呼吸訓練、発声訓練は後回し。
1.ギリシャ演劇
パネラー 浅野さん
ギリシャ悲劇三大劇作家からスタート。
「こんな題材を勉強するのは初めて」
と言いながらの1時間。
結構なまとまりまで持って行く。
2.コメティアデラルテ
パネラー 関根くん
積極的な発言皆無に近い彼だが、
順調に話を進めていく。
宗教劇からスタートしてイタリアルネサンスまで。
討議時間を含めて凡そ40分。
「すごく分かり易く、慣れてますね」
とは、彼のことをほとんど知らない新人劇団員。
来週から、体を動かし声も出していく。
そして割り当ての課題は、
1.シェーストリンドベリ、ゴールズワージー
である。
クスピア
2.イプセン、
これまで俳優養成所にいたが、
こんな勉強は初めてという人が多い。
劇団では、
私たちに父や母、祖父や祖父母・・・
祖先の存在があってはじめて今の自分があるのと同じように、
演劇にも、演技そのものにも、
試行錯誤や苦行の中で育まれてきた歴史がある。
その一部だけでもいい。
学び、受け継いで初めて創られるものが必ずある。
俳優とは、演出とは、戯曲とは・・・
歴史から学べるものはたくさんあるはずなのだ。
このような思いから、
迂回道路かも知れないが、始めた研修の一部を紹介しました。