まえがき
『空白』
NETFLIXで観たよ！
俺、正直、充さんが親だったらきついっす
簡単に言うと…
蒲郡の小さなスーパー“スーパーアオヤギ”で、
女子中学生の花音はマニキュアを万引きします。
しかし店長の青柳に見つかり、
バックヤードに連れて行かれますが逃走してしまいます。
後を追う青柳でしたが、
花音は道路に飛び出した際に車にはねられ命を落とすことに。
花音の父、充は青柳に対し激しい怒りをぶつけることになります。
そして、この事件はテレビで大々的に取り上げられ、
関わった人たちの憎悪、後悔、絶望を
エスカレートさせていくことになります···
というお話になります。
⚠WARNING⚠
多少ネタバレがあるよ！
それはいいけど、書いてることはひどいもんだよ！
そんなもんを恥ずかしげもなく書いて、
堂々と公開するこのババアこそが、
最大のクソ野郎だね！
野郎じゃないけどな！！
本当に申し訳ありませんでした
昨日の『灼熱の魂』は、とても重くて胸糞悪いお話なんだけど、
どこか現実感がないというか、
あまりにもわたしの日常からかけ離れすぎている部分があって、
理解し難い部分もありました。
で、今回の『空白』はより日常に近いというか、
実際にそういう事件なんかも確かあったと思うし、
よりリアルなものに感じたかな。
もちろんそんな経験をしているわけではありませんが···
で、思うのは···
やっぱり激怒する親父の充は100％無理ですよ。
冒頭の工事現場の誘導員に怒鳴り散らすあの感じ。
もう一瞬で無理。
なーんも知らんかったくせに、いざ娘がいなくなってしまった途端激怒する。
それは娘を失った悲しみからではなくて、自分にとって当たり前に存在していた
ある種の所有物を失ったことに対する怒りのように見えたし、
当たり前だと思い込んでいた家族の形を歪められたことに対する怒り
のようにしか見えませんでした。
押し付けと思い込み。
最終的には自分自身への怒りを他者にぶつけて
八つ当たりしていたことがわかるんだけどね。
決してそこには愛なんかなかったように見えました。
後悔先に立たず
で、ある意味それ以上のクソに見えたのは
スーパーアオヤギのパートのおばさん草加部。
みんなで一丸となって乗り越えましょう！
自分は間違ったことなんかしないし、絶対に正しいんだ！！
という思い込み。
いや、思い上がり？
その傲慢な自信は一体どこから湧き出てくるのか。
おまけに他者に強要し、巻き込むあの感じ。
マジでクソとしか言いようがない。
キモい！キモい！！キモい！！！
ふざけてんじゃねえぞ！！
そんな草加部に充がかましてやったのは、
充が唯一まともに見えた瞬間でしたw
とはいえ他にも
- マスコミのクソさだったり
- 教員のクソさだったり
- 凄惨な事件ですらはしゃぐクソたちだったり
- 好き勝手にあれこれ言う意味でのクソさだったり
とにかく数多のクソが詰め込まれた作品だと思います。
まさに一億総クソ映画。
クソで涙してクソで共感を求め
クソを賛美してクソに人生をかける
そんな作品でした。
ワイドショーという名のクソ
とはいえ、最終的には一応救いがあるような感じで終わります。
それはいいけど、ある種の“いい話”にされた感がしてしまいました。
それが残念だったかな。
もちろん悲劇であることは間違いないし、救われないお話ではあるけどね。
なんか白々しいんですよ。
別にいいじゃん。
クソがクソなことをやらかして、
クソな結果になってクソのまま終わる、でもさ。
こんなの深間さんなら余裕で激怒しているぞ！
てか、どうせなら充にも
深間さんぐらいの凶暴さがほしかったかも。
マンタ乗ってんのか！？
※充が深間さんだったらというイメージ
というわけで、これも激重というよりは胸糞悪い作品でした。
なんかえらい評価高いみたいだけど、
これ仮にさ、
超絶バッドエンドだったらどうなっていたんだろう？
やっぱり評価は低くなっていたのかな？
多分低くなっていたんじゃない？
ちなみに、いちか的にはやっぱり花音が悪いと思うよ。
どんな理由を並べようが万引きは犯罪だからね。
たかが万引きなんて間違っても思ってはいけないと思うし。
で、そこから始まって、みんなが玉突き事故に巻き込まれてしまった感じ。
とはいえ花音がクソだったとは思いません。
やっぱりそれ以上にクソだったのは充だし、さらにクソだったのは草加部だし。
青柳？
被害者でしょ。
そういえば結局うやむやだったけど、花音の同級生の姉いわく、
青柳は痴漢だった。
っていうのはどうなったんだろう？
もし痴漢だったんだとしたら···
もし本当に下心があったんだとした···
また違う作品になっていたのかね？
痴漢は犯罪です
悪いやつには容赦しないぞ♡
それでは
最後まで読んでいただいてありがとうございました♡
あなたに幸あれ♡
次回予告
『空白』といいつつ、からっぽではなかったように思います
『空白』、からっぽ
激重
※事情により予定を変更する場合もあります。