『ノー・シャーク』

話題を変える機会があれば、サメに振り切る。


アマプラで200円でレンタルして観ました!




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いちか、ついにこの時がきたよ。


ん?

なになに?

どうしたの?


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存在そのものは知っていたんだ。
サメが出ないサメ映画”が存在することを。


何それ(笑)

そんなんサメ映画じゃなくてただの映画じゃんw


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確かにサメ映画の金字塔ともいえる『ジョーズ』

以降、数多のサメ映画が作られてきた。
ついには海だけではなく、湖に、地上に、温泉に、砂漠に、雪原に、空に、トウモロコシ畑に、竜巻の中に、月にまでサメは進出した。
複数の頭を持ったり、悪魔になったり、幽霊になったり、臨界点に到達したり、カニと融合したり、パペットになったり、人型になったりしながらね。
サメ映画にとっては、最早この世界如きではもの足りなくなっている!!


確かにサメ映画は人類の想像を超えて進化してきたよね。

スピルバーグ監督も、まさかこんなことになるとは思わなかったはず。


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そんなサメ映画界に一石投じるがごとく登場したのがこの『ノー・シャーク』なんだよ。

正直、存在を知った時にはまだ早すぎると思ってスルーしていた。

でも、そろそろ時がきたんじゃないかと思ったんだ。

いちかもサメ映画の彼方に向かう時が!


・・・それで、どんなお話なの?


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ここから先は概要だよ。

ネタバレはないけど、ある意味ネタバレしているから⚠CAUTION⚠でお願いします🦈💦


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コニーアイランドというビーチにやってきた1人の女性チェイス。

チェイスはある望みがあってビーチに来たんだけど、その望みっていうのが・・・
サメに食べられたいということ。


は??


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そんな望みを叶えたいと思いつつも、現実問題叶えられないことも分かった上で、チェイスは様々なビーチを訪れる。

ビーチにいる他の人に心の中で毒づいたり、性的な視線を向けてくる男たちをドン引きさせ退散させたり

「馬糞以下の悪徳映画」だとスピルバーグの『ジョーズ』をディスったり


『ジョーズ』が馬糞以下!?


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『ジョーズ』以降色んなサメ映画が作られ始めた。

こんなの↓から

こんなの↓まで
内容に関わらず量産されたサメ映画のせいで人々のサメに対する認識が誤るようになったことを嘆いていたよ。

そんなことを繰り返しながら、ビーチを巡っていたチェイスはお気に入りのビーチを見つける。

そこで

「私はブランディ。夢はサメに食べられること」と、自分と同じようにサメに食べられたいと願う女性ブランディと出会うんだ。

そして物語は予想外の結末にたどり着く・・・

という内容を、エンドロール以外一切の音楽も効果音もなく、ただひたすらにチェイスと一部ブランディの独白のみで描いた12章からなる異色中の異色なサメ映画だよ! 

※予告編がこれしか見つかりませんでした💦


ほんとにそんな映画なの?

実は姿が見えないだけでサメは出てくるとかじゃなくて?


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ほんとに出てこないよ。

気配すら感じさせない。

しかも、延々と独白のみで物語が進んでいくんだ。

基本的には大したことも起こらないし、ただひたすらに単調。


・・・それっておもしろいの?


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まあ好みははっきり別れると思うよ。

文学的というか、哲学的というか、とにかくそういうサメ映画だからね。


ん〜何だか眠くなりそうだなあ・・・


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ただひたすらに淡々と続くからねー。

でも、時折はっとさせられることが語られたりもするんだ。


たとえば?


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「人間は1年に10億匹のサメを殺す。」


え!?

そんなに!?

盛ってるんじゃないの!?


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まあさすがに盛ってるとは思う。

だけど、実際サメに食べられちゃう人間なんてごくごく一部で、人間に殺されるサメの方が圧倒的に多いのは間違いないよね。

なんなら、フカヒレのためにヒレを切り落とされたサメがそのまま海に帰されたりするらしいよ。

サメの肉はアンモニア臭がして美味しくないっていうしね。

でもヒレを切り落とされたサメは、海に帰されたところで生きてはいけないんだけど(真偽不明)。

人間は残酷だよね。


あー、なんかカブトガニが血液を採るためにしっぽを切り落としてから

返されるみたいなものか・・・
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あとサメが水面にヒレを出すことはほぼないとか。

「珍しくヒレを水面に出してほしい(自分を食べに来てほしい)」なんて言ってたよ。


何だか、サメへの愛が満ちた作品のようにも思えるなあ。


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そう。

それがサメが出てこないのにサメ映画たる所以でもあると思うよ。

もちろんそれだけじゃないけどね。

もっとフカいフカいものが描かれていると思っていいと思う。

あとは実際に観てどう感じるかかなー?

ちなみにこの監督、次作は『インビジブル・シャーク』というこれまたサメが目に見えない映画みたいだよ!

こっちも楽しみ!


ちなみにいちか的にはエンドロールで流れる曲がよかったし、サメ映画らしからぬこんな言葉で締められたのもよかったと思います。



この映画はフィクションで娯楽のみを目的としています。今悩んでいる方へ。(中略)あなたは一人ではなく支援も存在します。誰かに相談してみてください。




それでは

今回もありがとうございました♡

バイバイ!またね♡

Salut(サリュ)♡