稽古準備 | 演劇人生

演劇人生

今日を生きる!

これから稽古に行く。

三浦綾子さんの「壁の声」から

「壁」として読み合わせにはいっています。

登場人物は、

無実の罪で捕らえられ、

死刑を宣告される吃音症(どもり)の男、

その弁護人と雑誌社の記者、

他に裁判官、検事、証人・・・等々です。

公演場所と日時は、出来具合を吟味し、

然るべき時に・・・としておきます。

死刑囚を演じる彼は新人です。

既に何度かぼくのブログに登場していますが、

無口で、リアクションもままならぬ青年・・・

でした・・・とは、まだ言い切れない状態です。

関根秀直という。

                         6月16日「雛」での留吉(左)
劇団生活

この配役は、

彼の将来を決定付けるだろう」

・・・という思いでつけました。

彼が何処へ歩いていくか・・・

数年後、

役者として生きているか、

それとも・・・

これは彼次第・・・いい代えれば、

ぼく次第ともいえるでしょう。


演劇を創る時には、

このような重い荷物を担ぐことがしばしば。

「稽古準備」とは、

このことを彼にどのように伝えるかを考えることだ。