『君の名前で僕を呼んで』

何一つ忘れない



伏見ミリオン座で観ました!



簡単な概要?


2017年の作品でしたねw


もう少し前の作品かと思っていましたw


1983年の夏。

今年もイタリア北部の避暑地で両親と過ごす17歳の少年エリオが、大学教授の父の手伝いにアメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会います。

最初はオリヴァーのことが気に入らなかったエリオですが、次第にオリヴァーに惹かれていきます。

やがて恋に落ちた二人。

しかし、その時にはオリヴァーの帰国の日が迫っていました・・・

そんな二人の一夏の恋を描いた物語です。



『君の名前で僕を呼んで』予告編 




ちなみに今作は「NAGOYA CINEMA Week 2023 ~with SDGs~」というイベントの一環として上映されました。


    

去年は

『マイスモールランド』


を観に行きました



で、今回は画家・脚本家・映画監督・作家・・・など幅広く活躍されている大宮エリーさんのトークショー付きの上映でした!


と言いつつ、わたし名前すら知らない人だったけどねw

※基本的に無知で、芸能関係のことには疎いです。


トークショーは上映前に、映画パーソナリティの松岡ひとみさん(名前は聞いたことあるw)の司会で行われました。

で、大宮エリーさん本人もおっしゃっていたんですが、この映画とはなんの関係もないそうで、なんで自分なんだろう?と不思議だったそうです。

※そもそも観たことすらないようでしたw

ですから、この映画に関するお話は何も聞けず少し拍子抜けしましたが、トーク自体はおもしろかったです。


一つ前に観た『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』みたいな高尚な堅苦しさもなかったしねw



うまく撮れなくて申し訳ないけど、大宮エリーさんです




ここから本編?



コロナ禍を先取りした、新時代の握手でした(ウソ)











美しかった。


そんな感じでした。


だけど物語は・・・


『ファルコン・レイク』の再来かと思ったわw


なのでびくびくしながら観ていましたw


最後は切ない感じで終わってしまうものの、『ファルコン・レイク』のように取り返しがつかないという感じではなかったから、よくはないけどよかったです。


とにかくただただ美しかった。

のどかな風景や青にまみれた映像。

流れる音楽、奏でられるピアノの音色。

差し込む陽、照らし出す光。

そして、出てくる人々。

エリオの父の言葉・・・


そこまで大きなことは起こりません。

静かに、ゆっくりと物語は進んでいきます。

ですが、魅入ってしまうような魅力があり、心を揺らす力が確かにありました。


ということで、一昔前のわたしなら絶対に観なかったタイプの作品ですが、本当に食わず嫌いはだめですよね。

とはいえ、そもそも今作は存在すら知らなかったんだけどねw


ちなみにアマプラ、Netflix、U-NEXTと各種配信サービスでも配信されているので、まだ観たことのない方、よろしければぜひ♡


上記3つに限らずだけど、配信サービスはどこも一長一短で選ぶのが難しいよね




それでは

今日も来てくれてありがとう♡

バイバイ!またね♡





  次回予告

恋人を泣かせるなんて許せないな!



だからカンフーを習って痛めつけてやることにしたの!



もちろんウソですw

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※事情により予定を変更する場合があります。





  ⚠WARNING⚠

ここから先はいちかの丸裸です!

もちろんわたしが丸裸になるわけではなくて、わたしが丸裸にしています!

というわけでもなくて、物語のことを包み隠さず、好き勝手なことを書いているよ!

さらにたちの悪いことに、全く関係ない映画のことすら包み隠さずしれっと書いていることもあるので、本当に要注意です!

ここで隠すのは、わたし自身のことぐらいじゃないかな!


ちなみにこの人が→

いちかだといつから錯覚していた?(笑)

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要するにあらゆるネタバレアリアリの


『アリスとテレスのまぼろし工場』ってことです!(この映画は関係ないよ!)











