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演劇人生

今日を生きる!

今日、憂鬱な電話が入った。
「支払が遅れます」
景気が悪いのは分からないではない。
だが、「こっちにも支払やら・・・・」
「あゝ、しょうがないかァ」と、散歩に出た。

散歩の途中、携帯電話で撮影・・・音譜音譜
遠い正面に見えるのが東京タワー。
ナメクジが走った(?)ような白い光は
庭一面に敷かれた光りの中を蛇のように
光りながら曲線を描き続ける。


ファイナルに近付き・・・・
周囲の樹々にも光りが宿って、
一瞬にして全部の明かりが消える。


やっぱりシャッターチャンスを逃した。
暗い中に走る流星が(下)中央に残る
ヒョロッとした光りの線・・・


きょうは祝日で、
仲良く手をつなぐ若いカップルが多い。
一面の光りを見ていた一人の女性が、
「幸せ!」
つぶやいた声を聞いた。

そうだ・・・このイルミネーションを見て、
「幸せ」・・・といえる人のいることに、
ぼくは、しみじみとした
幸せを感じることができた。


支払の遅れで、鬱陶しかった気持を、
かすかに紛らわしてくれたのである

散歩の途中、辺りを見つめなおした。
欅や銀杏や楓・・・等々、
いろいろな葉が落ちている。
「・・・・?」

劇団生活

今日の散歩は・・・ここまでだ。

様々な落ち葉のほとんだが虫食いだ。

何十、何百、いや何万枚かの中の一枚の葉・・・
だが、自分は樹にとって、いなければならないとか、
これだけいれば自分がいても意味はなかろうとか、
何も思い煩うこともなく半年を生き抜いた。

劇団生活
その間、
見も知らない、名も知らない虫の餌にもなった。
そして落下した。

彼等は役目を果たして落ち葉になったのだろうか。

いや、彼等の役目はまだ終わっていない。
土に返る役目が残っているのだ。

劇団生活
人も同じだ。

寝たきりになった人でも、在ることは無意味ではない。
あなたが生きていることで、励ましを受けている人がいる。

見舞った時に語る話題を心にしまっている人がいる。

「何も出来ないから意味がない」
そんな命は、一つとしてないのだと思う。

ベンチに座り、こんな他愛のないことを考えて
散歩を終えた・・・

学生時代は日に2~3本の映画を見歩いた。

当時は3本立てという映画館も少なくなかった。


ギリシャの作家の長編小説・・・

「キリストは再び磔にされた」の映画化作品

「真昼の暴動」の監督ダッシンの監督作品

「宿命」

トルコとギリシャとの戦争を背景にした。



劇団生活
出演者がすごかった。

ジャン・セルビェ、メリナ・メリクーリ

ピエール・バネックモーリス・ロネ等々。


劇団生活
エミール・ゾラの小説の映画化。

マリア・シェルの主演の「居酒屋」

監督はルネ・クレマン

そしてルネ・クレマンの代表作に

「禁じられた遊び」がある。

ギターで奏でられるテーマソングは

今も耳にする名曲だ。


劇団生活

部屋は相変わらず片付いていない。

映画のパンフレットだけではない、

ポスターまでが、この狭い部屋から

ゾロゾロ出てきた。


劇団生活

ジャンヌ・モロー、モーリス・ロネの

「死刑台のエレべーター」

完全犯罪を目論んだ結末がラストシーンに・・・

音楽をマイルス・デイビスのトランペットが担当。


劇団生活

魅力的なフランソーズ・アルヌール。

イタリアのヴェニスを舞台に繰り広げられる

ラブロマンス映画。これの音楽もモダンジャズだった。


劇団生活

1950年代のチェコスロバキア映画。

銅版画が動き出す奇想天外な空想科学映画。

ストーリーは断片的にしか覚えていない。

部屋を片付けていたが・・・

またまた中断むっ!?

懐かしい映画のパンフレットがゾロゾロ・・・


劇団生活
ジュールス・ダッシン監督の「真昼の暴動」

凄まじい映画で、バート・ランカスター主演。


劇団生活

戦争の虚しさが画面いっぱいに描かれた

「戦場にかける橋」

主題歌、クワイ川マーチが有名だ。


劇団生活
ソヴィエトロシアの対独戦争映画。

セルゲイ・ボンダルチュクの演じた軍人が

感動的だった。

今回は、この3本だけ・・・