まえがき
『ボーンズ・アンド・オール』
ミッドランドスクエアシネマ
この世界で欲しかったのは“愛”だけ
簡単に言うと…
幼い頃から“人を食べる”という衝動を抑えられず、
多くの人を食べてきたマレン。
またしても事件を起こしたことで、
ついに父親からも見捨てられたマレンは
幼い頃に生き別れた母に会うため一人で旅に出ます。
道中、マレンはサリーというイーター(人食い)に出会い、
イーターという存在について学びますが、サリーが醸し出す
異様なオーラから違和感を感じ、サリーの元から逃げることに。
やがてマレンはリーというイーターの青年と出会い、
ともに旅をします。
次第に惹かれ合う二人でしたが、
そんな二人に忍び寄る影が···
というお話になります。
⚠WARNING⚠
絶賛公開中の作品なのでネタバレは最小限です!
これも上映館が少ないようなので、
観れない可能性も考慮して
ネタバレありでもいいかもしれんけどさ!
それでもきっと遅れて公開されるに違いない!
きっとそうだ!という願いを込めて
その時のためにネタバレは最小限です!
ネタバレどーのこーのよりも
中身をもっとマシなもんにしろよ?
そりゃごもっともですね!
しょうもないからもう食べちゃうか···
これも楽しみにしていた作品なんですが、
上映館が少ないのな!!
R-18ってだけでハードルが上がってしまうので
しょうがない部分もあるんでしょうけどね···
もったいないよなー
もっと気軽に観に行ければいいのになー
ええと、人を食べずにはいられない、イーターという人々の物語です。
イーターは多くはないけど、それなりにいるようです。
物語の中にも何人も出てきます。
サリーもイーターだよ♪
イーターの食事シーンも当然ありますが、
先日の『フリーキッチン』や“チェサピークの切り裂き魔”こと
ハンニバル・レクターの『ハンニバル』のように、
おいしそうな料理を堪能できるわけではありません。
ゾンビ映画のようにそのままいただくワイルド系になります。
なので当然
⚠閲覧注意⚠
なのですが、描写としてはそこまででもないので、
あれこれが苦手な方でも
ギリギリいけるのではないかと思います。
これぐらいのギリギリ加減
ただ、あれこれのシーンでは音が急に大きくなったりして、
少しびっくりしちゃうかも。
単純にスピーカーが近かったからかもしれませんがw
距離感のイメージ
ちなみにわたしはざっくりとしたあらすじだけ読んで、
予告編も観ずに観に行ったんですが
まさかのロードムービーなのね。
マレンとリーの二人のイーターが出会い、
旅をしながら人を食べ、他のイーターと出会い、
また人を食べ、ときに悩み後悔しながら旅をしていく。
なんかもう、それだけで大好きです。
好きなものが詰め込まれていました
喰種は人を喰わねば生きていけない的な?
悪魔は他の悪魔を喰らわねば生きていけない的な?
どちらも大好きなので、
この作品もやっぱり大好きでした。
衝動を抑えることができない苦悩
愛するがゆえに禁忌を犯さずにはいられない苦悩
『哭悲』ではアルヴィンウィルスに感染し、発症した人たちが
やってはいけないことをやりたいという気持ちを抑えられずに、
人として最後の涙を流し凶行に走るわけですが、
そういうのってすごく好きなんですよ。
なんかよくない?
そういえば『クロコダイルの涙』で、
クロコダイルが獲物を捕食するときに涙を流すって言っていたけど、
あれって本当なのかな?
なにはともあれ、
素晴らしい作品をごちそうさまでした。
少なくとも、わたしはなぜこれが世界で賛否両論になるのかまったくわかりません。
これほどのラブストーリーってそうそうないと思うんだけどなー。
ああ、そうか
“骨ごと”のことか。
確かに
ほんとに“骨ごと”いけるのか?(笑)
普通に無理そうだよねw
それでも“骨ごと”の前と後では全然違うぜ!
というわけで、物語も、全体的な雰囲気も、音楽も、
役者さんも、切ない感じも
いちか的には好みの作品でした♡
ただ、唯一にして最大の不満もあります。
それは···
なぜか他の映画の予告編が一切流れなかったぜ!
そんなことあるのー!?
予告編は楽しみなのに!!
それでは
最後まで読んでいただいてありがとうございました♡
あなたに幸あれ♡
次回予告
監視されるのって嫌だよねー
鬼の居ぬ間に命の洗濯!
ハメを外して満喫中!
※事情により予定を変更する場合もあります。