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カピティのまったりレザークラフト

趣味で始めたレザークラフトの作成過程をまったり更新

サッカーニュース


フランスのホーム、スタッド・ドゥ・フランスで行われた、
日本対フランスの親善試合は、試合終了間際にカウンターから
最後は香川がゴールを決め、日本はフランスに対し、
歴史的勝利を収めた。


フィリップ・トルシエが指揮し、
0-5で敗れたサンドニの悲劇から11年、
日本のレベルが確実に上がった事を証明して見せた。



とは言え、
試合内容はほぼフランス優勢の、
日本は防戦一方といった時間が続いた。


特に前半の序盤はフランスの素早いパス回し、
流動的な動きに翻弄され、日本のよさが全く出ていなかった。


主力選手が怪我で出場出来なかったのも、
多少は影響しているかもしれないが、
力の差は歴然たるものだった。


特にベンゼマにボールが収まると、
一人でシュートまで、持ち込む力とテクニックがあり、
対応した酒井宏樹は手を焼いていた。


ベンゼマだけでなく、フランス全体としての動きも良く、
前半日本は何もさせてもらえずに試合を折り返した。


しいて前半で良かった点を挙げるなら、
あれだけ攻撃を受けたにも関わらず、失点しなかった事くらい。



後半に入りフランスはベンゼマを下げ、
次のスペイン戦に向けて、控え選手を投入してきた。


それでも、試合自体は前半と変わらず、
フランスがゲームを、支配する展開に変わりはない。


しかし、ベンゼマを下げた事で、
明らかにフランスの決定機は減っていた。


日本が防戦一方の中、
後半17分にようやくザックが動いた。


ブンデスリーガで好調の乾を投入、
キャプテン長谷部に変え細貝を投入。


ここから、日本にもチャンスが生まれるシーンが出てきた。


左サイドに入った乾がスピードよく、
ドリブル突破からシュートを放つ。


香川がトップ下に入った事で、
香川、清武、乾らの、中盤での流動性が日本にも出てきた。


フランスもヴァルブエナが、攻撃では脅威を見せていたが、
その背後にスペースが開いた為、前半全く影を潜めていた長友が、
オーバーラップ出来る場面も徐々に増えてきた。


一方、後半23分から途中出場を果たしたリベリーも、
スタジアムから大歓声が挙がるなど、その存在感を見せつけた。


特に、後半29分に酒井宏樹と清武の間を、
ドリブルで突破した動きは圧巻であった。


試合は終盤まで0-0のまま時間が経過し、
後半42分ジルーがペナルティーエリア内右から、
左足で強烈なシュートを打つも、GK川島がファインセーブ。


その後もフランスのコーナーキックが続き、
日本はピンチを迎えるが、コーナーキックを今野が奪取し、
そのままフランス陣内に、大きく開いたスペースを駆け上がる。
今野の判断力、スペースの見つけ方が光ったプレー。


右サイドには、これまたDFの長友が駆け上がっており、
長友の前のスペースへ、今野がスルーパス。


長友はそのボールを間髪入れず折り返すと、
最後はゴール前に詰めていた香川が右脚で合わせ、
フランスから見事ゴールを奪った。


それにしても、綺麗なカウンターだった。


そして、アディショナルタイム2分を経過した所で、
試合終了のホイッスルが鳴り、日本はフランスに対し、
歴史的な勝利を収めた。


この11年で、
厳しい時間を耐え忍んで、
少ない決定機を決められるサッカーに成長した。


次はこれまた強豪のブラジル相手に、
日本がどんな試合を、展開出来るかに期待したい。