『ベニスに死す』
何か精神的にまいってしまったみたいな感じ?
大切な一人娘には先立たれ、自分の曲を聴いていた聴衆から激しく非難されたり、色々あってね。
悪夢にうなされ、寝れない夜もあった。
ん〜、ちょっと違うかも。
そんな衝撃的な出会いを果たしたアッシェンバッハは
大丈夫だよ!
だってアッシェンバッハは途中でドイツに帰ろうとするんだけど、駅員の手違いで荷物を別の場所に送られてしまいベニスでの滞在が数日延びるんだけど、もうしばらくタジオを眺めることができるから内心「ヒャッホウ!」って感じだったし(笑)
しかし、それがアッシェンバッハの運命を狂わせることになるんだ。
というのも、実はその頃ベニスでは伝染病が蔓延していて・・・
正直、わたしは全然好きな作品じゃなかったからね(笑)
言ってしまえばこの映画、老作曲家のアッシェンバッハが美少年タジオにメロメロになってなめ回すように見つめ、ストーカーまがいのことをするっていう話なんだよ。
もちろんただそれだけじゃなくて、アッシェンバッハは友人?のアンドレイってやつと“美とはなんぞや?”みたいなことで激論を交わしていたんだよ。
アッシェンバッハは美とは努力によって生み出せると信じていた。
逆にアンドレイは自然に発生するもので努力とは関係ないと断じていた。
何だけど、アッシェンバッハが努力して作り出した曲はこき下ろされてしまい、少し揺らいでいたのかな?
そこにまさにNATURAL BORN BEAUTIFURなタジオが現れたことで
完全に打ちのめされてしまい、本物の美に魅入られてしまった・・・みたいな?
それと同時に、アッシェンバッハは「この世で老人ほど不純なものはいない」なんて考えていて、自分も老いさばらえて不純な老人になっていき死を迎えるのみ。
一方、若々しい魅力に満ち溢れていたタジオに自分とは異なる純粋さと生の輝きを見出したみたいな?
そんなアッシェンバッハの気持ちを知ってか知らずか
まあアッシェンバッハの名誉のために言うなら、床屋でそそのかされておめかししたんだけどね(笑)
何だけど、この滑稽なまでの白が同時に死を象徴していたりもするわけで・・・
それでは
今回もありがとうございました♡
バイバイ!またね♡
Salut(サリュ)♡