2011年9月に上演する「母」の
キャンペーンを展開しています。
東京公演での感想文を引き続き掲載します。
■回りまわって手に入った招待券で来ました。
家族についても親子についても、いや、人間として、
人についても考えさせられました。
これは一生わたしの脳裏に残り続けるだろう。
いい演劇をみたというよりも素晴らしい人たちに
会えたなっていう気分。
母の三園さんは、多喜二の母ってこういう人
だったんだと思わせたし、兄弟のつながりも
いい連中だなとしみじみ思わせたし、
パンフレットにあった
「普通のことや当たり前のことを大切にする人たち」
に感動しました。
帰りに観劇料を払いたくなったほどです。
■以前○○座の「母」を見て、
同じものだと思っていたら全然違うのでびっくりしました。
同じ三浦綾子作品なので○○座とアドックという劇団は
どうなのか比べてみようと思ったのです。
○○座を見たときもいい劇だなと思いました。
でも全然くらべものにならないくらい
今見た「母」に感動しました。
今まで全然知らない劇団ですから、
どんなものかと思っていたがすごいですね。
ついこの前、三浦綾子さんの「銃口」も見て来ました。
でもこれもくらべものにはなりません。
本当に深いところで人間について考えている
劇団だなあと思いました。3時間は長いが、
2時間ちょっとのように思えたし
舞台に釘付けになりました。
これからもがんばってください。
(解説)
初演の舞台は3時間20分でした。
その後、帰りの電車時間等の問題もあり、
2時間30分に短縮しました。
ここの掲載した評の舞台は初演同様のものです。