『遠いところ』8/19鑑賞

どっか行きたい。遠いところ



刈谷日劇で観ました!

舞台挨拶回!

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簡単なあらすじ?


沖縄では一人あたりの県民所得が全国で最下位。子ども(17歳以下)の相対的貧困率は28.9%であり、非正規労働者の割合や、ひとり親世帯(母子・父子世帯)の比率でも全国1位(2022年5月公表「沖縄子ども調査」)。さらに、若年層(19歳以下)の出産率でも全国1位となっているように、窮状は若年層に及んでいる。


『遠いところ』は、そんな沖縄市のコザを舞台に、幼い息子と夫との3人暮らしをする17歳のアオイ(花瀬琴音)が、社会の過酷な現実に直面する姿を描き、全編沖縄ロケにこだわって撮影された。


オフィシャルより


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非常に生々しいヒューマンドラマです!



『遠いところ』予告編 



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⚠WARNING⚠


ネタバレはありません!

つもりですが、結末に関して少し言及しています!

よりによって結末に関してなので、注意してください!

なお、今日観て今日載せているので、かなりの突貫工事です!

色々とおかしな部分があるかもしれませんがご了承下さい!

ジジイ?

ジジイなんていつでもいいんですよ!


おのれ!こわっぱめ!!



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それでは本編START!



この人笑ってるけど、笑える映画ではないよ!











キツいよ。


いや、もちろんキツいのは最初から分かっていたんだけどさ。

わたしたまにさ、映画を観ていて鼓動が異様に重くなる時があるの。

上手く言えないんだけど、苦しくなるよりももう一段上の感じ。

大抵それは自分の嫌な記憶が刺激されたときで、基本的にはセクシャリティに関することになります。


    

『世界は僕らに気づかない』



なんかはセクシャリティ+国籍の二段重ねで、どうにかなるんじゃないかと思った。


『遠いところ』はそういう作品ではないので激怒する可能性はあっても、そんなことになるなんて思っていませんでした。


鼓動は重くなる。


それは単純にマサヤの暴力だったりとか。

わたしはあれこれ映画は好きだけど、そんなわたしでも苦手な描写はあって、『遠いところ』はまさにそんな感じ。



    

『殺人ワークショップ』



の冒頭とかも。

あとは差し伸べられた手を払い除けてしまう感じ、いや、払いのけざるをえない感じとか。

内容というよりは描き方なのかな?

よく分からんけど。

とにかく、それらに話の内容も相まって、キツかった。

そんな作品でした。


こういうお話のときは大体いつもするけど、もちろんわたしには分からない。

だから、本当に大したことは何も言えないんだけど、こういうことって沖縄だけではなく、日本のいたる所であるはずで、実際はもう少しマシだったり、より過酷だったりとケースは色々とあると思います。

それに対して安易に自業自得だ、とか自己責任とぬかす人は確実にいます。

あの事件をきっかけに、他者に対して安易に自己責任という言葉をぶつける人が目立つようになったと思います。

それで何か変わるのでしょうか?

仮に自分が何か絶望的な状況に陥って、誰かから安易に自己責任と言われて納得できるのでしょうか?

まっとうな仕事につけ。

時給800円にも満たないまっとうな仕事で、まっとうに子どもを育てていくことなんてできるのでしょうか?

誰も取り残さない社会の実現を目指す。

耳障りのいい言葉を並べるだけでは、何も救えないし、何も変わらない。

とりあえず・・・


マサヤは死んでいいと思う

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なんて暴言をはいたところで・・・






今回は上映終了後にアオイ役、主演の花瀬琴音さんの舞台挨拶がありました!


あまり上手く撮れなくて申し訳ありません・・・


雰囲気が余りにも違っていて驚きました!

さらに、撮影当時は17歳のアオイとほぼ同じ18歳だったということにもびっくり!
しかも映画初出演で初主演で、アオイという難しい役を演じきったことも驚愕です!
ちなみにオーディションでアオイ役に抜擢された理由は、拳を繰り出す感じがお見事だったから?(笑)
オーディションでは殴り合う場面を中心に行われたそうですが、その際の花瀬さんの相手は顔見知り?のプロデューサーさんだったそうで(ちなみにそのプロデューサーさんも出演しています)、役者さんじゃないから遠慮せずにいけたとか(笑)
撮影の際には、20テイク以上の長丁場になったそうで、


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次は成功させよう!


と、相手役の方と硬い握手をして臨んでいたとのことでした。

また、本編では流暢な沖縄の言葉を話されていましたが、実は沖縄の方ではなくて東京生まれ東京育ちなんだそうです。
撮影の1ヶ月前に沖縄に行き、そこで映画の中でアオイが暮らすアパートで実際に生活し、自分の私物なんかも交えながら生活感を出していったそうです。
その中で、実際にアオイのような境遇の方たちとの交流を深め、また沖縄の言葉を身につけていったとのことでした。

監督さんはあまり演出をされなかったそうで、役者さんたちで考えながら演じていくことが多かったそうです。

そのため、アドリブも多いそうですよ。


また、あのラストですが、わたしはネガティブな意味で捉えましたが、監督さんの意図としてはポジティブなもので、花瀬さんも自身で考えポジティブなものとして演じたそうです。

とはいえ、映画は観た人がどう受け取るか?なので、ネガティブに受け取ったとしても、それは決して間違いではない-というのが監督さんの思いだそうです。


最後はサイン会もあったので・・・


ちゃっかりサインをいただきました♡



いや、でもほんとに作品も素晴らしかったと思いますし、花瀬さんも圧巻でした。
今後の活躍には期待しかありませんよ!



それでは

今日も来てくれてありがとう♡

バイバイ!またね♡



次回予告


ちょっと!何考えてるの!?



こういう映画を観た直後に、こんなの観に行くなんて!!



いちかと言えば、あれこれ映画だからね!

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※事情により予定を変更する場合があります。