今回のまえがきと、ぐだぐだ
わたしほんとに自分勝手だな、って思うんですよ。
今年の1月に上司にいわゆるカミングアウトをしたんだけど、あくまでも
ってことを言いたかっただけなの。
そもそもそれがおかしな話なんだけどね。
それ以外は今までどおりでいいからって。
女性として働かせてくださいと言う気もないし、更衣室もトイレもシャワーもこのままでいいから、とにかく休ませてほしい、と。
この時はまだSRS(性別適合手術)を受けに行くために、仲介してくれるアテンド会社さんも決まっていなかったんだけどね。
でも休める算段を立てておかないと、いざアテンド会社さんとの正式な契約に至った後に伝えて
なんてなった日には、それはそれは面倒なことになるしね。
で、わたしは所属部署内の部長面談にかこつけて、そこでカミングアウトをしました。
本来夏に行われるのはずのものが、たまたま年明け後すぐに行われることになり、それを当日に知りました。
なので、心の準備も何もできていなくて、嘘をつくか、理由を言わずに無理矢理押し通すか、正直に話すかで悩んで気持ち悪くなってトイレで吐いたりとかしたな。
で、その日は午後から健診で外に出たんだけど、外の空気が吸えて少し落ち着いたっけ。
そして、夕方から行われた面談でわたしは正直に話し、納得してもらいました。
その後、部内移動で来た新しい課長にもカミングアウトしています。
この時初めて診断書を叩きつけ・・・ずに差し出しました。
どちらも反応が良好で、この時は上手く行き過ぎて拍子抜けしていました。
ただ、どちらも信用できないタイプの人間であることが気がかりではありましたが。
口が軽かったりとか、パワハラ気質な性格的に。
その後アテンド会社さんも決まり、2月末に正式な契約をしました。
それからしばらくは特に何もなく、時折課長から休みについてのことやチーム内での対応をどうすればいいか?みたいな話をされたぐらいかな。
5/10に手術のための旅行の日程がようやく確定したので、その後すぐに課長にその旨を伝えました。
で、後日部長から呼び出され、その話になったのですが・・・
ということを言われました。
長期(と言っても、わたしはたかだか2週間にも関わらず)の休みを取る際には報告する必要があるとかなんとか。
それもおかしな話ではあるけど、その際に
という話になりました。
ちなみにわたしはこの性転換手術という言葉が大嫌いだったりします。
目が覚めたら体が変わってた!みたいなお手軽なものの感じがして。
いちかの嫌いな言葉
- メンヘラ
- ネットの“祭り”
- 性転換(←NEW)
正直なところわたしは意味が分からなかったし、別に個人的な事情で休むで良くない?とも思ったけど、翌月末に旅行が控えている中で、文句を言って面倒事になるのは避けたかったので渋々了承しました。
その結果、下手したら顔も名前も知らない関係ない人にまで知られることになるわけです。
ただ、それで終わるなら良くはないけど別に良かったし、わたしもそれ以上は気にしないようにしました。
旅行から帰り、仕事に復帰したその日に課長から
という話をされました。
いや、前に何度か言ったじゃん。
今までどおりでいいって。
女性用の更衣室やトイレを使わせてほしいと言うつもりはないって。
もちろんそこを気にするのはよく分かるよ。
そこが曖昧だと面倒なことになるかもしれないし。
だけど、わたしが何度も強調して言ったことぐらいは覚えていてほしかった。
かなり強引に早く復帰したこともあってあまりにもしんどそうなわたしを見て
ああ、喉仏の手術痕を隠しているからか。
って、そんなもんどうでもいいわ!
コイツ、わたしが何してきたかも忘れてんのか?
絶対忘れてるよな?
じゃなきゃ復帰して早々に狭いところでしゃがんでやらなきゃいけない整備作業なんてやらせないわな!
更に数日後、部長から呼び出され、人間ドックの話になりました。
元々当日の受付の際に病院に先月手術をしたことを、それとなく伝えるつもりでした。
が、要望があれば総務を通して伝えてくれる(つまり総務は把握している)とのことだったので、わたしの要望を伝えておきました。
それについては良かったのではないかな?とは思います。
が、やはり再度社内での更衣室やトイレの話になりました。
その時の態度や空気から配慮しようと気を使ってくれているわけではなく、単純に面倒事を避けるための確認であることは明白でした。
恐らく例の経産省の裁判の一件があるから?
