睡眠薬代わりか? | 演劇人生

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電話が来た。

向こうで・・・
ラブラブ!「あれッ、起きているんですか?」

馬鹿モン、何だその言い草は!
こんな時間に電話してきて、
「すみません、こんな時間に」
じゃないのか?
・・・時計を見ると12時に
まだ間があった。

仕方がないと思いながら、
むっ「何だ、こんな時間に?」
ラブラブ!「いえ、先生(彼はこう呼ぶ)、
  選挙始まりましたね。
  国政選挙は久しぶりですね」
むっ「うん・・・で?」

上演作品を何にするか
ホールダーの中から
引っ張り出して
あれかこれかと
探している最中だと話した。

ラブラブ!「そうですか。
  先生は宵っ張りですね」
むっ「あゝ」
ラブラブ!「だったらこれからは夜電話します」
むっ「いいよ昼間で」
ラブラブ!「寝られないことがあるんですよ」

1時くらいまで寝られないと
焦ってきて、
なお更寝られなくなるのだそうだ。

ラブラブ!「焦って来て、羊が一匹って・・・」
数え始めるが駄目だという。

むっ「焦らなきゃいいじゃないか」
ラブラブ!「だって明日の仕事に響くでしょう?」
むっ「そんな風に思わなきゃいいんだよ」
ラブラブ!「ということは、
  精神的なものですかねぇ?」
肉体的にしんどくなるのだという。

そうやって追い詰めると、
なお更寝られなくなるのだと教えてやった。

むっ「寝られなくて死んだ奴はいないそうだ」

いつだったか、
不眠が続いて、ぼくもこぼしたことがある。
すると浅利慶太氏が、
ニコニコ「なぁ豪ちゃん、ぼくなんか・・・」
と話してくれたのを今でも覚えている。
その時から、寝られないときの哲学は、
「寝られず死んだ奴はいない」になった。

ラブラブ!「じゃ、また電話します」
むっ「・・・選挙の話はどうしたの?」
ラブラブ!「いや、きょうが公示日じゃないですか」
むっ「だから、何かいいたかったんだろう?」
ラブラブ!「いや、先生どうしているかと思って」
・・・?!
ラブラブ!「じゃ、おやすみなさい」
むっ「あゝ、お休み・・・」
切れた。
そりゃ、
こんな時間は、ぼくには宵の内だ。
たいていはベッドに入るのは
3時頃になる。
(で、起きるのは7時頃・・・)

演劇の専門学校の教え子だ。
とんでもない時間に
ぼくのことを思い出しては
電話してくる男だ。
が、夜中には初めてだ。
何の意味があるわけでもなく、
気が向いた時にかけてくるのが
彼の電話らしいのだ。

これからは
睡眠薬代わりに
電話してくるかもしれない。

もっと不機嫌な声を
出しとけば
よかったかもしれない・・・むっDASH!