『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』のあとがき、になっていないあとがき
そういや21日の夜勤で出勤したときに鉢合わせたおっさん社員に「友市さん、カラスみたいだね」って言われた。
その日は中に着ていたものは黒じゃなかったけど、コートを閉じていたから真っ黒に見えたんだろうね。
いぶし銀のダンディストのみじゃ!!
そこをはき違えるでないぞ!!
そもそも進化し続けるこの危険生物には、巨大なつもりかも知らんけどこんな傘では狭すぎる!!
昔、プレステの隠れた名作で『レブス』っていうゲームがあったんだ
その中に人間とエルフの間に生まれたハーフエルフのサラディアート兄妹っていうキャラたちが出てくるんだけど、兄のサン・サラディアートが言うんだよ。
「人間は大いなるカルティア(物を作り出すカードみたいなもの)を使えるけど、魔法は使えない。
エルフは魔法が使えるけど、大いなるカルティアは使えない」
「でも僕はハーフエルフだ!カルティアも使えるし、魔法だって使える!僕は優秀なんだ!それなのに迫害されている!それはおかしい!!」
半分正解、半分間違い。
認めるべきは他人ではなくて、わたし自身だよ。
他人がどうっていうのはどうでもいい。
わたしがわたしを認めなきゃ駄目なんだ。
わたしは自分が男だということが許せなかった。
かといって、それに立ち向かってなんとかしようとも思わずに逃げ続けて時間をただ無駄にしてきた。
諦めていたんだよ。
絶滅の危機だって何度もあった。
現実も見せつけられた。
だけど、それでも何故か1度きりの出会いでわたしのことを見抜いた人がいた。進化して男性的なかっこよさと女性的なかっこよさを合わせ持つ今のわたしは、生物種として最かっこいいんじゃね!?
人々がわたしを避けなくなったのは、避けないんじゃないんだ。
最かっこいいわたしから溢れ出る魅力に引き寄せられてんじゃね!?
まるで炎に向かう蛾のように!!
さらにそこに爬虫類の強靭さとかっこよさ、かわいさも加わって、最早生物種としては他種を突き抜けてしまっている!
まさに魔性だよ!!
それでいて、未だなおやれることは全部やってみるの精神を忘れずに、牙と爪を研ぎ続け、しっぽを磨き続ける!
かつて地上にこんなにも凶暴で魔性溢れる生物種がいただろうか!!
別に誰かに迷惑かけてるわけじゃないからいいんだよ!
わたしが勝手にそう思っているだけなんだから!
イタいと思うなら勝手に思っとけばいい!
でもさ、その方がよっぽど楽しく生きれるんじゃね?
辛い苦しいだけじゃ何にもならんじゃん。
ぐだぐだ文句をたれてもいい。
口撃や攻撃してくる奴らに中指立てて反撃するのもいい。
でも自分のことを駄目だと思い、不甲斐ない自分が情けなくて悔しくて、その鬱憤をぶつけるかのように何でもかんでもイチャモンつけてりゃいいわけじゃない。
それこそ口撃、攻撃してくるやつと同じラインにまで落ちてしまう。
批判するなって言ってんじゃないよ。
わざわざ不快になるところに突撃して粗探しして、批判のための批判をする暇があるなら、恥ずかしくても自分がやれることを粛々とやりゃあいいんだよ!
そして誰かに認めてもらおう、受け入れてもらおうなんて思う前に、自分で自分を信じなきゃ駄目なんだ!
じゃないと、絶対に変われない!!
才能?
そんなもんわたしだって不在だよ!
そしてマシュマロちゃん、わたしはね
気づいてしまったんだよ。
本当にわたしが女性になれたとしたら、それで幸せになれるのか?
そもそも女性として生まれていたら、わたしは幸せだったのか?
そう、絶対に何も変わらなかったと思う。
だって、しょせん中身はゴミクズのままだからね!!
どうせクソみたいな人生を送ることになっていたはず。
そこなんだ。
わたしは他のMtFの人たちとは何か違ってて、ずっと異端者だと思っていた。
なんの事はないよ。
わたしは
MtF=Male to Female(男性から女性に)
であると同時に
MtI=Male to Ichika(男性から市佳に)
なんだよ。
結局さ、わたしが最初から言っていたことだったんだ。
Salut(サリュ)♡