もったいない時間 | 演劇人生

演劇人生

今日を生きる!

稽古を練習と思っている人が多い。

学び、習得するという意味がないわけではない。

しかし演劇の稽古を、

稽古場に勉強に来ている感覚でつかまえもらっては困る。


武道にもある言葉だと思うが、

演劇の場合は、

作品によって求められている姿に接近するための場なのである。

つまり、

役の人物が声なき声で主張している、その姿に、

「これで、どうだ!」

と挑む場なのである。

そのための修練の場だといっていい。


稽古場で、

「勉強になりました」

などと言うな。

もったいない。