここにいたいのか”」


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そうだ、そもそも何でフレンチは同性愛者だということを隠してまで海兵隊員になろうとしたの?


クソみたいな人生を変えたかったからだよ。

フレンチは同性愛者だという理由で


シングルマザーの母親(刑務官)から


家を追い出されていたんだ。

まだ16歳の時にね。


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だから、何で同性愛者だという理由だけでそういうことになるんだよ!!


何でなんだろうね?

とにかくフレンチは16歳から25歳まで、ずーっとホームレスとして過ごしてきたんだ。

つるんでいた仲間たちと時に悪さをしながら、必死に生きてきた。

だけど仲間たちが捕まったりヤクに溺れる中、本当にこのままでいいのか?と一念発起したんだろうね。

もうずーっと会っていなかった母親の元を訪ね、入隊の際に必要な出生証明書をもらいに行ったりしていたよ。

その際に母親はソファに座ろうとしたフレンチを止めて、新聞紙を敷いたりしていたな。

胸糞悪いよね。

そして、出生証明書を渡される時に言われたよ。

「この-小さな紙切れが・・・

私に残された絆よ。

あんたに抱いた夢の残骸」

勝手な理想を押しつけやがって!というのはあるけど、それでも一応絆は感じていたらしい。

そんなことを経て、フレンチは海兵隊に入隊したんだ。

そして踏みとどまったフレンチは


最後の試練を乗り越え


ついに正式な海兵隊員となるが・・・


という、監督のエレガンス・ブラットンさんが実際に体験した出来事を元に描かれた実話ドラマだよ!




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・・・何とも言えない終わり方だったね。


そうだねえ。

でも、逆にリアルじゃない?

実話映画であってもどの程度実話なのかは分からないし、この映画に関してはかなり実際の話に近いんじゃないかと勝手に予想してる。

ついつい(本当に)ピンク色の妄想ちゃうところとか、わざわざ描いているし。


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まあ、人間だしそういう妄想しちゃうこともあるよな。


わたしだって、しょっちゅうハプニングを妄想してるしねw

で、無事に正式な海兵隊員になったことでフレンチの母親が「これで息子は同性愛者ではなくストレートになったんだ!」と(本気でそう思ったのかはともかく)喜んじゃうところとか、なんかリアルじゃね?

わたしの親も昔、わたしが女の人とお付き合いしていた時にそのことがバレて「やっと友一(わたしの仮名)もまともになった!」と言われたよw


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そういやフレンチは元ホームレスだったり、セクシャルマイノリティだったり、いちかと共通点が多いね。


そうそう。

職場でのイジメとかねえ・・・

でも、フレンチはわたしなんかよりもはるかにハングリー精神が強かったし、立派だったと思うよ。

地獄の訓練を乗り越えて、正式な海兵隊員になったわけだし。

何よりも式典後の懇親会(みたいなやつ)の時に、「海兵隊員になったからってストレートになるわけじゃない」と言ったフレンチを軽蔑し罵倒する母親に、共に地獄の訓練を乗り越えた海兵隊員たちがフレンチを鼓舞したじゃん。

最終的には仲間から認められている。

いつまで経っても中途半端の極みでふらふらしてる、わたしなんかとはえらい違いだよ。


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いちかもそれなりにはがんばってるよ。


ありがと。

で、この映画でいちか的によかったのは、訓練教官がプロフェッショナルなんだよね。


フレンチを気にかけてくれたこの教官は


「お前を海兵隊員にするのが俺の仕事だ。

ゲイ、ストレート、黒、白、関係ない」

なんて言うけど、それは本当だった。

内心では同性愛者は受け入れられなかったんだろうしね。


訓練教官の長なんかは


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その人、ほぼアウトだったじゃん。


なんだけど
「新兵は大嫌いだ。
だが海兵隊員は好きだ」
を有言実行(?)してくれたし、何だかんだプロではあったと思う。
軍隊のことは当然分からんけどセクシャルマイノリティか否かが関係あるのって、こと恋愛関係においてだけじゃん?
仕事においてはそんなこと1mmも関係ない。
ましてや肌の色なんてなおさらだし、国籍だとかそういうことだって然りさ。

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でも、それを受け入れられない人もいる。


極論、それでいいと思うけどね。

人間、どうしても受け入れられないものはあって当然だし、それを無理矢理受け入れさせようとするから歪みが生じるんだよ。

何度も言ってるけど、わたしだって受け入れられないもんは受け入れられない。

もちろん、だからといって安易に口撃や攻撃に繋げるのは問題であって、論外なんだけどね。

だから最後のフレンチの母親の

「あんたを愛してる。

命の最期の日まで。

でも受け入れられない」

は、残念なことではあるけど、同時にそれでもう十分なんじゃないかな・・・とも思うよ。


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現実はそこにまでいけないことも確かにあるから、心苦しいわけだけど・・・


ということで、いわゆるセクシャルマイノリティを描いた映画というよりも、軍隊ものとしての側面の方が強い作品じゃないかと思います。
淡々とした展開や、決して綺麗にだけ描いた作品ではないので好みは別れちゃうかもしれませんが95分と短い作品ですし、よかったらぜひ。



それでは

今回もありがとうございました♡

バイバイ!またね♡

Salut(サリュ)♡