『さよならの朝に約束の花をかざろう』(再上映)
簡単なあらすじ?
かつて世界には様々な一族がいた。
鳥のような翼を持った一族に、夜明け前に歌う花-
しかし彼らは人間から奇異の目で見られ、利用され、邪魔になれば排除され、忘れられていった。
そんな世界で、外界から隔絶された人里離れた地でひっそりと暮らす
イオルフの民
外見は人間と変わらないものの、みんな金色の髪と瞳には金色の輪がうかぶ彼らは、10代の半ばで成長が止まったまま数百年の時を生きる不老長寿の一族。
彼らが織る半透明の美しい布“ヒビオル”は、人間の間では高値で取り引きされるが、イオルフにとっては記録であり、イオルフだけが読み取れる言葉に溢れているという。
そんなイオルフの地は、彼らの不老長寿の血を一族に取り入れることで、さらなる繁栄をもたらそうとする大国メザーテに侵略される。
そんな混乱の中、外界に放り出された
イオルフの15歳の少女マキアは
野盗の襲撃で母親を失った赤ん坊と出会う。
赤ん坊を放っておけず、思わず手を伸ばすマキアの脳裏にはイオルフの長老の言葉が浮かぶ。
外の世界で出会いに触れたなら、誰も愛してはいけない
それでもマキアは赤ん坊を抱き上げ
エリアルと名付けた赤ん坊を、母として育てることになるが・・・
これはあまりにも長寿であるがゆえに、他種族との別れを繰り返す“別れの一族イオルフ”のマキアが、愛や命の尊さを模索し、理解していきながら
新たな別れに出会っていく物語です
⚠WARNING⚠
ネタバレが少しあります!
それから
を楽しみにされていた方、本当に申し訳ありません!
多分、今後も書くことはないと思います!
ただ、決してつまらないからではなくて、ぶっ飛んだ素晴らしい作品ですよ!
あしからずご了承ください!
それでは本編START!
あんたって、ほんとにちっともマシなこと書けないよね!
うん、良かったよ。
でも、同時にもったいなさもあった。
そんな感じでした。
もったいなかったな、と思ったのはアリエルの幼馴染?のクリム関連かな。
主題から外れてしまうのでしょうがないかなとも思うけど
闇落ちに至るまでが少し唐突だった気がします
全体的に時間の経過がかなり急に感じてしまう部分は多いんだけど、闇落ちからの2回目のレイリア(幼馴染)救出作戦はかなり唐突過ぎて
何だか少し置いてけぼりな気がしてしまいました
とはいえ長命なイオルフという種族にとっては、時間の経過はそれぐらいあっという間なんだろうな・・・とも思ったけどね。
それからレナト(ドラゴンみたいな生き物)も
あ、侵略の先頭に立ったイゾルの心境の変化も分かりづらかったかな
欲を言えば、もう少し時間をかけて隙間を埋めてもらいたかったかな〜
それこそ、前後編の2作に分けてもよかったから。
その方がもっとよかったかもしれないけど、実際難しいと思うし、逆に言えばよくこれを2時間弱でまとめたよな〜って感心します。
泣きポイントは色々あると思うけど
わたしは最序盤のオノラ(わんこ)が一番泣きそうになった(笑)
それ以外のところは・・・
この作品の前に観た『禁じられた遊び』は超最新作で日曜日にも関わらず、お客さんは5人ぐらいでした。
が、こちらは再上映にも関わらずかなりの人数がいました。
しかもおそらく再鑑賞の方が多かったのではないかと思います。
そのため、泣き所などが分かっていたんでしょうね。
終盤、至るところから号泣する方の泣き声が聞こえて
いや、そんな経験初めてだったからさ・・・
わたしも映画館でたまに号泣するんだけど、泣くときって
ってときばかりで、なるべく隠すけど
ということで、良い作品でした。
と思います。
正直なところ、うまく言えないんだけど・・・
わたし、この映画がいいお話だっていうのは頭では分かっているの。
でも、心が理解していない。
そんな感じなんだよね。
多分この映画は、子どもを育てたという経験のある親という立場のかたの方が間違いなく刺さると思います。
わたし自身は子を持つわけでも、子を育てた親でもないし、それを望まなかったし、仮に望んでももう不可能なんだから、この映画がいいお話だっていうのは分かるけど、本当はわからない。
わかっていないんだと思う。
勝手な言い方かもしれないけど
でも
また新たな別れに出会うために
っていうのは、なんかすごくよかった。
フランスの売れなかった戯曲家の言葉に
人生とは失うことである
というものがあるけど、だからといって出会いを怖れるのは何か違う。
失うに至るまでの過程を全力で楽しむというか、
生きてしぬ 生きてしぬ 生きてしぬ
それでいい
生きていく生きている生きていく
それでいいのさ
ってことなのかねえ。
それでは
今日も来てくれてありがとう♡
バイバイ!またね♡
次回予告
私、何を選べばいいのかな?
※事情により予定を変更する場合があります。