裁き(2) | 演劇人生

演劇人生

今日を生きる!

昨日、

子息が引き篭もっているという父親にあった。

20年以上の引きこもりだという。

「私は、自分が死ぬまで息子をみてやろうと思います」

という。

「だったら、今すぐ死んであげたほうがいいのでは?」

口から飛び出そうになったことばを飲み込んだ。

・・・おれはこの男を裁けない。


近々、子息に会えると思う。

いや、会いたいと思う。


ぼくの甥も3年間引きこもった。

彼は自分の精神で立ち直った。


また、息子を引きこもり寸前まで追い込んだ経験を持つ。

夫婦喧嘩が元だった。


引き篭もりも、原因はさまざま。

ただ、今回は、明らかに父親に原因がある。


人一人、篭りきりでいるなんて、

可哀想過ぎる。

「あゝ、ここに生きる場所があった」

そう思えるところがかならずあるはずだから・・・


親は裁かなくても、早々に死ぬだろうし・・・