北海道の北の果てにサロベツ原野があります。そこは約6000年の時間をかけて形成された、分厚い泥炭からなる広大な湿地帯です。その泥炭は安価で手に入れやすい燃料になります。石炭みたいに危険な坑内に入らなくても採れますからね。1964年から採り初めて2002にやめるまでの期間で、湿原の総面積の16%が破壊されたそうだ。我に返った人々が現状回復に着手してから20年以上経過しました。カッパはんの印象では回復は不可能だろうね。ぶち壊されてリセットされた湿原は乾燥が進み、すでに一部では一面クマザサの原っぱと化しつつありました。

 サロベツ湿原センターに、過去のモニュメントとして展示されている泥炭採掘船。外見はかなり形を保っていますよ。でも近寄ると錆や腐蝕は相当なレベルでした。興味がある方は、形があるうちに行かないとそのうち崩れちゃうね。
 採掘船の傍らに展示されるのは、掘り出した泥炭を巨大な回転ドラムで洗う洗浄機械。カッパはんはこんな打ち捨てられたメカは大好き😍。タミヤから1/35スケールでプラモデル出ないかな😃。
 さて、これは今回の旅の外部電力として購入した発電機です。新品のクセに少しへそ曲がりで、すぐに停止します。機嫌が良ければ快調ですが、機械としてはそれでは困るよね。症状としてはオイルが足りないのか、アラームランプが点灯して止まります。本当にオイルが足りないのなら、それは極めて正常かつ大変にありがたい安全機能なんです。しかしね~、規定通りのオイルを入れたのはカッパはん自身なのよね。ここが家なら4サイクルオイルなんていくらでもあるけどさ、旅の途中では仕方ないよ。というわけで近くのホームセンターDCMニコットさんに、開店と同時に突入しました。
 必要な量はたぶん50cc程度です。入れすぎは禁物!オイルを入れたら試運転しましょう。なんだよ~😣、全然オッケーじゃんか。これはだね、工進さん!説明書に記載されている規定量0.31㍑では足りないって事だよ!何はともあれ問題解決!カッパはんにも笑みがこぼれます。お次はお風呂に行くよ!
 豊富町にある不思議な温泉♨️。ここのお湯はとにかく石油臭いんだよ🔥。かつて油田開発で掘っていたら、わずかな石油とふんだんな温泉が出たそうです。お湯の入り心地はヌルヌルで油臭くて、上がり湯をきちんとしないとさっぱり感が削がれます。でも骨までポカポカになるのは間違いないよ。このあと併設されてるお食事処「味彩」さんでお昼ご飯です☺️。
 ででん!カッパはんのオーダーはエゾシカジンギスカン。野菜と合わせてこのボリュームはありがたい!お値段もありがたくて910円なり~👛。
 嫁さんは濃厚醤油ラーメン、これもありがたいお値段は710円!少しもらって食べたらなまら旨しっ!
 じゃがいもに目がない嫁さんは、サイドメニューにポテトフライを追加。我が家のじゃがいも奉行様の評価は最高!でした。
 ああ!エゾシカの焼けるこのシズル感が少しでも伝われば幸いです☺️。
 そんな豊富町のとある放棄された空き家の庭。その一角に咲かんとするのはルピナスです。カッパはんのフォロワーさんから教えていただいたこの花の別名は「離農花」だそうです。人手を離れた廃屋の庭に、このルピナスが咲き誇るさまから付けられた名前でしょうか?
 さーて今日もサロベツ原野の海岸に降り立ちました。何か素敵な収穫はあるでしょうか?
 びっくりおろろーん!早々と出会ったのはイルカの背骨。欠品無しのきれいに一式揃った状態です。実は昨日も同じように揃った背骨を見つけていました。でもこれは置いて行きますよ。実はすぐ側には頭蓋骨もありました。カッパはんは背骨と合わせて配置して、嫁さんと二人で手を合わせました。
 海のすぐ向こうには利尻島が良く見えます。
 え?こんな所まで鹿部町から流れて来たのかい?大沼湖畔の森に移住しなければ、この鹿部町が何処なのかもわからなかったね。
 本日の結果ですが、カッパはん自身のビーチコーミング史上初めての収穫ゼロ!でした😭。場所を変えてもプラスチックゴミと流木だらけ。残念ですが今日はこれでおしまい!さっさとねぐらを決めて晩ごはんしましょう😃。
 道民のありがたい味方、セイコーマートでほとんど揃えました。お野菜たくさん、ボロネーゼパスタ、このあとでサッポロソフトを三杯ぐらいで締めようかな😆。
 それではこの辺で失礼します。ご訪問ありがとうございました🐬🦌🎄⛺🚙。