演劇人生 -68ページ目

演劇人生

今日を生きる!

ランダムに感想文を掲載しています。

しかし、

「感動した」

「よかった」

という文章の中に、

最初に取り上げたような感想文が何通かあります。

前にも書いたことがありますが、

わたしはアンケート大嫌い人間です。

今回のように、演出として臍を噛む思いでいるのに、

「感動して」もらっては困りものだ。

私の思いに近い感想文が第1回目のものと、この1通である。

演出としての総括の前に、

丁寧な手書きでFAXしてくれたその感想文を掲載することにする。


広島県 KU様


劇団アドックの作品は初めて。

三浦綾子さんは、上京前に「母」を通読してきた。


始めまして。

新劇というものを観たのは、今回が初めてかもしれません。

伝統演劇は能や歌舞伎は好きで観ています。

ブログで「母」の上演を知りました。

宣伝が上手いというか、ひきつけられました。


三浦綾子氏の原作を読んでみました。

面白いので、立て続けに3度読みました。

小林多喜二氏の小説も古本屋に頼んで「一九二八年三月十五日」、

「党生活者」「工場細胞」「不在地主」「独房」などを読みました。

そのようなものを読んでいるうちに期待が大きくふくらんできます。

どうしても「母」を観たい、

とりわけ小林多喜二氏という人物に会いたいと思うようになりました。

土曜の昼は満員かと思って、劇団に電話しても誰も出ません。

友人の家に一泊し、早朝7時に劇団に電話すると、

演出の伊藤さんが出てくれました。

ドキドキしながらチケットは買えますかというと、

「大丈夫です。お待ちしています」と答えてくれました。


早速、友人宅でシャワーで身を清め、

散髪屋に行き、

小林多喜二さんに会うのに失礼のないようにしようと思いました。


思ったより小さい劇場でした。

幕が開くと、三園さんという女優の演じる母親の語りが始まりました。

「すごい!」

ぐいぐいと引き込まれてしまいました。

こんな女優さんがいるのに、知らないでいたなんて不思議な感じがしました。

やはり東京の劇団はすごいなと思います。

場面が進むにつれ一人ドキドキしていると、

待ちに待った小林多喜二が登場しました。

食い入るように観てしまいました。


でも、えっこれが多喜二か?と思いました。

小林多喜二のイメージがまったくないのです。

格好も、反応もぶっきら棒で、

表情のないお面をかぶっている人物でした。

これが多喜二の本当の姿なのでしょうか?

演出は小林多喜二の本を読んでいますか?

