リニア問題いつまで続く…川勝後継静岡知事「前任がひどすぎて普通に話すだけで評判上がる」公約即撤回 | kappa1945のブログ

kappa1945のブログ

静岡県在住の変人のブログ

リニア問題いつまで続く…川勝後継静岡知事「前任がひどすぎて普通に話すだけで評判上がる」公約即撤回の暗雲
6/16(日) 9:10配信  みんかぶマガジン
  本文は下に-----長文です

 

 いまだに”川勝平太”で飯食おうっていう連中がいるんだな”小林一哉”そしてこの”小倉健一”

 

 内容??読んでない...ではなぜ載せるか、う~~ん...ひょつとしてこいつらと同じ穴の狢だったのかも、反省反省、でもどこからも金はもらってないよ

 

 これだけは言える「川勝平太は正しかった!!!

 


「リニア中央新幹線」をめぐって新たに就任した静岡県の鈴木康友知事に期待が寄せられている。前任の川勝元知事は県内での着工を認めず、長年工事が始められない状況が続いていたが、鈴木知事は5日にJR東海の丹羽社長との面会で「リニアを推進する必要がある」と前向きな姿勢を見せるなど、着任早々に動き出している。作家で元プレジデント編集長の小倉健一氏が鈴木知事の“人物像”を解説する。
「質疑が噛み合っている」鈴木新知事

 静岡県庁、そして、静岡県記者クラブに、安堵の声が広がっている。

 5月26日に投開票された静岡県知事選挙に勝利した鈴木康友新知事だ。5月29日には県庁に初登庁し、職員を前に「知事選挙は地域性が如実に現れたが、これからは知事として、県全体の政策に責任をもってやっていく」「オール静岡で幸福度日本一の静岡県を目指すため、みなさんと様々な取り組みをしていきたい」と、無難な訓示を述べた。

 前知事の川勝平太氏が失脚し、事実上の追放を受けることとなった職員への訓示、「県庁というのは別のことばで言うとシンクタンクです。毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたりするのとは違って、基本的に皆さんは知性が高い方たちです」という訓示とは、天と地の差と言っていいだろう。

 あまりにひどすぎる前任者と比べて、まずは、県庁職員もホッと一息というところだが、これは記者会見でも同じだ。

 記者会見の実際の映像を観ても明らかだが、記者と知事との質疑が噛み合っている。つまり、記者の質問に対して、まともに答えている点、そして、分からないことについては、知ったかぶることをせずに、「分からない」と回答している点も、筆者は評価したい。こんな政治家、首長としては当たり前のことを、評価をしてしまうことに、いかに前任者がひどかったかが思い知らされている。今回の知事選で敗れた大村慎一候補は、非常に誠実な印象を受けていたのだが、いずれにしても、まずは、訳の分からない暴君・川勝氏を事実上の追放ができたことは喜ばしい限りだろう。

 注目を集めていたリニア中央新幹線の静岡工区の建設許可については、記者から「リニアについて、鈴木氏が知事になられたことで沿線の知事や市長からは早く着工をしてほしいというようなお話がある。川

「政治的決断」というコメントに希望を見た

 勝前知事のときにはゴールポストを動かしているのではないかという指摘もあったが、鈴木知事は着工にGOサインを出すとすれば、どの形で、どのようになればGOサインを出すのか」と問われ、「今出ている課題についてしっかりと解決案が示されて、それに各主体が合意をすることで全体としての懸念が払拭され、特に流域市町の皆様の不安がある程度解消されることが必要かと思う。そうは言っても、最後はどこかで政治的決断も必要かと思う。そこまでは、できるだけ皆様に納得いただけるような努力をしていくということが前提になると思う」

 と回答した。この回答の「政治的決断」という箇所が非常に重要な部分である。鈴木知事が、もし、川勝氏同様に口では「推進」と言いながら、妨害を続ける意思があれば、「政治的決断」という言葉は絶対に出てこないはずである。いつまでもゼロリスクを求めて、存在していない課題の解決を求め時間を稼ぎ続けることを念頭に置いてはいないということだ。しっかり議論を尽くした後に、リニア建設着工に向けた「政治的決断」をきちんとしてくれるものと期待したいところだ。
JR東海の社長や国交省とコミュニケーションを取っていきたい

