『マンティコア 怪物』


リアルじゃない 誰も傷つけていない


伏見ミリオン座で観ました!



こんばんは🌙

今回は最新作のお話になりますが、正直どこまで書くか迷ったし、動くぐたぐだでネタバレしようかとも思ったけど、やっぱりやめておきます。

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そういうことを言うってことは、かなりとんでもない作品みたいだね。


結末までは書きませんが、物語の終盤までは書いています。

先に言っておくと、間違いなく余計な情報は入れない方が衝撃を受ける作品だと思います。

なのでこの先⚠WARNING⚠

だし、こんなもん読まずに観た方がいいです!

ということで、超適当な概要だよ!

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舞台はスペイン、マドリード。


ゲームのモンスターやクリーチャーのデザイナーとして活躍するフリアンは


新作ゲームのラスボスのデザインに取り組んでいる真っ最中だった。


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へー!

どんなモンスターをデザインしているんだろう?

サメかな?

サメ🦈かな!?


残念!

“ビースト”っていう陸上性の獣をデザイン中なんだなー。


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チッ・・・

サメに地上を泳がせればいいのに!


それはポロニア監督はじめ、ゴミサメ映画の巨匠たちに任せておこうw

で、プロデューサーから


ラスボスだからもっと印象的に!ライオンのようなたてがみをつけて、爬虫類のようなしっぽと先端にはトゲを・・・


など、うるさい注文をつけられながらも、仕事は順調に進んでいたんだ。
そんなある日、フリアンが住むアパートの隣の部屋で火事が起こる。

しかも中からは助けを求める子どもの声が!


だけどフリアンは勇気ある行動で子どもを救出し、火事も鎮火するんだ。


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やるなフリアン!

ナイスだ!


消防隊が来るまでの間フリアンは

救出した少年クリスチャンと色んなお話をする


「いつも聴こえてくるけど、ピアノ上手だね。将来は音楽家になるの?」

『ぼくは庭師になりたいんだ』

「いいね!植物が好きなんだ。僕は小さい頃トラになりたかったんだよ」

『人間はトラになれないよ』

そんな他愛もない話。

そうこうしている間に、仕事で家を空けていたクリスチャンの母親が帰ってきてフリアンは感謝されたりもする。


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なるほど、そこからクリスチャンの母親と付き合いが始まるみたいな感じかな?


って思う可能性もあるよね?

数日後、フリアンはレストランでたまたまクリスチャンと母親を見かけて、こっそりクリスチャンの似顔絵を書いて持ち帰る。


そしてVRでクリスチャンを模したCGモデルを作成し・・・


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おい、何だか雲行きが・・・


時をほぼ同じくしてフリアンは、同僚のサマンサの誕生日パーティーで


サマンサの友人ディアナと出会う


ディアナは寝たきりの父親の介護をしながら、通信教育で美術史を学んでいる苦学生。
だけど、そんな境遇でも明るく楽しく生きていた。

ディアナには恋人のような、友人のような付き合いをしている人(右)がいたんだけど


フリアンはディアナのことが何だか気になってしまう。
そしてディアナもフリアンのことが気になり、↑の男とも別れたがっているような素振りを見せる。
結局、フリアンとディアナは交際しているような交際していないような

微妙な関係になるんだよ。


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何だか煮え切らない言い方だな。


あくまでもわたしの意見だけど、フリアンもディアナも互いに踏み込むことに葛藤している感じだね。

ただフリアンは


以前VRで作った“何か”を消去していたので


ひょっとしたらディアナとの出会いが自分を変えてくれるかも・・・という淡い期待というか希望があったのかもしれない。

その後、別の家に引っ越しているしね。

そんな感じで煮え切らない交際が続いた2人だけど、ディアナの父親が亡くなってしまう。

それでディアナは少し無気力になってしまうんだ。

さらにそこに追い打ちをかけるかのように、


“何か”が会社にバレてしまう


その結果新規プロジェクトからは外されて、(実質クビに近い状態に)追い込まれてしまう。

しかも“何か”がディアナにバレてしまい・・・


「リアルじゃない。誰も傷つけていない」


「“私は”リアルよ」


と、別れを切り出されてしまう。
ここは難しいところだね。
確かに(ディアナは除いて)誰も直接傷つけていないんだよな・・・
誹謗中傷を繰り返したり、ヘイトを撒き散らす害悪の方がよほどカスだとは言えるんだけど・・・
とにかく、幸せから一気に絶望の底に落とされたフリアン。
そして心の主導権を“怪物(マンティコア)”に握られたフリアンは、ある場所へ向かう。
はたしてフリアンは本当に“怪物”になってしまうのか・・・




わたしこれさ、最初は


『her 世界でひとつの彼女』


をもっとダークにした作品かと思ったの。

自分のデザインした背徳的なクリーチャーに恋しちゃった♡みたいな?

『her  世界にひとつの彼女』観てないから知らんのだけどw


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なら言うなよ!


で、スルーするつもりだったんだけど監督が


『マジカル・ガール』のカルロス・ベルムト監督だと知って


観に行くことにしたの。

絶対やらかしてくれる!と思ったからねw

そしたら完全にやられたわ・・・

久々にマジで気持ち悪かったし、観終わった後に嫌な気分が尾を引き続けたよ。

あ、褒め言葉ね!


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いちかがそう言うってことは、相当だな・・・


もちろん個人差はあるから何とも言えないけど、間違いなく楽しい映画ではないよ。

わたしは終盤から結末に至るまで、全てが気持ち悪かった。

お願いだからやめて!と、心の中で悲鳴を上げそうになったわ。

ただ、結末に関しては意見の別れるところだとは思う。

あ〜よかった・・・と思う人もいるとは思うけど、どうしても邪推してしまうんだよね。

何か邪な思惑があったんじゃないかって・・・


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そこまで言うなら、どうなるのかもう書いちゃえよ!


それは・・・


「これ以上はネタバレ。ふたりで観ようね♪」


と言うディアナにあやかって、ナイショですw

どうしても気になるなら、個人的にどうぞw

※ただし、イケオジに限る(ウソ)


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ふざけやがって!

気になるだろ!!


もし気になったなら、映画館へGO!だよ♪

そんな感じで話は変わるんだけど、この監督さん『マジカル・ガール』もそうだったけど、余程日本が好きなのかちょいちょい日本なものを出してきます。

フリアンを絶望させる会社からの電話の着信音が『魔界村』の曲だったりとかw

その後の展開を考えると、とてもナイスな選曲だったのではないかと思いますw


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フリアンの人生、激ムズ鬼畜ハードモードってことか。


ということで、展開自体はかなり単調なので眠くなっちゃうかもだけど、内容、特に終盤は一気におぞましさがあふれ出してくるので(グロではないけど)閲覧注意かな?

もし気になったなら、映画館でご覧になってみてください!

フリアンの表情の変化にも要注目ですよ!



それでは

今回もありがとうございました♡

バイバイ!またね♡

Salut(サリュ)♡