『マーシュランド』
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そこは、罪と悪意に覆われた美しき湿地帯(マーシュランド)
あらすじ
☣WARNING☣
今回、2段階ネタバレがあります!
最初のネタバレは少しだけですが、最後のネタバレはフアンに関する重大なネタバレになります。
フアンのことを暴かないで!というフアンファンの方は戻りましょう!
フアン
一言で言うなら、地味だけど骨太で良質なサスペンスです。
逆に言えば少し退屈で泥臭いサスペンスになります。
ちなみにわたしは数日前に視聴して、一度途中で寝ちゃったよ!
なので、昨日もう一度最初から観直しました。
わたしは好きだよ!
この映画!
なんだろう、フアンとペドロは古き良き時代の刑事なんだよね。
安楽椅子探偵よろしく無駄な動きもなく華麗に事件を解決するんじゃなくて、何度も現場や聞き込みに赴く足で稼ぐタイプの刑事。
- 運は天にあり!
- 鎧は胸にあり!
- 手柄は足にあり!
確かに退屈に感じる部分もあるんだけど、少しづつ確実に真相に近づいていくので見応えはあります。
また、巧妙なトリックだったりどんでん返し的なものはなく、犯人を予想しながら観るタイプのお話ではないから肩の力を抜いて観ることができます。
犯行はとても残酷なものなんだけど、結果が少し映るだけで過程はえがかれないから苦手な方でも多分大丈夫じゃないかな?
けっこうオススメです!
約100分の上質なサスペンスを観ながら過ごす、不穏な天気の夜はいかがでしょうか?
というわけで
最後まで読んでいただいてありがとうございました♡
再見♡
以下フアンのネタバレがあるよ!
ちなみに別にフアンが好きなわけじゃないよ!
ということで、こっからはフアンに関するお話になります。
フアンとペドロは実はけっこう狂暴なんだよね。
とくにフアン。
どちらも、捜査のためなら暴力を振るうことも厭わない刑事です。
とくにフアンは誰であろうとおかまいなしなところが。
最初はそれだけ事件解決への意気込みが強いことの表れだと思っていたんですが…
いや、ペドロは実際そうなんだろうけど…
実はフアンは元々、独裁体制下における治安維持部隊の少し偉い人(小隊長?)で、かつて少女を処刑(というか惨殺)したことがあります。
ペドロはひょんなことからそのことを知るんだけど、既にバディとして信頼を築き上げていたこともあり、フアンのことを信じるんだよね。
フアン自身も否定していたし。
フアンはそんなやつじゃない!って。
だけど、物語のラストで揺るがぬ証拠を突きつけられてしまいます。
しかも実際はもっと悲惨で、フアンは老若男女数々の人々を拷問し、惨殺していたことが明らかになってしまいます。
事件の犯人よりもおぞましい真実。
仕事だから仕方なく行っていたのか、それともそれがフアンの本質なのかはわからないけど、わたしはフアンの本質なんだと思います。
だからまるで、豹変するかのように暴力を振るっていたんじゃないかな。
犯人を追うのも、ある種の同族嫌悪的な感情があったのかもね。
そして、ペドロも同じことを思った。
だから栄転が決まってフアンと別れることになったペドロは、最後にフアンに何とも言えない表情を見せるんじゃないかな。
そして、フアンもペドロにもう一度念を押す。
手柄をペドロに譲ったのも、口止めの意味があったんだろうね。
なんだかやるせない気持ちになりました。
まあ、わたしの思い込みかもしれないけどさ。
というわけで、ぜひ最後まで観てみて下さい。
純粋におもしろい映画だと思います。
あなたはどう感じるでしょうか?
ちなみに、珍しくここまで書いたのには理由があって、わたしはある程度映画のお話を書き溜めているんですが、この次のお話が
本当にひどい
んですw
いつもしょーもないことしか書いてないけど、
過去一でひどい
ので、今回少し頑張りましたw
というわけで
最後まで読んでいただいてありがとうございました♡
多謝♡