『殺人鬼の存在証明』
1991年ソビエト。
の、どっかの街の明らかに高級住宅で
配信なら戻って確認できるけど、さすがに映画館で1度観ただけでは細かい設定部分までは覚えてられないよw
とにかく、モスクワでないことだけは確かだね。
で、高級住宅でパーティーが開かれていたんだ。
それは覚えてるんだよね!
検事イッサの昇進おめでとう!パーティーだよ!

イッサはかつて通称“チェスプレイヤー”と呼ばれた連続少年殺人犯を逮捕したことのある敏腕検事なんだ。
そして今回は約10年の間、人々を震撼させた連続婦女殺人犯“赤い切り裂き魔”、“ロストフの殺人鬼”の異名を持つ
アンドレイ・チカチーロ(1936-1994)

を、モデルにした殺人犯を3年前に捜査本部を率いて逮捕するなど多大な功績を上げていたことから昇進が決まったんだ。
便宜上ここではチカチーロもどきと呼ぶね!
いや、あくまでもモデルにしただけで完全にフィクションだよ。
で、そんなパーティーの最中、水を差すように一本の電話が鳴り響く。
そして電話にでたイッサは・・・
激怒して部屋をメチャクチャにする!!
実はチカチーロもどきの新たな犠牲者が出てしまったんだ。
いや、誤認逮捕だったんだよ。
検察上層部は激怒して、とっとと真犯人を捕まえろ!!と吼え、マスコミは誤認逮捕の責任を厳しく追求してきて、イッサのストレスはマッハで上昇!
ただ、一つ希望もあった。
それは、今回の被害者は初めての生存者でもあったこと

事件の詳しい状況や手口、さらには犯行現場からチカチーロもどきの外見までが生存者の口から語られたことで、容疑者の特定にほぼ成功!
そいつは犯行現場の森の中の山小屋で暮らす
アンドレイ・ワリタ(教員)だった

一見大人しそうで紳士な雰囲気のワリタだったけど、
その正体は、数多の婦女を惨殺してきた残虐非道な殺人鬼

生半な相手じゃねえ!!
ということで、ワリタの山小屋を包囲した警官たちは完全武装をし、ワリタを射殺する気満々で突入しようとするんだけど、
銃は置いていけ!必ず生け捕りにするんだ!

というイッサの命のもと、ワリタ捕獲大作戦が決行される!
そして、血気盛んな警官たちが多少ワリタをボコりながらも、無事に確保成功!
イッサのワリタへの尋問が始まり、
あの手この手でワリタに自白させようとする!

そんな1991年現在を主軸に描きながら、一向に解決の糸口さえ掴めなかったこの事件を、イッサが担当することになった1981年当時からの過去の出来事を交えながら描いた骨太なサスペンスミステリーだよ!
言い方(笑)
でもそうだね、そういう作品ではなくて、とっても硬派な作品だったと思うよ。
ただ、物語の中で予想外のことも含めてけっこう色んなことが起こるし、とにかく色々と散りばめられた伏線がきれいにまとまっていく感じはすごくよかったよ!
137分とやや長めの作品だけど、最後までだれることなく観終わることができました!
おもしろかったです!
一応事件の真相はどんでん返しというか、物語が始まった段階ではまさかそんなことになるとは・・・って感じだと思うんだよ。
だけど物語が進むにつれ、あれ?これってひょっとしてこういうことなんじゃ・・・っていうのが段々と出てくるんだ。
そしてそれを裏切らない感じというか、やっぱりそうだったのか!でも、予想したことと少し差異があって、それが絶妙な気持ちよさをもたらしてくれたよw
いやいや、これはネタバレはなしで観るべきだよ!
そうそう、けっこう怖い作品だとは思うね。
あまり詳しいことは言えないけど警察の容疑者への自白の引き出し方だったり、誤認逮捕に至る経緯、また捜査のためとはいえそこまでするのか!みたいなのもあったりしてね。
事件の真相に触れることがない部分だけだけど・・・
連続少年殺人犯“チェスプレイヤー”と連続婦女殺人犯チカチーロもどきことワリタによる2大殺人鬼の夢の対談企画!
からの、殺人鬼界最強プレイヤーの座を賭けた、チェスによる頂上対決の開催!!
そして、イッサの幼い息子を抱き上げる満面の笑みの“チェスプレイヤー”へと続いていく!!
でしょ!?
でもそれもワリタの逮捕には必要なことだったのさ・・・
ということで、ぜひ余計な情報はあまり入れずにご覧になってみてほしい作品だと思います!
かわいいフクロウや、決行されるのかどきどきしちゃう“エストニアの処刑”(確かそんな名前だったはず💦)なんてものも出てきます!
始まったばかりなので、まだまだ機会はありますよ!
それでは
今回もありがとうございました♡
バイバイ!またね♡
Salut(サリュ)♡