「母」(休憩) | 演劇人生

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20歳の自分に伝えたいこと ブログネタ:20歳の自分に伝えたいこと 参加中
本文はここから
ブログネタを利用するがタイムリーな
課題なので感謝して頂戴する。

三浦綾子さんの「母」は
小林多喜二の母、セキさんを描いた小説である。

小林多喜二は「蟹工船」の作者だが、
数年前、俄かに再浮上した名前でもある。

彼は20代の最後に警察に謀殺された。

劇団生活
 多喜二の亡骸を囲む同志たち(千田是也や佐多稲子がいる)
その息子を育て、
その死を乗り越えて生きた母のものがたりである。

ここで、20歳を迎えた多喜二を考えたい。

多喜二が20歳を迎えたのは小樽商高
(現在の小樽商大)の3年で、
絵画に興味を持っていたが伯父に画材を捨てられて後、
小説を書いて雑誌に投稿して入選するなど、
作家としての才能が開花してきた時期である。
           ◆
さて、ここから小生のはなしである。
ぼくの20歳は早稲田に通っていたが、
劇団生活
   J・P・サルトル作「悪魔と神」のゲッツ
   ジャン・コクトー作「オイデプース王」のオイデプース

劇団生活
  
父を殺害し母と結婚していたことを知り、
  両眼をえぐる出し放浪の旅に出るオイデプース
演劇ばかり していた。
その後、学連の政治運動に加わり、
演劇公演活動にデモに時間をとられ、
ついでに教室に行くという有様だった。

晩熟(おくて)だと、よく人に言われる。
この晩熟がぼくのそれからを操ることになった。
          
そこで、目の前の、20歳になるぼくに対して、
今にして、言いたいことを言ってみよう。
劇団生活
1.恋人や妻を徹底的に愛すること
  但し、愛しすぎないこと
2.あまり正直過ぎたり真面目すぎないこと
3.疑り深い女とは結婚しないこと
4.人がいいのはよしとしても、それに「バカ」が
  つくまでにはならないこと
5.人の綺麗ばかりを見て生きるな
  人は結局は性悪説に彩られているのを知れ

ぼくがこのように生きたならば、
少なからず今の状態は変わっていたろうと思う。

寂しい生活を送り、
こんな下らないことを書かずに済んだかも知れない。

タバコをすったのも20歳を過ぎてからで、
酒も同じでピュア(?)な青春時代だった。

今回は、ブログネタを出汁(だし)にして、
わたくしごとを書き連ねてしまった。
・・・しまったかなァ!