そして先日、再び部長に呼び出され、病院からの提案書をもらいました。
わたしが唯一お願いした、
が叶ったのはありがたかったです。
が、そこで再度同じ話に。
つまりトイレと更衣室。
また同じことを言うわたし。
もういい加減にしてくれよ。
女性として働かせてほしいって言ってるわけじゃなくて、今までどおりでいいって言ってるんだからさ。
使わせてくれ、じゃなくて使わないって言ってんだからさ。
もうそれでいいじゃん。
それを聞いて浮かぶ安堵の表情は、面倒なことにならなくて良かったってことでしょ?
面倒なことになってないからもういいじゃん。
そもそもわたし、別に配慮してほしくてカミングアウトしたわけじゃないんだよ。
ただ手術のために休ませてほしくて、そのために正直信用できない人間に対してしたくもないカミングアウトして、その結果どうでもいい人達にまで知られて、わたし何なの?
ただ腫れ物になってるだけじゃん。
休むためにカミングアウトってのも、そもそもおかしな話だけど、それは焦ったわたしの短絡的な行動でもあったから別にいいよ。
でも、わたしも決して軽い気持ちでしたわけではないし、強調しておいたことぐらいは覚えておいてほしかったし、再確認するにしてももう少し言い方はあったんじゃないかとも思う。
トランスのカミングアウトなんて本当にしなくていいならしないにこしたことはない。
性的指向のカミングアウトとは全く訳が違う。
超ハイリスク超ローリターン。
こんなもん賛辞するようなものじゃないし、どれもが同じだと思われたくはない。
それでも、せざるを得ないからするわけで、ポジティブなものではなくて超ネガティブなものだと思う。
それでもうまくいった人は、一体何が違ったんだろう。
そんなことを考えていたら、女として生きていくわけでもない中途半端な人間がそんなことをしなきゃいけないのは何だかとても異常なことで、それを実際にしたわたしは何だかとても滑稽で惨めに思えてきた。
そして今日(昨日)、いつもはそういう話は別室でしていたんだけど、たまたま現場に出る下駄箱のとこで鉢合わせた部長に
ここで言う!?
他の人もいるのに!?
確かに配慮してほしくてカミングアウトしたわけではないけど、それは違うだろ!
多分本人気づいていないんですよね。
自分がやってることに。
そんな人に悩みすぎてトイレで吐いて、覚悟してカミングアウトした自分がなんかめちゃくちゃ馬鹿みたいじゃん!
なんだか無性に腹が立ってきた。
そうなってくると、色々なことに腹が立ってくる。
喉仏削ったのにあんま変わってないし、むしろ声が少し出しづらいは、飲み込むときに違和感があるわ、SRSしたとこは2ローテ前から痛みがずっと変化していなくて嫌な痛みが続いているわ、急に鋭い痛みが走るわ、とっくに睾丸取っていたからSRSしたとこで体力なんか変わらないはずなのに、復帰してからずっと体力なんか的にしんどいし、2週間ばかりとはいえ自堕落な生活を過ごしていたから?
そんな自分の変化に苛立ちながら、何でわたしそんなこと言われなきゃいけないんだとか、何でそんな態度を取られなきゃいけないんだとか、わたしちょっと軽んじられすぎじゃね?とかなめられすぎじゃね?とか色々と思うことがあって。
なんだか全部
ファッキンミュージック!!
だって思って、本当はこんな時にこそ必要なのにロックンロールは鳴らない。
なんてことを鈴木実貴子ズを聴きながら思っていました。
わたしほんとに自分勝手だよな。
わたしは本当にクソだって思うし、本当にクズだなって思う。
根源的恐怖の名前を持つクソの悪魔ってことにしといて、チェンソーマンに切り刻まれて喰われるのも何だかありじゃない?
クソが根源的恐怖かはよく分からんけど。
本当に自分勝手だ。
そんなクソやクズ、悪党は大抵自分勝手な連中で、そんなやつらはいずれ制裁を受けてもおかしくない。
というわけで今回は
『悪党に粛清を』
Salut(サリュ)♡
こんなクソみたいなまえがきでこの作品を取り上げてしまい、申し訳ありません。