私は結婚してから社宅住まいだったが、今回の転勤で、
初めて借り上げのアパートになった。

始めの社宅は都内のいい場所にあり、結婚後も仕事を続けていた。
周りは専業主婦、子供ありの人ばかり。
月に一回の社宅の清掃日には、有給を取ってなるべく出るようにしていた。
そうでもしないと、交流が全く無かったから。
仕事の環境も結婚が決まってから変わる事になったので、公私ともにきつい時もあった。

それから地方に転勤になり、生まれて初めて田舎暮らしをすることになった。
また社宅住まい。仕事もやめることになり、専業主婦になった。
ここの社宅は年の近い人が多く、結構みんな「ウエルカム」って感じだった。
引越してすぐ、立ち話に合い、どこ出身だのなんだの質問攻め。
外出すれば、「さっきどこ行ってたの?いなかったでしょ?」
何をするにもつつぬけ。
誰かの家での、お茶会も欠かせない。お菓子持参で。
招かれるばかりではと、お招きもする。
初めて仕事をしない、子供なしの私には絶えられない事も多々あった。
そんな環境で、不妊治療なんてできない。
婦人科にいくのも、社宅から離れたところに行った。

かかわりを持たざるを得ないのが、きつい時がある。
社宅では、友人ってできないのかなと思う。本音は話せない。
話していても気がつけば、自分のことばかり話させられている。
相手は自分のことは、話してこない。
私の話した事が、専業主婦たちの家庭の会話になっているんだろうなあ。

昔の友人とは離れすぎて、「遠いよお」と言われ。
田舎でひとりで。淋しかったなあ。

社宅を出た今は、かかわりをもつ人がいない淋しさがある。

社宅もよしあしだな。と思うこのごろ。