まえがき
『灼熱の魂』
アマプラで観たよ!
1+1=1があり得るか?
簡単に言うと…
カナダで暮らすジャンヌとシモンの姉弟は、
公証人のもと数日前に亡くなった母ナワルの遺言を開封します。
そこには姉弟の父と兄を探すように書かれていました。
そして二人を見つけた際に、残された最後の遺言状を開くようにと···
シモンは乗り気ではありませんでしたが、
ジャンヌは母の足跡を辿るために母の故郷レバノンへ渡ります。
そして中東の複雑な社会情勢や宗教間の対立が
母にもたらした恐るべき真実と、
家族の残酷な真実を知ることになります···
というお話になります。
⚠WARNING⚠
少しネタバレしています!
最後に暴言もあります!
そして激重映画を2本目、3本目と観て気づきました。
(※2本目は激重ですらなかったw)
わたしが観ようとしていたのは激重映画ではなくて···
“救いのない映画”
だったという恐るべき真実に!!
というわけで、
読む価値はありません!!
ほんとだな···
これは···
確かに重い···
重いんだけど···
重いというよりは胸糞悪い。
そんな作品でした。
誰よりも愛する存在が、
誰よりも憎い相手だったとしたら?
一言で言うと、そんな物語です。
正直、途中でなんとなく予想ができてしまいます。
ただ、そうであってほしくないという気持ちが湧いてきます。
中盤の終わりぐらいの出産シーンではまだ希望がありました。
ですが、終盤の
1+1=2だ
1+1=1があり得るか?
を聞いたときに一瞬意味がわからないんですが、
それを聞いた姉のジャンヌが泣き崩れるのを観て、
最悪の予想が的中したことに気づきました。
ナワルは最終的には、
それ故に愛を注ぐことができる
というような境地に達します。
それは最悪の中の救い。
そこに救いを求めた、が正しいのかも。
わたしには想像もつかないようなことで、理解できるとはとても言い難いです。
受け入れられるとはとても言い難いです。
人は真実の前に沈黙する。
何を感じ、何を思うかは実際に観た人に委ねられると思うので、
オススメはできないけど、
機会があれば一度ご覧になってください。
そしてナワルを焦がす
灼熱の愛憎の炎を体感してみてください。
ただし、閲覧注意ではあります。
もちろん何も感じないかもしれません。
不快感しかないかもしれません。
それでも、観た、ということは必ず一つの経験になるとわたしは思います。
と言いつつ、正直な話わたしは、
そこまで気持ちは落ちませんでした。
もちろん気分のいい話じゃないし、
正直なところナワルはジャンヌとシモンに対して
秘密を秘したままでもよかったのではないかとすら思います。
ナワルは救いを、希望を見出したのか求めたのか···
それはわかりませんが、少なくとも
絶望的なバッドエンドではありません。
とはいえ過程は絶望的ですが。
それでは
最後まで読んでいただいてありがとうございました♡
あなたに幸あれ♡
次回予告
こんなの絶対に間違っている
だからみんなで正しいことをするの!
気持ち悪い!!
※事情により予定を変更する場合もあります。
⚠以下暴言注意⚠
すまん。
本当はこんなこと書くべきではないのはわかっているんだけど···
こういうお話を観ると、
やっぱりわたしは···
宗教はクソだと思う。
それに救われた人も多いとは思うよ。
何だかんだ日常の一部、イベントの一部になっているようなものもあって、
なにかしら恩恵を受けている部分もあるし。
初詣とかも行くしさ。
でも、間違いなく宗教はクソだなと思わせるクソどももいる。
どんなに美辞麗句で宗教の素晴らしさを語っても、
それ以上に数多の不幸も生み出してきたのは間違いないわけじゃん。
その思想が、その教義が、その信仰が。
別に何を信じていようが、どんな神を崇拝してようがいいんだよ。
でも、周りを巻き込むのはやめてくれ。
そもそもの話、
神の名のもとに子どもが撃ち殺されるような宗教の
どこが素晴らしいんだ?
その思想が一体どれどけの命を奪ったんだ?
その教義が一体どれだけの不幸を生んだんだ?
その信仰が一体どれだけの人を見放したんだ?
そんなそびえ立つクソにうつつを抜かしている連中がさ、
愛だの
平和だの、
寝言は寝てから言え。