挨拶 | 演劇人生

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今日を生きる!

この挨拶(あいさつ)ってどんな意味があるのだろう。

「おはようございます」

「こんにちは」

「失礼します」

「お疲れさまでした」

等々数えきれないほど挨拶の言葉と言えるものがある。


挨拶の「挨」という文字も「拶」という文字も、

接近するとか迫まるという、すぐ傍に近づくこと、或いは接触する必要すらあるように思えます。

そうなると単なる「声かけ」ではない。

接近するという意味の二文字がご丁寧にくっついているわけですから、通りすがりに顔も適当に合わせて交わすような安易なものではないかもしれないのです。


本当の挨拶の意味を考えれば、

「挨拶した?」

と聞かれて、

「はい」

とは言い切れない内容に思えるのです。

体を接近させて、顔を近づけ、或いは腕などを組んで「おはようございます」と言うようなものが本当の挨拶の意味かも知れません。


国民性の違いかと思いますが、

アラブ系の人たちかと思いますが、

男性同士が手を取り合って話をしていたり、肩を組み合って歩いている姿を目にします。

日本人同士だと「もしかして・・・」と言われそうだが、あれが挨拶といえるような形なのかもしれない。


ま、そこまで行かなくても、カタチだけの挨拶でも、「挨拶もちゃんとやる」という、一種人の評価の基準になるのもどうかと思う。

何か犯罪を犯した人を「近所の人たちとあいさつを交わす人だった」にも関わらず・・・

というようなコメントは、何を意味しているのだろう。


今朝、地下鉄のエレベーターに乗ったが、

「開く」のボタンを押し続けて乗せた人が、「どうも」くらいあってもいいだろうと思ったが無言・・・一つ上の階で降りる時も当たり前のように無言・・・

こんな時は、カタチだけでもいいから「ありがとう」とか「どうも」とか、何かあってもいいだろうと思う。


こんなことをいうと、ドアの「開く」を押すくらいで「そんな要求するのかよ」ということになるのかもしれない。


さて、どうなのかなァ・・・