頑なに入院を拒否する私にも、先生はお構いなく、誰だって入院は嫌なものだと言った。
そうじゃない。
いや、そうかもしれないけど。
過去に二回入院したことがあって、どちらもトラウマのような出来事があったから。
入院しても仕方が無いと思ってしまった。
でも、ステロイド治療で熱が下がったり良い点も勿論あった。
決して近くない病院にいつも車で連れて来てくれる両親にも、申し訳ないし、入院した方が楽をさせられるのかなと、LINEで家族に聞いたりもした。
家族には、過去に入院の時嫌だった事は話してあるし、何より見舞いに通うのも大変だから入院はしなくてもいいんじゃないと返事が来た。
圧のある先生の態度に、涙が出たが、
前述したように私はクセのある患者のため、睨み付けるようにして拒否をしてしまった。
これはいけなかったと今は思う。
隣にいた看護師さんが、優しい方で、とても気遣ってくれて、また涙が出た。
発熱外来の待合室は、寒かったので。
車で待つことにした。
陽が燦々と入ってきて、あたたかかった。
全ての結果が出揃い、最終的な説明をすると呼ばれた。
母が一緒に付き添ってくれた。
母が、ペコペコ頭を下げてたからか、先生の態度は自分に対する時より幾分かマシだったけど、
少し耳の遠い母が先生の言うことが聞こえづらそうにしてると、
あなた耳聞こえないんですね!?
と言ったのには、ビックリした。
偏見かもしれないが、私の知る医師という人間は、よく喋る割に大体小声でボソボソ喋る…。
結果的に、
ロキソニンを3日分処方されて帰ることに。
会計は、1万円を超えるものだった。
仕方ないと思うけど、コロナの症状と離れていること、何よりこの十数年間ここの病院に通っていて、
今みたいなシェーグレン症候群による高熱は幾度となく経験しているのに。
こんな時期だから、最後までコロナを疑われたことがやるせなかった。
絶対違うと思ったけど、
私の絶対に理論はなくて、自分の感覚だよ。
何一つ信頼性がないのは分かっていても、
ずっとこの熱にも痛みにも付き合ってきた私だから分かることもあるんだよって心の中で思った。
そうして処方されたロキソニン。
ロキソニンは痛み止めに今までよく使っていた薬だけど、ボルタレンの仲間と聞き、ようやくその恐ろしさを理解した。
いつもは大丈夫だけど、今回はどうかな?
熱がこんなに高い時には飲んだことがない。
先生には、いつも飲んでるならおおよそ大丈夫でしょ。絶対はないけど。でも、カロナール系が効果ないから変えた方がいい。と言われたけど。
結局、母と相談した結果、ロキソニンは使わないでカロナールを続けることに。
髄膜炎になったら、困るんだよ。。。
週末は、自宅で戦ってみようと思ったけど、
今も熱が38度以上ある。
体の痛みや吐気はそんなになくて、昨日に比べると少し楽な気がするのは夜中熟睡したからかな?
でも熱が下がらないんじゃ、仕方がない。
ただでさえない体力も消耗するし、
ステロイドを入れないともう下がらない体になってしまったのか?
ステロイドは、通院では処方出来ないと言われたので、週明けても下がらないようなら。
入院してステロイド治療しか選択肢はないのか。
そうなりそうな気がして、
ただただ怖い。
私の体よ、自分の抗体を、免疫をちゃんと認識しておくれ。
おまえが攻撃しているのは敵じゃないよ。
と言ってやりたい。