多喜二を演じた水野さんも原作や多喜二の本を読んでいるのでしょうか。

和気藹々の兄弟の中に多喜二が加わった途端に異物が紛れ込んだようになるのです。

私の描いていた小林多喜二は別人なのかもしれない。

自分のことだけを考える人物のはずはないと思います。

これが演出意図なのでしょうか。

観劇してぐったり疲れて帰ってきました。

友人は、どうだった?としつこく聞きます。

「面白かったよ」

と言っておきましたが、その夜は一睡もできませんでした。


お答えはいりません。

ただ、期待は裏切られました。

勝手気ままに書きました。

お気に触りもあろうけれども・・・

という歌詞が2幕の踊りにありましたが、どうぞお許しください。


文章はまだ続きますが省略します。


演出のわたしのプランかと問われています。

言い訳をするつもりはありませんが、

プランではないが責任であることだけは事実です。

横浜市 KN様


劇団アドックは初めて。

三浦綾子さんは読んでいない。


小林家の家族に感動しました。

両親の愛情に包まれ、日本一幸せな家族でした。

日本の権力、特高をうらみます。

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横浜市 MM様


劇団アドックは初めて。

三浦綾子さんは読んでいない。


素晴らしいお母さんだったのですね。

母役の人の演技も良かったです。

久しぶりに素晴らしいひとときを過ごさせていただきました。

ありがとうございました。

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不明 M様


劇団アドックは初めて。

三浦綾子さんは知らない。


大変良いお芝居でした。

観劇して夢中で観てしまいました。

セリフがきれいで上手でした。

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不明様


劇団アドックは初めて。

三浦綾子さんは知らない。


つらいときも笑って生きることの大切さを知った。

一体になってつくっているという一体感があった。


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東京都 KS様


劇団アドックは初めて。

三浦綾子さんは知らない。


見ごたえのある作品でした。

次回も楽しみにしています。


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東京都 不明様


劇団アドックは初めて。

三浦綾子さんは知らない。


母親を思い出しました。

これからもアドックさんの芝居を拝見したいと思います。


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不明様


劇団アドックは初めて。

三浦綾子さんは読んでいない。


とてもよかったです。

昔は大変だったんですね。

こういう劇団があるのを知りませんでした。


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東京都 TS様


劇団アドックは初めて。

三浦綾子さんは読んでいる。


本もののお芝居を観せていただきました。


若い頃「蟹工船」を読み、人生悩んだことがあります。

以前どこかの劇団で「母」を観た覚えがあります。

しかし、貴劇団の「母」は素晴らしかった。

演出も素晴らしいし、三園さんの母は感じがよく、見事でした。

ありがとうございます。


***********


続きます。

東京 BK様

劇団アドックの公演は初めて。

三浦綾子さんの作品は「氷点」「塩狩峠」等を読んでいる。


とてもよかった。

この後、改めて原作を読んでみたい思いです。

劇団アドックの名前を初めて知りましたが、気に入りそうな劇団に思います。

機会があれば次回、ぜひ見てみたいと思います。

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不明 不明様

劇団アドックの公演は初めて。

三浦綾子さんは知らなかった。


主役の三園さんの演技は味があり良かったです。

ただ姿勢が、首が前に出ているのが気になりました。

長いセリフをよくこなされ、味があり、姿勢がよければ最高だと思います。

みなさんの熱演、素晴らしかったです。ありがとうございました。

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兵庫県 IS様

劇団アドックの観劇作品は「母」

三浦綾子さんの好きな作品「泥流地帯」


小林多喜二さんの「心」と三浦綾子さんの「心」と相通じるものを感じた。

三浦綾子さんでなければ書けない作品だと感じました。

これからも三浦綾子さんの「心」を、

出来るだけ多くの方々に届けて欲しいと思います。

貴劇団のますますの発展を心からお祈りしています。

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東京 MT様

劇団アドックの公演は初めて。

三浦綾子さんの好きな作品「母」


綿密な脚本で大変良かった。

但し、15~20分短縮した方が良いと思う。

俳優諸君の上手いあり下手ありで面白かった。

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神奈川県 WA様

劇団アドックの公演は初めて。

三浦綾子さんお作品は読んでいる。


とてもよかったです。

劇団アドックの作品は始めて拝見しましたが、

アットホームな感じが伝わってきました。

また観たいです。



以上、数編を掲載しました。

続きます。

三浦綾子原作「母」

麻布区民センター・麻布演劇市主催

千秋楽打ち上げました。

観客数・・・740

       (内訳)一般・・・549

            港区・・・168

  関係者・・・25

アンケート集計・・・170

以上でした。

収支は後日掲載します。

しかしチケットは売れませんでした。

10枚以下の出演者が大半でした。

これには、正直驚きました。

劇団アドックはノルマを設定しておりません。

ノルマがないことは売らなくていいというのではありませんが、

そのように考えているのかと思ってしまうのです。


私の師匠もノルマは嫌いでした。

その気持ちが分かるだけに、劇団アドックも「ノルマなし」にしたのです。

しかし今回で間違いに気付きました。

次回から方針を変えます。


東京R・T様


感激して帰りました。
禍福はあざなえる縄のごとし。
山あり谷ありと言いますか

谷あり谷ありの小林セキさん一生を体験できて感謝でした。
感想を書かせて戴きます。
表現が過ぎたりした箇所がありましたら何卒ご寛容ください。


○とても良かった点は、

菊池さんのヴァイオリン演奏いいですね。
三園さんの母セキは本当に感動的でした。
関根さんの末松は実にいい感じで、優しさに溢れてました。
三園さんといいご夫婦になっていました。
若い関根さんのこれからが楽しみです。
丸岡さんは奇麗さと切なさ感じました。
秋田音頭、踊りも綺麗だなぁと思いました。
鶴田さんの妹は元気があっていい感じのツギでした。
タコもそうだったのですね。◎です。
木原さんの三吾は愛嬌があって可愛らしかったです。
森下さんのユキは末っ子の可愛らしい感じ良かったです。
三井さんのタミちゃんの母親。日々の辛い気持ち伝わってきました。
大島さんの金子さんは暖かないい感じでした。
ボブさんの棒頭、青柳さんの憲兵もリアルな感じで怖かったです。
本間さんの特高もリアル感抜群でした。

