カナダ人やアメリカ人と接していると、笑ったときに見せる歯が白くてとてもきれいだと感じることがあります。
こちらに来てから相手の歯が汚いなと思ったことはありません。
北米では歯がきれいなのは当たり前のことで、日本と比べて子供の頃からのケアがとてもしっかりしています。
もし虫歯があったり、歯が汚かったりすると、自己管理ができない人間とみなされるばかりか、親のIQが低いとまで思われてしまう社会です。
私の奥歯には子供の頃に虫歯で治療した銀歯がいくつかあります。
アメリカやカナダにいると、大きな口を開けて皆と一緒に大笑いする事にちょっと抵抗を感じてしまいます。
銀歯がちょっとしたコンプレックスになってしまっているのです。
最近の日本では、虫歯の治療法として銀歯にすることが減ってきたようで、歯に白い樹脂を被せたり、セラミックを使用する治療法が増えてきました。
これは以前日本の歯科医から実際に聞いた話ですが、日本の歯科医療の技術はアメリカと比べて30年遅れているのだそうです。
30年っていうのは本当かと疑ってしまいましたが、先進国の中でも日本の技術が遅れているのは間違いなさそうです。
こんなことを他の日本人の歯科医師さんに話したら怒られてしまいそうですが。
これは技術の遅れうんぬんより、日本人の歯をきれいに保つ意識の低さの表れではないかと思います。
子供の頃にうちの母親に言われた言葉が忘れられません。
「銀歯より金歯にしなさい。将来お金持ちになれるから」
いったいどんな理屈だったんだろうかと今でも思います。
当時はそれが当たり前の考えだったのかもしれませんが、うちの親のIQはかなり低かったんだな…。