『シック・オブ・マイセルフ』
簡単な概要?
容量足りなくなるからさくっとね!
今回の映画から、何となく思い出したこと。
↑この次のアルバムまでは聴いていたけど、その後どうなったんだろう?
ということで、次世代の新たなる怪物を描き、あのアリ・アスター変態監督も絶賛したというブラック・コメディが今回の『シック・オブ・マイセルフ』です!!
ちなみにアリ・アスター変態監督が絶賛した作品には・・・
マリィィィアァァァァーなんかもあります(笑)
ここから本編?
なるべくギリギリを攻める感じで。容量も、ネタバレも
いや、黒いわ!!
そんな感じでした。
恋人トーマス(左)がアーティストとして注目されだしたことが気に入らないカフェ店員のシグネ(右)
元々そういう部分があったんだろうけど、自分も人々に注目されてちやほやされたい!と
自分が働くカフェで起きたある事件をきっかけに
あの手この手で目立とうとするけどイマイチうまくいかない。
そんな中ネットで知った、皮膚に異常をきたすという強烈な副作用を持つ睡眠薬(?)を過剰摂取して・・・
そしてアビゲイルの如く魔術を習得したシグネは、チャームの魔法でみんなの注目の的に!
自伝を出せばベストセラー!
スーパーモデルとして雑誌や新聞の表紙を飾り、各種メディアに引っ張りだこ!
きっと自分が死んだときは世界中の人々が悲しむに違いない・・・
例えるならスピルバーグのサメ映画。
に勝るとも劣らない、ペンシルベニアのスピルバーグのサメ映画に出演するよ!すごいでしょ!?
タイトルは・・・
えっ?『ランドシャーク/丘ジョーズの逆襲』?
床ジョーズならともかく、
って、あれ?おかしいな?
何でこんなことに・・・?
という、肥大化し暴走する承認欲求が行きついた先は・・・!?
続きは劇場で!
とにかく自分が注目されるためなら何でもやって、体だって張りまくるシグネの姿や、危機に陥ったシグネが注目を集めながらも乗り切る姿(しかもシグネはそれすらもおいしいと思っているような気がする)、こういったものが滑稽に映るゆえの(真っ黒な)コメディなんでしょうが・・・
観る人によっては全くコメディに観えなくて、最早ホラーになってしまっている!
笑いと恐怖は紙一重ですが、これはもうワラエナイ・・・
でもきっとアリ・アスター監督はにやにやしながら観ていたんだろうな・・・
さすが次世代の変態監督だ!!
ということで、かなり人を選ぶ映画だと思います!
ポップなものを期待して観ると、どんよりしたり不快な気分で劇場を後にすることになるので注意してください!
ちなみにこれノルウェー映画ですが、ノルウェーはほぼ1日中暗い時期(調べたら極夜というそうです)があって、その間は気が滅入りやすくなってしまうのか自殺者が増加するって
そういう影響もあってか、ナチュラルにブラックなものをぶっ込んでくるんでしょうか?
あの無垢な子どもたちの映画なんかも・・・
それでは
今日も来てくれてありがとう♡
バイバイ!またね♡
次回予告
巨人なんているわけないでしょ?馬鹿じゃないの?
巨人はいる!お前のその承認欲求こそが巨人だ!
※事情により予定を変更する場合があります。
号外 この先ネタバレだ!
とにかくめちゃくちゃ。
ぱっと見はポップな感じなんだけど、実際は真っ黒
それも光を反射しない黒。
黒色無双。
そんな映画なんです。
注目されるためなら自らの体を犠牲にすることすら厭わないシグネは、よりによって
が、偶然知った皮膚に強烈な副作用をもたらす睡眠薬(ドラッグか?どちらにせよ非認可薬)を、どんなクスリでも世界中から取り寄せられるドラッグマスターの青年(詳しくは語られないけど、コイツもかなりアレっぽい)から大量に入手し・・・
途中、シグネは母親に言われてグループセラピーに参加するんだけど、
と、嫌味を言われます。
その後シグネはあの手この手で世間の関心を集めようとし、多様性を謳うモデル事務所にモデルとして所属することに。
しかし、その頃にはシグネの症状は予想以上に悪化していて、皮膚はよりボロボロに、髪の毛は抜け出し、上手く飲み込めないフリをしていたのが本当に上手く飲み込めなくなってきていたり、吐血したり・・・
それでもライバルを蹴落として、撮影に臨んだものの・・・
ついに倒れて病院にかつぎ込まれることに・・・
最終的には窃盗アーティストというアバンギャルドすぎて理解不能な恋人トーマスは捕まり、自伝出版で一発逆転を狙うもジャーナリストの友人からは全否定され拒絶され、恋人も友人も健康も外見も失ってしまったシグネ。
そんな多くを失い、おそらく立派な病気としてカテゴライズされたシグネを、以前参加したグループセラピーの面々は暖かく迎える・・・
という、あまりにも黒すぎる内容となっています。
特にグループセラピーの件と、多様性を謳う事務所であっても、多様性の最先端を行きすぎていたシグネの扱いには困ってしまうという部分が黒い。
というか、この事務所での話は全体的に黒すぎる。
そして、シグネの影に隠れているけど、恋人のトーマスも相当アレだったと思います。
盗んだ家具をアートに変えてしまう窃盗アーティスト(でいいのか?)のトーマスも、おそらくシグネほどではないにせよかなり注目されたいタチで、最初はなんでシグネと別れないのか不思議だったけど、同じ穴の狢で
何だかんだお似合いのカップルだったのかねえ・・・
いっしょにソファを盗んだりしていたし。
シグネは嫌がっていたぽいけど、それも本心かどうかは分からない・・・
ひょっとして恋人がトーマスじゃなかったらどうだったんだろう?
とも思ってしまった。
まあ、あんま変わらんか。
そしてシグネは承認欲求云々よりも・・・
そもそも承認欲求なんて程度の差こそあれ誰にでもある。
もし自分にはない!というのであれば
そう!そんな承認欲求なんかよりも、シグネは異常なまでの虚言癖の持ち主ということの方が、わたしはよっぽど嫌だったなあ・・・
つまり、ナッツアレルギーのふりをするのは・・・
ペイモン様のお怒りをかうぞ!!
コッ(怒)!!
そんな感じで
最後までお付き合い下さり
ありがとうございました♡
多謝♡