この映画、終盤が本当に良かったです。

多少予定変更はあったけど、結局オリヴァーはアメリカに帰国するんだよね。

で、エリオはやっぱり少し元気がなくなるんだけど、そんなエリオにお父さんが声をかけるの。

お父さんもお母さんもエリオとオリヴァーとの関係には気づいていた。

だけど、何も言わずに優しく見守っていた。

まだまだ偏見や差別が今より多かった時代で、子どもが同性愛者だと分かれば、下手すれば矯正施設に連れて行ってしまうような親も多かった時代に。

それこそ


依里のクソ親父みたいなやつも多かったであろう時代に


そんなエリオのお父さんの言葉が、本当によかったんです。

以下ほぼ全文をU-NEXTとにらめっこしながら書き起こしましたw


※実際には一部エリオの言葉が挟まれますが、それはカットしています。



賢いお前にはわかるだろう

稀有で特別な絆ということが

“それは彼だったから”“それは私だったから”

お前と彼の間には知性だけではない全てがあった

彼は善良だ

お互いを見出せて幸運だった

お前も善良だから

彼も同じことを言うだろう

お互いへの褒め言葉だ


思ってもいない時に自然は狡猾な方法で人の弱さを見つける

そんな時はわたしがついてる

今は何も感じたくないだろう

2度と感じたくないかも
それに・・・こういう話をしたいのは私とではないだろうが
お前は確かな何かを感じた

お前たちは美しい友情を得た
友情以上かもしれない
うらやましく思う

多くの親は早く終わらせたいと願い息子が冷静になることを祈る

私はそういう親ではない

人は早く立ち直ろうと自分の心を削り取り30歳までにすり減ってしまう
新たな相手に与えるものが失われる

だが何も感じないこと・・・感情を無視することはあまりに惜しい

余計な口出しかな?


もう一つ言おう
よりわかるだろう

私は逃してしまった
お前たちが得た経験を
何かが常に私を抑えた
また妨げたのだ

お前の人生はお前のものだが・・・

忘れるな

心も体も一度しか手にできない
そして知らぬうちに心は衰える
肉体については誰も見つめてはくれず・・・近づきもしなくなる

今はまだひたすら悲しく苦しいだろう
痛みを葬るな
感じた喜びも忘れずに



そこからのラスト。

オリヴァーから電話がかかってきて、久々にオリヴァーの声を聞いたエリオはすごく喜ぶんだけど・・・

それはオリヴァーが婚約したという連絡でした。



最高の知らせだ

 
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怒ってる?


エリオは平静を装っているんだよね。

電話を代わったエリオの両親もオリヴァーを祝福し、再びエリオに電話を代わったあとに少し固まります。

エリオはオリヴァーと二人だけの特別な名前で呼びあったあと、オリヴァーから


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何一つ忘れない


別れのシーンはそこで終わりですが、その後もしばらく呼びあったんでしょう。


実際そういうことって多いのかな。

そんなことは分からないけど・・・


とにかく本当に美しく、アンズのように甘酸っぱくて、ビターな物語。

最後、数分間暖炉の前で炎を見つめながら涙を流すエリオが切なかった。


そして、この子も切なかった・・・

私はあなたの彼女なの?



ところで君の名前で僕を呼んでとはなんぞや?

ってことですね。

これはなんとなくつけられた邦題ではなく、物語の中に出てくるセリフになります。

オリヴァーが言うんですよ。


「君の名前で僕を呼んで。僕の名前で君を呼ぶ」


って。

そしてそれは2人にとって特別な名前になり、その後さまざまな場面でお互いの名前で呼び合います。

当然そんなことをした経験はないし、どういうことなんだろうと不思議でした。

今ほどおおっぴらにできなかった時代で、愛を確かめ合う方法の一つという面もあるのでしょうが・・・

自分の名前で相手を呼び、相手の名前で自分を呼ばれる。

わたしはあなたで、あなたはわたし。

あなたはわたしで、わたしはあなた。

ふたりでひとり。

かけがえのない最高のふたり。


つまり最強のふたり!!



負ける気がしねえ!



というよりはw


『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』



みたいな感じなんだろうね

劇中歌の

「The Origin Of Love〜愛の起源〜」



みたいな

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誰もが自分の片割れを探している・・・



ということで、少し想像してみました。


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君の名前で僕を呼んで。僕の名前で君を呼ぶ



いちかいちかいちか

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マッツ、何一つ忘れない



・・・いいかもしれない

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↑のババアはゴミとしか言いようがないな


ちなみに気になるその後ですが、オリヴァーに関しては分かりません。

しかしエリオは・・・



イーターとして各地を旅して巡るようになったよ!(ウソ)

『ボーンズ アンド オール』(R-18)アマプラで好評配信中!

U-NEXTにもあるけど、ポイントがごにょごにょ・・・



そんな感じで久々に容量オーバーのため、かなり削るはめになりましたけどw

最後までありがとうございました♡

Salut(サリュ)♡