『ニューオーダー』


地獄へようこそ


アマプラで観ました!



こんばんは🌙

昨夜遅くに今朝のお話を書いたからか、何だか体が重いいちかです。

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((((;゚Д゚))))


(ΦωΦ)お化けを呼ぶ方法に怖い話をするっていうのがあるけど、変なもん呼び寄せちゃったのかねえ?

というわけで、超適当な概要です。

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物語の舞台はメキシコのとある街。
貧富の差の拡大により搾取され続けていた貧しい人々の不満は爆発寸前で、周囲ではデモやら暴動が起こっていた。
そんな中、富豪ノベロ一家の豪邸では娘のマリアンの結婚記念パーティーが行われていたんだ。


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周りでは暴動が起こっているのに?

何もそんな日にやらんでも・・・


ノベロ邸には多くのセレブたちや権力者が集いパーティーを楽しんでいる一方、使用人達は忙しく働きまわり、ノベロ家の母レベッカは性格の悪さを短時間でも発揮していた。

そんなノベロ邸に、元使用人の男ロランドがレベッカを訪ねてやって来るんだ。

自分の妻が重い病で手術が必要なんだけど、手術には大金がかかる。

だから、どうかお金を貸してほしいってお願いをしにね。


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当然貸さないんでしょ?


まあ、そうだね。

それでも少しは用意してくれたけど。

ちなみに手術料金は20万(メキシコ)ペソ。

日本円換算だと187万円ぐらいかな?

レベッカが用意してくれたのは3万5千ペソだから全然足りない。

その後、ロランドはマリアンと再会し、事情を知ったマリアンは何とか用意してあげようとするんだけど、ロランドは諦めて帰ってしまうんだ。


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マリアンはいい人なんだね。


そうこうしているうちに暴動は拡大し、割と近くでも暴徒が暴れまわっているらしい。

少しずつ帰る人も出てくる。

しかも、ノベロ邸の中でも緑のペンキが付着した服が見つかるなど、だんだんと不穏な空気が漂い始めるんだ。


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緑のペンキっていうのは?


暴徒が緑のペンキをぶちまけているんだよ。

イメージカラーみたいなもんじゃね?

そんな中、マリアンは使用人の長っぽいマルタの息子クリスチャンに頼んで、ロランドの妻エリサがいる病院に向かうことにする。

しかし、その途中で


まさに暴徒とエンカウントしてしまう!!


さらにいつの間にかノベロ邸は暴徒たちに取り囲まれ・・・

門番のフェリペの手引で暴徒たちがノベロ邸に侵入した!!


破壊の限りを尽くす暴徒たち


略奪の限りを尽くす暴徒たち


楽しい結婚記念パーティ会場だったノベロ邸は、一瞬にして地獄と化してしまう。

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マリアンは外出中で助かったのか・・・


ひとまずクリスチャンの家でかくまってもらっていたマリアンだけど、翌日暴徒たちを鎮圧した軍人たちに保護されるんだ。

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よかった!

人には優しくしなきゃだめですよ!って映画なんだね!


しかし、マリアンが連れて行かれた先は・・・



本当は今朝、もしお化けとエンカウントしたらもちろん怖いけど、


本当に怖いのはやっぱり人間だよね


みたいな次回予告をのっける予定だったけど、マシュマロちゃんが必要以上に怖がったので容量が足りなくなってできませんでしたw


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マシュマロちゃんのせいにするなよ!!


この映画、いわゆる胸糞悪い作品ということで名を馳せているみたいで、気になってはいたんだけど中々観れずじまいでした。

で、ようやく観れたんだけど、確かに胸糞悪い。

ただひたすらに、淡々と胸糞悪い物語を展開されていくんだよね。

妙にリアリティもあったし。

そういう部分には好感が持てたと思います。


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そんなことに好感持つんじゃねーよ!


前半のノベロ邸での暴動に至るまでは本当に見事だったと思います。

暴徒を招き入れた門番だけじゃなく、使用人たちも加担していたのかな?

暴徒たちに便乗しただけな可能性もあるけど。

それまでの鬱憤を晴らすように


金持ちたちを罵倒しながら


暴の力を振るったり


嬉しそうに金目のものを鞄に詰め込んでいく様は恐ろしくもあり、実に人間らしくね?


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そういう人間もいるけど、いい人もいるでしょうが!

マリアンとか!


そう、いい人もいるんだよ。

マリアンやマルタ、クリスチャンにきっとロランドも。

だけどロランドは


暴動を鎮圧し、あらたなニューオーダー(新しい秩序)を築いた軍人に


うるせーな!ということで容赦なく撃ち殺され、マリアンもマルタもクリスチャンも最悪な結末を迎えることになる。

一欠片も慈悲も、救いもないんだよね。

なんかリアルじゃね?

ロランドを助けようと奮闘したマリアンが最後に助かっていたら、もちろん本当はそれが一番良かったんだけど、そうしなかったのが素晴らしかった。


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胸糞悪い作品を観て激怒することもあるくせに、この映画に関してはやけに冷酷だな。


そうなんだよねー。

本当に特に心が揺り動かされることもなく、ただ眺めているだけだったんだ。


『胸騒ぎ』の方がキツかったし


『シチリア・サマー』の方が鼓動が苦しくなったし


『マザー』や


『子宮に沈める』


とかの方が、はるかに気持ちは沈んだんだよね。

結局、わたしには『ニューオーダー』は刺さらなかった。

ただ、それだけのことだとは思うよ。


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まあ、耐性は人それぞれ違うからね・・・


それから、いちか的には前半部分だけで物語を描いてほしかったかな。

後半の軍部が悪事を働く部分は、軍なんてそんなもんだろってはなから思っちゃうもん。

善良なごく普通の市民が獣へと豹変する様こそ、本当に恐ろしくて衝撃的だと思うんだけどねー。


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そして聖職者こそが最も恐ろしい獣になる-



ということで、確かに胸糞悪い作品ではあるけど、この手の作品に触れてきた人であれば問題なく観れると思います。

これPG12でいいの?なんて意見もあるみたいですが、正直『胸騒ぎ』がありなら全然ありじゃね?

ただ、


どこか『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のようなラストは


それでも少しくるものはあったけどね。



それでは

今回もありがとうございました♡

バイバイ!またね♡

Salut(サリュ)♡