 他の記者にも、「リニア」について手を替え品を替え尋ねられているが、

「リニアについて、これは基本的にはこれからしっかり職員からレクを受けるが、全容を把握するとともに、選挙期間中からもお話を申し上げてきた通り、県・国・JR東海・流域市町の連携のもとに一つ一つの課題をクリアしていくことが大事であるので、まずはそのような体制作り、そのために各主体とのコミュニケーションを取っていくということで、JR東海の社長や国交省とも早くお会いして、コミュニケーションを取っていきたいと思っている」

「これはまだ、これから職員からレクを受け全体を把握した上で私の頭を整理していかなければならないので、今この時点で具体的にどのような発言をするかは決めていない」

「これについてもまだしっかりとしたレクは受けていないが、私自身は、調査自体はまずはやるべきだと思う」

 と回答。「職員とのレク」がまだだと連呼し、特段目立った回答はなかったが、

川勝が喧嘩を売りまくった隣県知事とも関係良好

「関係する沿線の皆様とコミュニケーションを密にして連携していくことは大事であるので、そこはやっていきたい。幸いなことに、神奈川県の黒岩知事とも、山梨県の長崎知事とも、愛知県の大村知事とも昔から非常に昵懇であるので、良いコミュニケーションは取れる」

 という点、要するに、1日も早いリニア開通を切望する隣接県との関係性を強調している。鈴木知事が山梨県の政策顧問だった点を考えれば、職員レクを踏まえて、どこかの時点でリニア工事はGOサインになるような態度を、現時点ではとっているということになる。

 知事選挙前の過去発言でも、リニアに前向きな姿勢を示し続けている。

「リニアの計画は浜松市にとって有益だ」との考えを述べた。リニアの開業により浜松駅に停車する東海道新幹線の『ひかり』などが増発され、東京や大阪へのアクセスが良くなることに期待しているという」(2020年6月29日、日本経済新聞)
「天竜区の水窪など浜松市北部に住む人は、三遠南信自動車道が開通すれば、リニアの新駅ができる長野県の飯田からリニアに乗った方が浜松の中心部まで来て東海道新幹線に乗るより早く東京に行ける。交通の選択肢が増えることはいいことだ」/「焦点になっている大井川の水問題については、JR東海が持つデータをしっかり示し、流域住民が納得するよう誠意を持って対応すべきだ。その上で、不測の事態が起きたらJR東海が全て無期限で責任をとる契約を結ぶのがいい。もちろんそうした問題は起こってはいけないが、将来を100%見通すことはできない。そこが最後の落としどころではないか」(2020年7月17日、日本経済新聞)
鈴木氏は日本で初めて増税をしないことを誓っていた知事

 これだけの状況証拠があれば、鈴木知事のリニアへの前向きな姿勢を私は信じていいのではないかと思われる。

 鈴木知事は、選挙中に日本財政改革協議会に対して、均衡財政(支出が収入を上回ることのないような県の財政運営)を4年間で実現すること、そして増税をしないことを誓った日本で初めての知事ということにも、私は大きな期待をしている。

 政治家はいい加減なもので、選挙では補助金や減税などバラ色の公約をしておいて、選挙後には国民負担を増やすというのが、常だ。民主主義で多数派を占めるにあたって多少のバラマキは必要であろうが、全体としては「国民負担を増やさないこと」を約束をして、バラマキの財源は国民負担以外から捻出してほしいところだ。これは、自民党も、公明党も、立憲民主党も、維新も公約にきちんと明記すべきだろう。

どんな政治運営になるかは不透明な部分が多い

 こうした先進的な誓約に署名した鈴木知事に、私は期待している。

 さて、あまりの前任者の体たらくのせいで、鈴木知事を褒めてばかりになってしまったが、良くも悪くも鈴木知事は「政治家」のようである。発言を翻すことも厭わず、自分の支持者にはいい顔をするばかりで、実際にどんな政治運営になるかは、不透明な部分が多い。

 就任会見では、選挙戦で披露した県東部地域への医学部誘致構想について「可能性としてはゼロではないと思うが、よくよく状況を調べていくと、これからどんどん人口が減っていく中で、医師自体もマクロとしてはもう間もなく医師が余る。当然、地域的な偏在は残ると思うが、そういう時代に入ってくるので、なかなか新たな医学部の新設はハードルが高いと思っている」と表明、早々に撤回してしまった。

 今後、リニアを巡って、そして県政においてさまざまな問題が起きるが、鈴木知事が「変節の政治家」とならないよう有権者はきちんと見守っていく必要がある。

小倉健一