『コーポ・ア・コーポ』
これさ、『犬王』を観に行ったときはミッドランドスクエアシネマ2でやっていたんだよ。
だから、特に何も考えずにけっこうギリギリの時間でミッドランドスクエアシネマ2に行ったのね。
で、チケット買っていざ入場!のタイミングで
「こちら、シネマ1の方ですね」
って言われて焦ったw
予定時刻まで残り4分!
間に合うのか!?
むしろ、予告編すら始まってなかったw
何ならミッドランドで流れる短編映画みたいなやつすら始まってなかったよw
そんな感じで今回は『コーポ・ア・コーポ』です!
そうみたいだね。
どんなマンガかは読んだことないからちょっとわからないけど。
大阪の安アパート、コーポにはちょっとわけありな住人たちが住んでいるんだ。
わけありな人たちが集まってくる感じかな。
わけあり住人集合図
そんなコーポで住人の一人、山口が首を吊っているのを同じく住人の一人宮地が発見する。
そして山口が溜め込んでいた家電を
みんなで物色する。
住人たちは仲良しだけど、いい感じに干渉しすぎないみたいな感じだったからかなあ?
住人の一人石田は前日に山口が金を借りに来たけど貸さなかったから、もし自分が金を貸していれば山口は死なずに済んだかもと一人嘆くんだけど、実は山口は石田だけじゃなくてみんなに金を借りに来て、みんな断ってた。
そんな感じで始まるんだけど、そこからは
家族というものが面倒くさくなって、ふらっと消息を絶って来たユリ
きっとヤクザの親父から逃げてきた現場作業員の石田
(またしてもw)女たらしでプロのヒモな中条
アパート内で安いストリップ劇場を営む宮地
この4人のコーポの住人たちのエピソードを描きつつ
わかば(タバコの銘柄)おばさんが「〇〇(他のタバコ)とわかば交換しよ〜」
と言いながら展開されていくドラマだよ。
わたしもよくわからんし、実際わかばおばさんが一番気になったw
ちなみにこの人、藤原しおり(元ブルゾンちえみ)さんなんだって!
それが違うんだ。
確かに色々あったであろう住人たちの過去は描かれるっちゃあ描かれるんだけど、ほんの一部分だけだし、人によってはほとんど描かれない。
わかばおばさんに至っては、わかばと交換しよー以外はほぼ何もない。
それどころか、さして抱える過去と対峙するわけでもないし、現状の問題が解決するわけでも、人生が大きく動き出すようなこともない。
ほとんど大したことも起こらないまま物語は終わるんだ。
んー・・・
ジャケットにもあるけど
いろいろあるけど、まあええか。
だし、予告編の通り
生きるのが下手かもしれない。でも今日も生きている。
そんな感じの作品なんじゃないかな?
過去でも未来でもなく、ただ今をダメなりに生きている。
みたいな?
ようはろくでなし賛歌みたいなもんだよ。
うん。
実際日々の暮らしでは大したことは起こらないし、綺麗事だけじゃないし、生きている以上はダメでもクソでも生きるしかない。
たとえ未来の展望が(今は)見えなかったとしても。
そんな感じがにじみ出ているような気がして、観ていて何だか妙に心地よかった。
わたしは好きだけど、だめな人はとことんだめな作品じゃないかな?
仲はいいけど深入りしすぎないし否定もしない、絶妙な距離感もいい感じでした
観に行くかどうしようか迷っていたんだけど、もうすぐ終わっちゃうしギリギリで観に行けてよかったと思うよ。
それから最後に大事なことを・・・
それでは
今日も来てくれてありがとう♡
バイバイ!またね♡
Salut(サリュ)♡
次回予告
人が人を愛す、ただそれだけのこと
ただそれだけのことが許されなかった時代が、かつてあったんだ
※事情により予定を変更する場合があります。