『スーパー!』
パクリではないよw
これがパクリなら、世の大半の作品はパクリになってしまう(笑)
U-NEXTで新たに配信が始まった作品(見放題)の中でも、一際異彩を放っていて気になったので観てみました。
「これまでの人生で良かったことなんて2回しかない」
「ひとつは警察の犯人逮捕に協力できたことで、もうひとつは・・・」
「サラ(左)と結婚できたこと」フランク(右)談
そう考えているフランクは、ダイナーの厨房で働く冴えない中年男。
だけど、そんなサラとも最近はちょっとうまくいってない・・・
というか、最近サラがしばらく断っていたドラッグにまた手を出し始めた!
サラは家にドラッグ関係の怪しい連中も堂々と出入りさせるようになっていた。
正義のヒーロー“クリムゾンボルト”の誕生だ!!
さっそく悪党をボコしに行くけど、返り討ちにあうw
うんw
だから、力は持たないけど武器を使って戦うヒーローを調べにコミックショップに行って、店員のリジーに教えてもらってコミックを買い漁り、何を使うか色々と武器になりそうな物を吟味した結果・・・
と、パイレンを選択したことで
シャラップ クライム!!(決め台詞)
悪党をボコせるようになったぞ!!
頼れる相棒“クリーピングバム(コミックショップ店員のリジー)”もできて
クリムゾンボルトの活躍が始まった!!
と、思うじゃん?
それがこれさ、爽やか詐欺映画ならぬ、コミカル詐欺映画なんだよ(笑)
確かにコミカルな部分はコミカルなんだけど、けっこうどんよりするお話で『キック・アス』の原作コミックに近い作品なんだ。
わたし『キック・アス』はさあ、映画を観たあとに原作コミックも読んだんだ。
あれって映画とマンガでは雰囲気がかなり違っていて、終盤なんて全く違う作品なんだよ。
より現実的というか、何というか。
『スーパー!』は、さらにそっちの方向に振り切った作品なんだよ。
強いて言うなら『キック・アス』に
チリ産ヒーロー映画『ミラージュ』が混ざって
さらにダサく現実的になったようなヒーロー映画かな?
本来のヒーロー映画なら描かれないであろうところを描いている感じ。
『ミラージュ』もそういう部分があったけど、
“コマとコマの間”で起きてる出来事なのね
なんだよね。
行間を読むなんていうけど、何もコミックに限った話じゃなくて、物語には必ず“間”がある。
その“間”を描いている感じ?
でももちろん『スーパー!』にも“間”はあるわけで。
せっかく物語を楽しむならそういう“間”にも思いを巡らせたいよね。
そしてヒーローって思い悩んだりすることはあっても、基本的にはかっこよく描かれるじゃん?
で、華麗に敵をやっつけて何となくいい感じになっているけど、実際はボコしているだけだし、やってることは敵と対して変わらない。
そのかっこよさを取っ払ってしまったことで、それがよりはっきりと分かるようになっている感じかな?
確かにクリムゾンボルトは悪党を成敗するけど、行列に横入りした奴らをボコしたりもするからね。
そのことを悪党に突っ込まれたりもするんだけど(笑)
それから終盤の展開がけっこう衝撃的だったよ。
え!?ウソでしょ!?そんなにあっさり・・・しかも、そうなっちゃうんだ・・・みたいな(笑)?
そんな感じで、かなり異色のヒーロー映画でしたけど、いい作品でした。
割とあれこれしてるし、コミカルな部分もちゃんとおもしろくて、中でも
それでは
今回もありがとうございました♡
バイバイ!またね♡
Salut(サリュ)♡