脱落したタイヤが女子児童に激突し、その子はいまだに意識不明。いたましい事故ですショボーン。あの車両は運転者の物では無くて、知人の物なんだってね。その知人が足回りに違和感を感じたので、頼まれて代わりに乗って診断しようとした、と。ステアリングを目一杯切って円周を描いたり、停車して目視したり。結局わからぬまま路上に出てしまい、タイヤが脱落し人身事故から逮捕へと。もしも彼らと生活の場や人間関係が同一だったなら、あのジムニーのチェックを頼まれたのはカッパはんだったかもしれないなって思う。そして二つ返事で引き受けていたよ、絶対に。カッパはんの現在の愛車ランクルも、そしてその前の相棒ジムニーも、同じようにリフトアップ車両です。今からお伝えするのは2020年の5月に、まさにカッパはん本人に起きた事案です。


相模原の自宅から府中の東京K馬場へ向かっていました。走行中にタイヤに違和感を感じました。ゴリッゴリッ、ハンドルにまで嫌な手応えが伝わりました。え?なんだよ?そしてすぐさま手応えがゴリリリリッ!に変わった瞬間に車体の左側がガックンと下がりましたびっくり
最初のゴリッゴリッ、でカッパはんは素早く減速しており、さらに路肩に寄せる事が出来ました。そこでゴリリリリッ!からのガックン!です。すぐさま下車して左側を見たカッパはん。立ったまんま幽体離脱しかけましたよ。これは本当にしかけましたからねプンプン
ご覧の通りハブボルトからナットがすべて脱落(そんな馬鹿な)!ホイールの内側がかろうじてハブに引っ掛かってましたよ。よし、これなら自力で復元出来るぞ!絶望の闇に一筋の光が差した思いだったなおねがい。ちなみに当日は朝から雨降り、現場の道路は一方通行でした。対向車が来ないって本当にありがたかったよ爆笑。通行人、そして過ぎ行く車やバイク、すべての他人に「ざまあっニヤリ」って思われてる(?)かどうかはさておき、カッパはんの孤独な奮闘の始まりです。
車載のジャッキでは高さが足りませんえーん。なぜなら実はカッパはんのランクルはホイールを16インチから18インチに変更しています。タイヤの直径は四捨五入したら約90センチになります。足りる訳が無いんだよ。急いであたりから使えそうなレンガを拾って噛ませます。
まずはホイールを外せました。ハブの周辺の損傷がないか調べます。ハブボルトは5本とも全滅だ。少しでもナットのネジが効いてくれたらありがたいんだが。先日のジムニーみたいにハブが地面に激突していたら、こうした作業は出来なかっただろうな。そしてハブへのダメージも深刻だったろうね。さて、ジャッキにレンガを噛ませたおかげで高さが稼げました。5本のボルトにホイールを差し込めたよ。いったんゆっくりと地面におろします。これでちょっと車から離れても安心かな?カッパはんは急いで道路を戻りながらナットを探します。あるあるある!ひとつ、ふたつ、みっつ、さらに戻ってよっつ!最後は路肩の雑草の中にありましたウインク。これを装着すれば少しくらいの移動や、すでに手配したレッカー車への積み込みも出来るぞ。

ナットが脱落するまでにアルミ素材のホイールはこんなにもダメージを負っていました。円形の穴が楕円形だよ、これはもう使えませんえーん。ナットを締めてゆっくり移動する事しか出来ないねショボーン。ほんの数日前にタイヤの交換作業をおこなったショップへは詳細を通告済み。電話で第一報を受けた店長は平謝りだったけどね、この後これがふざけた展開に変わって行くんだよ。すごく、そしていろいろとねムキー。レッカーで搬入された後にためつすがめつ車体を調べた店長のコメントは「これはイタズラじゃないんですか?」そして「ウチではちゃんとやってますから」と来たもんだ。5個あるナットのひとつは盗難防止の物だよ、特殊な工具が必要でしょ?イタズラってなんだよ?ランクルやプラド、ハイラックス等々が何十台も並ぶ相模原は国道16号沿いにある超有名店舗「フレックス嘔吐」の店長様は、カッパはんの問いかけに「・・・」。驚くべきはひとつ五万円のフューエルのホイールも、全額ではなく半額の弁済にしてください、とか言い出す始末だ。ま、結果から言うとすべて「触れックスオート」様にご負担いただきました。そのホイールはアメリカ製で、店長様は必死こいて探したけど国内在庫ゼロ。航空便で取り寄せました。運賃はいくらだったのかな~口笛。まだあるよ。カッパはんが任意保険の特約で借りたレンタカー。「フレック酢オート」様は「当店にお乗り捨てください」って言ってくれたのさ。後日12カ月点検に出した時に、代車を貸してくれる予定だったのに「あの時の保険のレンタカーがまだありますのでお使いくださいませ」と。まだあったの?と思いながら乗り出してすぐに「むむ?」っと気付いたね。レンタカーの絶対的なルールのひとつが満タン返しだよな。カッパはんは満タンにした上で、自分の習慣からオドメーターはゼロにしました。それが200キロ近くまで延びてるじゃんか。すぐさま「フレッ苦スオート」の店長様にご連絡しました。「ああ、すみませんね。ガソリンは満タンにしなくても構いませんから」。どうやら店長様はカッパはんがガソリン代金の件ででケチケチとごねているとお思いらしいです。違うって。この車両は返却するまではカッパはんの名義で路上を走るんだよ。何を勝手に使ってるんだい?問い詰めた結果千葉県まで乗ったと自供しました。やれやれ。まだあるよ。12カ月点検を「フレックス嘔吐」でやった理由は「ブレーキオイルが危険レベルまで減っている」ってそこの整備士が言うから。ブレーキオイルは基本減りません。減ったように見えるのはブレーキパッドが磨耗して、ピストンの押ししろが増えるから。それが危険レベルまで減っている、ってこれはオイル漏れ等々の重症かとカッパはんは考えておまかせしました。数日後に「いろいろあって今後はもう二度と来ねえ!」と思いながら点検の終わったランクルを受け取り、お金を払う前に整備記録簿をみたらさ、パッドの厚みなんて正常値じゃないかよ。カッパはんはしれ~っと「ブレーキオイルはどう?何が原因だったの?」と店員様にお訊ねしました。「え?ブレーキオイル?いたって正常でしたよ」と来たもんだ。すぐさま店長様を詰問します。すみません、申し訳ありません、今回のお代は結構です。だって。そうやって顧客をたぶらかしてまで売上金を得たいのかぇ~?整備士から販売員まで総ぐるみだなチミ達は💢。ホイール脱落の時の作業終了後にもさ、やれシャシーに防錆剤を塗布しませんか?オイル交換はいかがですか?ラジェータの冷却水を交換しませんか?等々うるさかったぜ、ん~?関東エリアで四駆ファンの絶大な信頼を得ている「触れッ苦酢嘔吐」様よ~っ💢。
 すっかり長文になってしまいました。先日のジムニー事故の関連記事に触れ、さらに映像を見たら自分の事案のフラッシュバックが止まらなくてね。あの日ランクルのタイヤがすっ飛んで人身事故になっていたら、カッパはんは今ここ大沼湖畔にいなかったよ、間違いなくね。犯意の皆無な社会人が一瞬にして犯罪者となる交通事故。カッパはんも気を引き締めてハンドルを握ろうと改めて思いました。今回はこの辺で失礼いたします。ご訪問ありがとうございました✨。