田口タキが102歳の長寿を全うして
2009年の今年、6月19日、
この世を去った。
愛する多喜二を失って75年である。
三浦綾子さんの小説に「母」があるが、
多喜二の母セキを描いたもので、
僕たちが劇化して上演を重ねてきた
劇団アドックのライフワーク作品である。
その公演も18回を数えている。
近くのタコ部屋から逃げたタコを追ってきた棒頭と対峙する母セキと夫末松
セキ・・三園ゆう子 末松・・吉田照雄 棒頭・・吉野晴三 三下・・山崎豊
「若しかして多喜二が・・・」母セキは不吉な予感に襲われる セキ・・三園ゆう子
タミの母が家の窮状を娘タミに知らせに来る
タミ・・石田まどか 母志乃・・伊藤みゆき
多喜二は、「僕の作品など、その内に読まれなくなる
ような世の中が来るんだよ」と母に語ったと言われる。
それが、死後70年以上経った今、またブームになった
ことを知ったら、どのように思うか・・・
世の中は何を学習して歴史を創るのだろうか・・・と思う。
田口タキさんの冥福をお祈りします。劇団アドック