『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』8/15鑑賞
簡単なあらすじ?
脳にゴルフボール大の腫瘍があるマーチン。
骨肉腫に冒されているルディ。
余命幾ばくもない2人は、同じ末期患者の病室に入院する。
病室で堂々とタバコをふかす、大胆不敵なマーチン。
おどおどした引っ込み思案なルディ。
全く正反対の2人ではあったものの、互いに目前に死が迫っていることからか意気投合。
そして2人は病室を抜け出す。
うみをみにいく
ただ、それだけのために。
しかし気づいたら・・・
ギャングと警察に追われていた!?
おまけにマーチンは凶悪な強盗犯で、ルディはマーチンの人質でヘルシンキ・シンドローム!?
なーんて勝手に決めつけられる中、果たして2人は無事に海を見ることが出来るのか!?
そんな2人の旅路を痛快に、時に切なく描いたロードムービーです!
⚠WARNING⚠
そこそこネタバレしています!
でもこの映画は観ないと伝わらないと思います!
なので、本当にこんなもん読んだり、他の方のレビューも含めて、
読む前に観る!
これに尽きる作品だと思います!
ちなみに事前に考えた流れは作れなくなったので、本来の形ではないけどこれでのっけておきます!
観たい作品が一気に始まったから、明日明後日の休みは忙しいのだよ!
どう考えても予定は上手く組めなかった・・・
わたしは好きです。
2人の男が海を見に行く。
ただそれだけのお話。
しいちゃんがマリコとともにまりがおか岬を目指した
とは全く異なる趣の作品です。
一言で言うならバイオレンス要素のなくなったタランティーノ作品みたいな雰囲気だったよ。
ぐだぐだな会話とか、音楽の使い方とか。
ちゃんと銃撃戦なんかもあるんだけど、血生臭さはありません。
って作品になるのかな?
なんならオープニングで
って思ったもんw
とにかくさ、色んな場面が絵になってかっこいいんだよね。
なんか良くない??
だってさ、
とか、でまかせでもとっさにそんな返しできないじゃん!
そんな感じでかっこよさを堪能しながら、時折クスッと笑って、ふと切なくなる・・・そんな作品なんでしょうか。
自分たちのお金ではないし、残された時間も長くはないとはいえ、
そして、決して泣けるような作品ではないし、そうしなかったのがいちか的には高評価です。
あくまでもコミカルに。
だけど、ふと現実を目の当たりにさせられる瞬間がある。
いや、
って現実を突きつけられられる・・・
というよりは、上手く言えないんだけど、何でもない瞬間でも時々急に虚しくなったり、寂しくなることってありませんか?
わたしはあるけど、それに近い感じかな?
マーチンとルディと同列に語るのも如何なものかとも思うけどね。
ラストの2人の絵は、ただただ美しかった。
ということであのラスト、え?何で?って思った方もいるのかな?
わたしはあれが考えられるもっとも素晴らしいかたちだったように思います。
というか、あの終わり方でなければ、ここまで多くの人に名作として愛されなかったんじゃないかな。
それぐらい自然で違和感のない、完璧な終わり方だったように思います。
まあ、わたしごときがぐたぐだ書き続けてもしょうがないので、最後に少しだけ・・・
この作品はドイツ映画なんだけど、たまに観るドイツ映画って化物級の作品に出会えるだよね。
というか、名古屋でも1日も早く『キラー・コンドームディレクターズカット完全版』の上・・・
それでは、最後に渋い男の渋い言葉で締めさせていただきます。
天国では皆が話す。海のこと、夕陽のこと。あの馬鹿でかい火の玉を眺めてるだけで素晴らしい。海と溶け合うんだ。ロウソクの光のように一つだけが残る。心の中にな
もう一つだけw
まだご覧になられたことがなくて、もし興味を持たれたのであれば、
絶対にネタバレを読んですまそうなんて、そんな無粋な真似はやめましょう!
それでは
今日も来てくれてありがとう♡
バイバイ!またね♡
次回予告
知ってるか?天国では皆が海の話を-
馬鹿者が!ワシはまだまだこれからじゃ!!
※事情により予定を変更する場合があります。