まえがき
『子宮に沈める』
NETFLIXで観ました
アマプラにもU-NEXTにもあります
おかあさん、おそいよ
簡単に言うと…
夫に逃げられシングルマザーとなった由希子。
それでも幼い娘の幸と、まだ赤ん坊の蒼空と幸せに暮らしていました。
ですが、次第に生活は困窮し始め、余裕を失い始めた由希子は
夜の仕事を始めることに。
徐々に散らかっていく部屋。
粗末になっていく食事。
日中は幸と蒼空だけが部屋に残される日々。
ある日、由希子は山盛りのチャーハンを用意し
仕事に向かいます。
しかしその日から、
由希子が帰ってくることはありませんでした。
という
実際に起こった
2つの事件を元にしたお話になります。
⚠WARNING⚠
ネタバレか···
いや、別に書いてもいいんだけどね。
簡単にネタバレすると、
ネグレクトにより悲惨な結末を迎える
一家族の物語です。
それ以上でもそれ以下でもありません。
実際に観て何を感じるかは、
あなた次第です。
幸せな家族の風景
···
わたし、これ何も書けないよ···
本当にしんどいです。
なので今回は観たよという報告だけで、
これにてお仕舞い。
それでは
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
あなたに幸あれ。
次回予告
色々と候補はあるけど、次は気楽なお話がいいな···
※事情により予定を変更する場合もあります。
さすがにそれはどうかと思うので···
もう少しだけ···
しんどい作品なのはわかっていて観たにも関わらず、
想像以上にしんどくて、
本当に気持ちは沈みました。
しかし、今回わたしが一番求めていた作品でもありました。
過剰な表現など一切ありません。
起こること、起こったことが、断片的に、
ただひたすらに淡々と描かれていきます。
音楽すらありません。
子どもたちがメインで進んでいくお話なので、実際は難しかったとも思うけど、
やろうと思えばもっと過激に描くこともできたと思います。
でも、あえてそれをしなかったのではないかな。
それでも、いやそれ故によりしんどさが増している気がしました。
観終わったあとに残るのは···
空白
これこそからっぽでした。
そして、
人は真実を前に沈黙する
でした。
ただ、時間が経つとだんだんと思うこともわきあがってきます。
とはいえ、わたし何も言えないよ。
何を言ってもきれいごとになるし、たわごとになるもん。
実際にこういう事件が起きたときに、
多くの人は好き勝手なことを言うと思う。
そして大半はお母さんへの批判をするんじゃないかな?
好き勝手に断罪しようとするんじゃないかな?
育てられないのに子どもをつくるな!
とか。
何でそんなことになるまで助けを求めないんだ!バカか!
とか。
でもさ、そういうことじゃないよね?
わたしは母親じゃないし、子どももいないから
間違いなく理解なんてできないし、何か言う権利もないと思う。
ただ、どん底まで落ちた人間として言うならば、
一度落ちてしまうと
助けなんて求められないよ。
落ちるところまで落ちれば、
差し伸べられた手を掴むことすらできなくなるよ。
それができる人は
そもそもそんなことにはならないから。
この作品はとにかくしんどくて、気持ちが沈みます。
それでも、
一生に一度は観るべき作品です。
わたしはそう思う。