昨日Tホテルで、知人のウエディング司会をした。![]()
知人・・・といっても、ちょっとしたきっかけで知り合い、
「2ヵ月後に結婚するんです」
という話から、司会を引き受けることになったのだが、
司会者の立場から振り返っても、
3,000組を越える司会経験の中で10指に入る、いい披露宴だったと思う。
これは僕の司会のせいではない。![]()
披露宴の内容を充実したものに引き上げるものに、
祝辞の良さが果たす役割が、これほどのものかと、
改めて実感させられたものだった。
僕が感動した一つの祝辞だが、無理して要約するほかないのだが・・・
人と人との出会いは神秘に満ちている。
その神秘は、大切にしないと壊れてしまうような繊細なものだ。
ところが神秘は、感じる人にしか分かり得ない。
君たちが生まれるに至った巡り合わせも然り・・・・
文字にすれば、本筋からずれていってしまうのでここでやめるが、
話始めにざわついていた席も、
食い入るように聞き耳を立てた。![]()
愛を語る映画、「スターダスト」が、祝辞となって展開されている・・・
そのような思いで聞き入った。
弁護士をしている新郎の叔父の祝辞だった。
歌だ、余興だ、ゲームだ・・・と、
何か賑やかさがないと退屈だと演出に苦労する人たちも多い。
昨日の披露宴は、色直しの後は3組の祝辞だけだったが、
内容は、祝辞によって充実した。
また、このような祝辞を誘発するような二人であったことも付け加えたい。![]()
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「二人はきっと素適な人生を送るだろう・・・」![]()
と思わせる雰囲気に満ちていた。
みんなに祝って頂いている瞬時瞬時に幸せを感じている表情に満ちていたことだ。(^-^)/
良かった・・・・
いい披露宴づくりは難しい。
だが、作意を以ってよいものを創るのではなく、
よいものは、創る側の存在の仕方に導かれる・・・・
これこそが、よいもの創りの本質のような気がしてくる。