若手監督らしいみずみずしい尖った作品
キャスト
満島ひかり、遠藤雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松了
監督・脚本:石井裕也
プロデューサー
天野真弓
撮影:
沖村志宏
音楽:
今村左悶、野村知秋
美術:
尾関龍生
編集:
高橋幸一

※下記ネタバレ注意
若手監督らしい作品ではあると思った。
主人公がどこか人生に悲観的で、屈折していて、人生半ば諦めているところなんか、今時の若者とリンクする。
そんな今時の現代っ子な感じが出せるのは若手監督、現代監督ならではなのかとも思う。
ただ、監督が十年後、二十年後にこの作品を見直してみたとき、正直少し恥ずかしくなるんじゃないかな。
それくらい演出やセリフがしつこく、さじ加減が必要だと感じた。
前回の【百万円と苦虫女】でも書いたが、
下手な笑いやへたなサブカル風味だったら出さない方がいい。
そしてストーリーとのさじ加減が必要になってくる。どこで、笑いをもってきて、どこで締めるか。
そこの見極めは重要だとおもう。
話の内容は
(ミヨちゃんかわいそうに・・・)
と一番に思ってしまった。
あっミヨちゃんていうのは主人公の彼氏の連れ子です。
大人に振り回されてそれでも黙って人生を受け入れるミヨちゃんが不憫で可哀想で・・・。
大人がどんなに理不尽か。そして子供はそのなかで順応に対応していかなくてはならない。
そして主人公佐和子についてなんですが、
面白いなと思ったのが、結局は佐和子は最初と最後で言ってること変わんないんですよね。
【私なんてどうせ中の下の女なんだから人生こんなもんでしょうがない】て。
言ってること、思っていることは前も後も対して変わらない。
ただそれにプラスαで
【仕方がない】→ので【頑張るしかない】
に変わっただけという・・・。
すこーしの前進(笑)
でも少しの前進ととれる思考の切り替えが、佐和子を吹っ切らせてくれたんでしょうね。
そして佐和子が事あるごとに言っている【中の下】という言葉。
監督は佐和子という人物を明確にするため、佐和子に何度となくこの言葉をしゃべらせてますけど・・・。
私は終盤、佐和子がおばさま軍団に啖呵を切って発言しとき。
あとにも先にもあのとき一度だけ佐和子に言わせた方が逆にインパクトがあって良かったんじゃないかと思う。
役者陣はあまり知られてない人ばかりで逆に入っていきやすかった。
満島ひかりはまた今度記事に書くと思いますが【悪人】の役とは全く別の人物像を作りあげています。
満島ひかりの作品は数作品しか見てないんですが、
どんな演技がうまい役者さんにも少しはある【役者の癖】や【演技の特徴】なんかがない女優さんですよね。
その役になりきりあるときは映画の顔として、あるときは映画の一部に馴染む脇役として。うまく切り替えができています。
これからが期待の女優さんですね。
でもこの映画で満島ひかりより光ってたのは
なんといっても【岩松了】
主人公佐和子の叔父役を演じてるんですが
私は目が離せなかったです。(笑)
あんなおっちゃんいるなーな感じがつぼにきました(笑)
あのおっちゃんのおかげで楽しめました。
キャスト
満島ひかり、遠藤雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松了
監督・脚本:石井裕也
プロデューサー
作品データ
- 製作国:
- 2009年日本映画
- 配給:
- ユーロスペース
- 上映時間:
- 112分
- オフィシャルサイト
ストーリー
上京して5年目のOL佐和子は、目標
もない自堕落な生活を送っていた。ある日、父親が末期がんのため余命わずかだという知らせが入り、一人娘の佐和子が実家のしじみ工場の跡を継ぐことにな
る。しかし工場は倒産寸前で、労働者の中年女性たちからはいびられる毎日。追い込まれた佐和子は、生まれて初めて自分の人生を見つめ直すことになる。新人
監督の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル」でグランプリを受賞した石井裕也の商業映画デビュー作。主演は「愛のむきだし」の満島ひかり。

※下記ネタバレ注意
若手監督らしい作品ではあると思った。
主人公がどこか人生に悲観的で、屈折していて、人生半ば諦めているところなんか、今時の若者とリンクする。
そんな今時の現代っ子な感じが出せるのは若手監督、現代監督ならではなのかとも思う。
ただ、監督が十年後、二十年後にこの作品を見直してみたとき、正直少し恥ずかしくなるんじゃないかな。
それくらい演出やセリフがしつこく、さじ加減が必要だと感じた。
前回の【百万円と苦虫女】でも書いたが、
下手な笑いやへたなサブカル風味だったら出さない方がいい。
そしてストーリーとのさじ加減が必要になってくる。どこで、笑いをもってきて、どこで締めるか。
そこの見極めは重要だとおもう。
話の内容は
(ミヨちゃんかわいそうに・・・)
と一番に思ってしまった。
あっミヨちゃんていうのは主人公の彼氏の連れ子です。
大人に振り回されてそれでも黙って人生を受け入れるミヨちゃんが不憫で可哀想で・・・。
大人がどんなに理不尽か。そして子供はそのなかで順応に対応していかなくてはならない。
そして主人公佐和子についてなんですが、
面白いなと思ったのが、結局は佐和子は最初と最後で言ってること変わんないんですよね。
【私なんてどうせ中の下の女なんだから人生こんなもんでしょうがない】て。
言ってること、思っていることは前も後も対して変わらない。
ただそれにプラスαで
【仕方がない】→ので【頑張るしかない】
に変わっただけという・・・。
すこーしの前進(笑)
でも少しの前進ととれる思考の切り替えが、佐和子を吹っ切らせてくれたんでしょうね。
そして佐和子が事あるごとに言っている【中の下】という言葉。
監督は佐和子という人物を明確にするため、佐和子に何度となくこの言葉をしゃべらせてますけど・・・。
私は終盤、佐和子がおばさま軍団に啖呵を切って発言しとき。
あとにも先にもあのとき一度だけ佐和子に言わせた方が逆にインパクトがあって良かったんじゃないかと思う。
役者陣はあまり知られてない人ばかりで逆に入っていきやすかった。
満島ひかりはまた今度記事に書くと思いますが【悪人】の役とは全く別の人物像を作りあげています。
満島ひかりの作品は数作品しか見てないんですが、
どんな演技がうまい役者さんにも少しはある【役者の癖】や【演技の特徴】なんかがない女優さんですよね。
その役になりきりあるときは映画の顔として、あるときは映画の一部に馴染む脇役として。うまく切り替えができています。
これからが期待の女優さんですね。
でもこの映画で満島ひかりより光ってたのは
なんといっても【岩松了】
主人公佐和子の叔父役を演じてるんですが
私は目が離せなかったです。(笑)
あんなおっちゃんいるなーな感じがつぼにきました(笑)
あのおっちゃんのおかげで楽しめました。


