納豆の名誉 | 演劇人生

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納豆餅

                      <納豆餅>

明日、山形に行きます。

ふるさとに納豆あり・・・


最近は、“納豆はねェ”などと言うと、

胡散臭そうな表情をする奴がいる。

                 ・・・いいえ、いらっしゃいます。

納豆は、

貧乏人でも食べられる健康食・・・これは間違いないはず。


『あるある大事典』

視聴者を馬鹿にしたような番組をつくったことも然ることながら、

地味~ィ に生き抜いてきた “納豆”殿の

名誉を著しく傷つけた罪は重い。


・・・にも関わらず、

関西テレビは、“納豆”どのへの詫びのことばはなかった。



昔々

栄養不足で、痩せこけた子ども等でも 元気はあった

中には裸足の子もいた


秋口になると 鼻をたらした連中が多くなる


冬は嫌だった 学校への行き来が辛いのだ

長靴を履いているのは町で いい生活をしているやつ等だ


弁当もストーブにのせるので 貧しいおかずの臭いが

部屋中に立ち込める


たくあんの臭い


米より多いご飯の中の大根も臭う


母は苦労して弁当作りをしていた

先ず大根をよける 次いで麦をよける

出来るだけ米の部分を弁当に詰める


一つの卵を 何で量を増やすのか分らないが

黄色い玉子焼きがしっかりと入っていた

他に 梅干とたくあん


夕食には たまにだが 納豆が出る


「なっとう なっとう なとう~」

売り手の声である


「あゝして売って歩ぐ納豆売りが、勿体なくて、

               自分は食わないのだど・・・」

当時の母の声が耳に残っている。


「へェ・・・、世の中って…そんなものか」

不思議でならず それ以後は 納豆を見るたびに

「勿体なくて、納豆屋も食えないものか・・・」


これは贅沢なものに違いない・・・尊い、また貴重な食べ物だ

子供心に焼きついた この思いは 割りに最近まで続いていた


埼玉に引っ越してきて 驚いたことがある 納豆売りのセリフだ

「納豆、納豆…納豆。青海苔とからしをつけた納豆が10円!」

Oh! ビックリしましたァ…埼玉では「青海苔」「からし」までついていたのだ

更に高級感がプラスされていたのです

第一 売り声が漢字になっている  同じ10円なのに・・・


さて 山形では 納豆がないと正月は来ない

つきたての餅を 大きな丼に用意した納豆の中に

きり入れるのだ 「納豆餅」である


山形に行く明日に 思いを込めて

レンジでチンした 納豆餅を食べよう


でも、写真では不味そうだ

ちょっと醤油を足し過ぎたようだ・・・しょっぱいッ!