続・なるほど・・・ | 演劇人生

演劇人生

今日を生きる!

コインランドリーで3度目の

顔を合わせることになったオヤジだが、

話を続けなければならなくなった。


ぼくが、

乾燥機から衣類を取り出しに行くと、

オヤジは脱水した洗濯物を

乾燥機に入れようとしていた。


むっ「やぁ、タイミングがあいますね」

気軽に声をかけると、

えっ「ご縁がありそうですね」

と返してきた。


乾燥機から取り出す中に

数ヶ月前のお芝居で使ったエプロンがあった。

えっ「奥さんのですか?」


思いも寄らない質問に、

むっ「えゝ、まぁ」

と返事をしてしまった。


えっ「うちは女房のものは全部女房が・・・」

洗うのだという。

えっ「ところが、ぼくのパンツだけは・・・」

外で洗って来いと言われるのだそうだ。


むっ「他は全部洗ってもらえるんでしょう?

  だったら、パンツぐらい

  いいじゃないですか」


・・・と、その時である。


えっ「ね、あっちから歩いてくる、

  あれが女房です。

  しらばっくれてましょう」

・・・オヤジは、とぼる積もりか

鼻歌まで歌いだした。音譜


むっ「・・・はい」とは返事をしたものの

どうとぼければいいか困った。


走る人DASH!大型のご婦人が、

スーパーの買い物袋を

ぶら下げて歩いてくる。


しらばくれて・・・といって、

オヤジ2人が突っ立って、

奥を向いているのも

可笑しな雰囲気だろうが。

と・・・

えっ「見ない、見ない!」

と止められた。


ガラスで出来ている

乾燥機のドアの窓に

外の風景とともに、

奥方が映っている。


と・・・

店の前に差し掛かった奥方は、

チラリとこちらを覗き見た。


四六時中顔をあわせていて、

赤と紫の縞模様のTシャツに

半ズボンという派手な格好の

連れ合いだ。


何処を向いていようが

直ぐ分かるはずだ。


案の定、

つかつかとやってきて、

走る人「まだ、乾燥機・・・のろいわね」

低音の利いた声だ。


にひひ「ヘヘヘヘ」

オヤジは

ひきつったような表情で笑い、

えっ「そのレジ袋おれ持って行こうか」

だと・・・


パンツを入れたドラムに

硬貨を200円入れ、

スイッチをおした。

そしてもう一度・・・

えっ「へへへへ」

笑い声を残して出て行った。


むっ「可笑しな男だァ!?

・・・と同時に、

あの二人が夫婦をしている

家庭のイメージが・・・

さっぱり湧いて来ない。


思い出してブログを

書いている今ですら・・・


今ごろ、抱っこでもして

いるのだろうか・・・ラブラブ!ラブラブ