いろんなエピソードが盛り込まれていましたが、
秋田音頭の場面は素晴らしかったです。
また秋田音頭を踊った後の近くのおかみさんたちとの和気藹々とした場面も、
舞台の上に隣近所が顔を出して庶民性が一挙に増した感じでしたね。
更に小林家が地域でどう受け止められているか

よく伝わったいい場面だと思いました。
衣装もセットも音楽も良かったです。


●惜しいなぁと感じた点

水野さんの小林多喜二です。
国家が殺さざるを得ない大きな人物の持つ凄みが

残念ながら全く感じられなかったです。
同時に多喜二が人間として持っている

あらゆる美点も表現されていなかったと思いました。
山本さんのチマさんが現代的過ぎたかなぁと感じました。
チマさんは名家に請われて嫁入りする女性ですから、
それなりの方だったと思います。
円満な家庭を築き、

一流の文学者と音楽家を生み出した母の娘さんですので、
もう少し所作や言葉が丁寧だとよかったと思います。


●もうひとつ演出上の問題

暗転が少し多いかなぁと感じました。
間が長いなぁと感じた箇所が2-3箇所ありました。
明るい場面で2回くらい・・・どなたも出ていない場面でした。
あと暗い場面で1回くらいありました。

物陰から小林家の様子を警察が窺っていることを

音で表現する箇所が数回ありましたが、
全部同じように見えてしまいました。
勿論同じように執拗に監視されているのですから

同じようなものだと思いますが。

最後の場面で、

原作にある「白黒つける」の台詞がなかったのは

個人的には残念に感じました。
この点をクリア出来たのでセキさんはイエス様を信じたのだと思います。


●その他

港区主催の関係か、

9月10日昼の部のことですが上演中に客席の私語が多く残念でした。
出演者の皆さんはお辛かったのではないかと思いました。

以上です。


演出から

ご指摘のいくつかについて書きます。


最後にある「白黒をつける」について。

仰るとおりです。

近藤牧師については、2点の削除したままのセリフがあります。

演じている関根秀直くんが、

課題をクリアしてくれていたら加えるつもりで稽古していました。

課題とは、2役の末松と近藤牧師とに共通する人格部分と、

キリスト者近藤牧師でなければ語れない部分です。

「この小さきものに為したるは・・・」は入れましたが、

「後の烏が先になる」

と、

「白黒をつける」

の二つのセリフは入れられませんでした。

演じる役者の表現力からカットせざるを得ない箇所がずいぶんありました。

多喜二とタミちゃんの行や、

多喜二のセリフにもありました。

わたしの演出力不足をしみじみ感じた点です。


ご指摘に感謝します。

おはようございます。

いよいよ麻布区民センター、麻布演劇市175回主催公演

劇団アドック公演「母」開演です。

9日の初日に向けて、今日倉庫へ・・・

みなさん、

どうぞ お越し下さい。


港区の皆さんは無料招待です。

 9日(金)18:30

10日(土)13:30  18:30

11日(日)13:30

¥3,500

http://www.kissport.or.jp/sisetu/azabu/index.html

〒106-0032 港区六本木

5-16-45

電話
3583-5487
FAX
3583-5547

地下鉄 日比谷線・大江戸線: 六本木駅下車 3番出口徒歩6分
地下鉄 南北線・大江戸線: 麻布十番駅下車 7番出口徒歩10分

港区コミュニティバス(ちぃばす)
麻布ルート18番・106番「麻布地区総合支所前」下車


ロアビル左角を曲がり東洋英和女学院前です。

途中ロアビルの反対側にはドンキホーテがあります。