若手社員を叱るばかりでは意味がない | サラリーマン生活

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先日、職場で20代前半の若手社員数名を含んだ10人程の仲間と一緒に話し合いをする場がありました。


私も気が付けば入社してからあっという間に10年以上が経ち、どうやって若手を育てていくべきかを考えなければならない世代になりました。


年齢が10歳以上も離れた後輩たちと話し合いをすると、大抵の後輩社員は先輩社員の顔色をうかがって、なかなか発言しにくいものです。

もちろん会議や話し合いの内容にもよりますが、年齢に関係なく、できる限り話し合いに参加したメンバー全員が発言できる雰囲気を作りたいものです。


話し合いが始まると、入社数年目の若手が次々と発言してくれました。

とても頼もしく感じました。


でも話を聞いている最中に、いや、それは違うんじゃないの?と思った場面もありましたが、そこは少し発言を我慢して聞いてみることにしました。


すると、他の若手が自分の思っていた事を代わりに発言してくれたのです。

やっぱり自分から発言しなくて良かったと思いました。

若手が自由に発言できる話し合いの環境をつくる為には、どのタイミングで自分が発言すべきかを注意しながら今回の話し合いに参加させてもらいました。


ここから少し話が変わりますが、たとえば職場の上司や先輩社員が、権力で若手の発言を抑えるのは簡単です。

でも、それでは若手は萎縮してしまい、せっかく本人が持っている力を引き出す事ができず、成長も遅くなってしまいます。


元気な会社ほど、若手社員が生き生きと働いているものです。


日本の職場では、若手の悪いところばかりを叱っている上司が多いと感じます。

それで、挽回しようと必死になって働いてくれる若手社員は頼もしいですが、叱られる事によってやる気をどんどん失ってしまう若手がいては、叱る意味がありません。


「部下を叱る上司には常に責任が伴う」と、私が思っている理由は、叱り方によっては本来「使える人間」を「使えない人間」にしてしまう可能性があるからです。

私も正直、あの人は使える、あの人は使えないと思うことはあります。


何度言っても仕事の内容を理解してくれず、仕事が一向に進まないのであれば、会社を経営する立場の人は、その社員を辞めさせたいと思うのが普通です。


でも簡単に「あの社員は使えない」などと決めつけて退職を促す前に、会社の経営体質や職場の人事に問題がないのか、良く考える必要があるのではないでしょうか。


会社の経営陣が構成した人事部が採用した社員なのであれば、「使える人間」に育てる環境を作る責任が会社の経営陣にはあるのです。


会社は異なる考えを持った色々なタイプの人がいるお蔭で収益をあげる組織として成り立つ為、管理職となった人の個人的主観から、部下がKYだからなどと弱点ばかりに目を向ける考えは良くありません。


たとえば中国で仕事をしたりすると、やってもいないのにやったと平気で嘘をつかれたり、言い訳をされたり、騙されたりするのが普通なくらいです。

相手を怒らせた場合は、仕返しをされることもありました。


最初は、こんな人たちと一緒にどうやって仕事をしたらいいんだろうと、人間不信に陥るほどに悩みました。

みんな「使えない人間」だと思ってしまいましたが、そんな考えでいた自らを反省する必要がありました。

一緒に仕事をする中国人の悪い点ばかり注意するのではなく、次第にそれぞれの良いところを見つけて長所を引き出す考えに変わっていきました。

そうでもしなければ、みんな辞めさせなければならなくなり、大変な時間と労力を費やさねばならないのです。


この考え方に、国籍は関係ないと思います。


日本の若手社員の多くは、もっと自分の存在を認めてもらいたいとか、もっと活躍の場が欲しいと思っています。


若い彼ら、彼女らの成長は、会社を元気にしてくれるので、職場の先輩社員や管理職、経営者に至るまで、若手社員の長所を引き出す工夫を考えるべきでしょう。