え~、少し前の話なんですがね、とある有名ラーメンチェーン店に行ったんですがね、えぇ。
このお店、①外国人が作る②本場福岡の豚骨ラーメンが③沖縄で食べれる。というよく分からないお店、お店なんだ。
まぁこのお店、何かのランキングで一位になった事もあるそうで、沖縄初上陸の頃から通ってるんですがね、えぇ。
今は県内に店舗数も増え、なかなかの人気店でしてねぇ。
で、アタシが注文を終え待っていると、隣のテーブルに性欲まみれ※個人の感想ですの中年男性(推定50代後半)が座りましてねぇ。
「ヤダなー細身日焼け金髪ロン毛タンクトップ金色ネックレスって、見るからにメンド臭そうだなーヤダなー」
「B級風俗ルポライターみたいだなー怖いなー」
「いや、無許可営業違法風俗店突撃ユーチューバーかもなーヤだなー」
もう性欲がラーメンを食べに来ていると言っても過言では無い、無いんだ。
そこに外国人店員が注文を取りに来たんですがね、開口一番
「オイ!日本語喋れるヤツが注文取りに来い!」
「コイツ日本語通じねぇだろうが!」
ありえない!ありえっこないんだ!
外国人店員が言葉を発する前にこんな事を言うのは性欲以外のナニ物でもないんだ。
まぁあのイントネーションはナイチャー(沖縄県外の人)だな、というのは一目瞭然でしてね、えぇ。
すると厨房から中西学が来た。来たんだ。
アレ絶対本人だろ
中西「他のお客さんには日本語で注文取ってますけどね」
性欲「あ?」
中西「ウチの従業員は日本語通じますけど」
性欲「シラネーヨ」
中西「通じないんでしたら、お代返しますんで(この店は食券制)日本語の通じるお店に行って下さい」
性欲「ふざけんな!金はくれてやる!二度と来るか!」
久しぶりにカスハラってヤツを見たんですがね、えぇ。
ここでフツーなら日本人店員に代わって注文を取るのが一般的な対処法かと思うんですがね、この中西の対応は従業員を守る姿勢、お店側も客を選ぶ権利はある。という表明かとアタシは強く思った。思ったんだ。
ここでアタシは中西の漢気に敬意を表しましてね、替え玉粉落としを頼んだんだ。
そしてその替え玉をスープに投入した瞬間、意識がスゥーっと・・・


